この記事をまとめると
■メーターが表示する内容は時代とともに変化している
エンジンの暖機完了の合図ではない! 青く光る水温警告灯が消える温度と正しい暖気運転とは
■グラフィックメーターになった新型ランクルには懐かしの電圧計と油圧計が表示されている
■「生きて帰る」というランクルのコンセプトの実現をアシストする重要計器
クルマが進化して表示方法は変わってもメーターはなくならない
メーターでは、グラフィックメーターも増えているが、いずれにしても車両などの情報を可視化してドライバーに伝えるという機能というか、装備がなくなることはないだろう。おそらく、自動運転の時代になっても、緊急対応のためになにかしらメーター的なものは装備されるはずだ。
ただ、メーターが表示する内容は時代とともに変化してきていて、たとえば最近話題に上るのが水温計で、警告灯に置き換わっている。さらにその昔はクルマ自体の性能がよくなかったことから、さまざまなメーターが装着されて、車両の状態をウォッチしていた。スポーツカーはとくにそうで、7連メーターなど、ズラリとインパネ上に並んでいたのは精悍ですらあった。この点では雰囲気作りにも威力を発揮する装備と言っていい。
いずれにしても、表示項目自体は少なくなっているのは確実な流れなのだが、新型ランドクルーザー、つまり300系に乗ったら懐かしいふたつのメーターに出会った。しかも真ん中あたりに付いていて、なかなかの好位置となっているだけでなく、しかもグラフィックメーターだ。
懐かしいのに、最新のメーター形式というのも面白いところ。ただし、どちらも最近はほぼ付いていないものだけに、一般のドライバーは意味がわかっているのか勝手に心配になってしまった。
真ん中にあるモニターの右側にあるのが、バッテリーのマークで、目盛りには19Vなどとある。これは電圧計で、発電の状態を示すもの。バッテリーのアイコンとはいえ、表しているのは発電機が正常に発電しているかだ。
ただ気になるのは、クルマの電気系は12Vというのはクルマ好きなら知っているが、表示はそれよりも高めということ。実際はバッテリー部分の電圧は14V弱ぐらいが正常で、理由は高めでないとバッテリーに充電されないから。12Vのバッテリーに12Vの電圧で充電しても入っていかないので、少し高めになっているのだ。電気は水の流れに例えられることがあるが、圧が同じでは流し込むことができないのと同じだ。
ランクルの「生きて帰る」をアシストする電圧計と油圧計
そして、反対の左側に付いているのが油圧計だ。これはエンジンの中をオイルが、どれくらいの圧力で循環しているかというのを示している。
オイルポンプはエンジンの力で回っているので、回転が上がれば圧力も上がるし、下がれば下がる。じつは圧力からさまざまなことがわかる。そもそもなぜ圧力がかかっているのかというと、オイルの経路は細かいから。パーツのすき間から出て滲み出てくる感じで、ザーザーと流れ出るのではない。それゆえ、循環にはある程度の圧力がかかる。
オイル循環の圧力からは色々なことがわかって、まずはオイルの漏れ。クロカンなので、悪路で下まわりを打って、オイルが漏ることを想定しているのだろう。大量に漏れればオイルが吸い上げられなくなるので、メーターの表示はゼロに近くなる。
そのほかでは、オイルは劣化するとサラサラになるので、すき間を通りやすくなり、そうすると油圧は下がってしまう。また熱ダレで、粘度が落ちてしまったときも同様だ。そしてエンジンの消耗具合も予想できる。摩耗すると各部のすき間が拡大して、オイルが通りやすくなる。そうなると当然、油圧は低くなってしまう。整備解説書には規定の圧力が明記されているほどで、いずれにしても普段から数値を気にしていると、シビアなトラブルを未然に防げるというわけだ。
どちらのメーターも世界中の悪路を走破して鍛えられたランクルだからこそ、今でも装備している物といっていい。
どんな道でも行って無事に帰ってくるのがランクルの使命と言われるが、その点をアシストするために、一見すると昔懐かしいようなメーターを今でも装備しているわけだ。
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