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【いつの間にか絶滅危惧種!?? 復活普及希望!!】 品良し! 格調も高し!! タテ目グルマ列伝

掲載 更新 4
【いつの間にか絶滅危惧種!?? 復活普及希望!!】 品良し! 格調も高し!! タテ目グルマ列伝

 2019年1月、衝撃的なマイチェンとなったデリカD:5。なにが衝撃的だったかというと、やはり特異なそのフロントフェイスだろう。

 当編集部内でも「意外にカッコいいじゃん!」という評価もあったが、逆に「最悪でしょ~!」と賛否両論分かれたが、今となっては反対派も「見慣れてくればなかなかいいかも…」と肯定的になってきている(あら不思議)。

【今年は軽の覇権争いが面白い!!! ほか】 日産 トヨタ ホンダほか 2020年のニューモデル戦略が見えてきた!!!

 確かに同系の上のeKクロスを見れば、軽とは思えない迫力だし、海外のモデルには見られないデザインで、なかなかカッコよろしい。

 デザインのポイントは、タテ長のヘッドライトを採用したこと、そしてポジションランプをヘッドライトの上に持ってきたこと。

デリカD:5のダイナミックシールドを採用したeKクロス。軽自動車とは思えない迫力

 さて、このタテ型ヘッドライト、クルマのデザインの流れから見るとひさびさの登場となる。最近はトヨタのキーンルックに代表されるようにヘッドライトは横長のつり目が圧倒的に多かったが、そんななかにあってタテ型ヘッドライトは新鮮。

 もしかすると今後のデザインに新風を吹き込む可能性が大だ。考えてみればタテ型ヘッドライトはずっと昔からあった。それが最近の流れで埋没していたが、今後は盛り返しなるかもしれない。

 そこでこの企画ではタテ目ヘッドライトを考察、過去のモデルを紹介しつつ、そのカッコよさを再確認してみたい。

●【画像ギャラリー】カブリオレ、ピックアップトラックから軽トラまで!? 「タテ目デザイン」の系譜をギャラリーでチェック!!

※本稿は2019年12月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年1月26日号

■メルセデスベンツ 300SL(1957年)

 ハイソサエティなクルマはやっぱりタテ目が似合う。こちらオープン2シーターモデル。

■日産セドリック(1960年)

 初代モデルはご覧のようにタテ目だったが、2年後にはヨコ目になってしまう。残念!

■アルファロメオ2600スパイダー(1962年)

 2+2のオープンボディを持つ。エンジンは2.6Lの直6。フォグランプとのコンビか?

■メルセデスベンツ600プルマン(1964年)

 プルマンは当時のVIP専用車。格式を重んじる故にヘッドライトはタテ目だ。

■ポンティアックボンネビル(1966年)

 超横長のフロントグリルとタテ目のコンビネーション。シャープな印象でありますネ。

■フォードフェアレーン(1966年)

 ハイソサエティな家族のワゴンは、やっぱタテ目です。サイドのウッドパネルもステキ!

■キャデラック(1966年)

 1966年モデルのキャディ。オープンボディのほか、2ドアクーペ、4ドアクーペがあった。

■マーキュリーコメット(1966年)

 マーキュリーのミドルサイズクーペ。1966年前後はタテ目のオンパレードだった。

■フォードギャラクシー(1967年)

 ライバルに対抗するためフォードも3代目ギャラクシーにタテ目モデルを投入。

■ポンティアックGTO(1967年)

 GMのマッスルカーの一台。最大排気量は6.4L。GTOの名はフェラーリからのインスピレーション。

■日産グロリア(1967年)

 GTOそっくりに見えるが、こちら日産の3代目グロリア。タテグロの愛称を持つ。

■メルセデスベンツ250c(1967年)

 このあと、メルセデスは1975年頃までタテ目を継続した。その後、ヨコ目に以降していく。

■プリムスフューリー(1968年)

 今はなきスッキリしたピラーレスの4ドアクーペにはタテ目が似合うのであります。

■キャデラック(1968年)

 キャデラックといえばアメ車の中での高級車。1968年型もタテ目を採用していた。

■ホンダアクティTN-V(1972年)

 惜しくも2021年で生産終了となるアクティ。かつてはステキなタテ目モデルもあった。

■シボレーエルカミーノ(1976年)

 スタイリッシュなピックアップとして今でも高い人気を誇るエルカミーノ。このクルマもタテ目でした!

■マツダルーチェ(1977年)

 ルーチェはかつてマツダが生産していた高級セダン。その3代目はタテ目を採用していた。

■トヨタハイエース(1982年)

 3代目となるハイエースの初期型はタテ目を採用していた。当時はこの四角ランプが大人気。

■シボレーブレーザー(1985年)

 シボレーを代表するクロカンモデル。高い位置のタテ目が迫力満点だ。

■三菱ディンゴ(1999年)

 発表されたときは「こりゃなんだ~!」と話題となったタテ目。その後マイチェンで普通の顔になる。

■シボレーアストロ(1999年)

 当時人気のミニバンとしてGMが送り出したモデル。1995年登場の2代目はタテ目になった。

■いすゞロデオ(2011年)

 かつていすゞが海外向けに生産していたモデル。こちらもタテ目でスッキリまとめてます。

■アメリカ合衆国ビースト(2018年)

 トランプ大統領と2019年、日本にやってきたことでも知られるビースト。GM製のこちらもタテ目だ。

■キャデラックエスカレード(2019年)

 アメリカン高級SUVはタテ目。上のビーストはエスカレードのライトを流用か?

■キャデラックXT5(2019年)

 日本でも発売されているクロスオーバーモデル。変則的ではありますが、これもタテ目。

【番外コラム】迷ったら45度になりました

 ヘッドライトはタテがいいのか、あるいはヨコがいいのか。これは昔からデザイナーを悩ませた課題だったかもしれない。過去に、なんとも中途半端なクルマがあった。それが1962年のスカイラインスポーツ。ミケロッティも迷ったのかな?

1960年本場イタリアのトリノ国際自動車ショーでデビューしたジョヴァンニ・ミケロッティのスタイリングによるモデル。ミケロッティがタテにしようかヨコにしようか迷ったので、ヘッドライトがこんな中途半端な角度になってしまったのかも?

●【画像ギャラリー】カブリオレ、ピックアップトラックから軽トラまで!? 「タテ目デザイン」の系譜をギャラリーでチェック!!

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みんなのコメント

4件
  • やめたほうがいい
  • いすゞベレル、ホンダTN-7、いすゞエルフマイパック、日産ジュニア・・・最近見ないクルマばかりだけどね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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