アウディ、TT RSなど3モデルを初披露

アウディは25日に開幕した北京オートショーで新型「TT RSクーペ／カブリオレ」「A4 L」「アウディコネクテッド モビリティコンセプト」の3台を披露した。

TT RSクーペ／カブリオレは、TTシリーズの頂点に位置づけられる高性能クーペ&オープン。出力アップした新設計の直列5気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力は従来モデルの60hp増となる400hp、最大トルクは480Nmを発生し、歴代TTシリーズで最強の性能を誇る。

駆動方式はAWD（全輪駆動）で、0-100km/hをクーペは3.7秒、カブリオレは3.9秒で加速する実力を秘める。RS専用エキゾーストシステムから発せられるサウンドも、他のTTシリーズと異なるとのこと。内外装もグレードアップされ、専用のバンパーや固定式リアウイング、OLEDリアコンビネーションランプを備える。

A4 Lはアウディが中国市場向けに開発・生産するモデル。A4セダンをベースにホイールベースを延長したロングボディを持つ。なおA4 Lは従来モデルにも設定されていた。新型は全長4.81m、ホイールベース2.91mで、従来モデルよりホイールベースは約40mm拡大されている。また軽量設計により車重は従来モデルに比べて最大で110kg軽いという。空力性能の目安となるCd値は0.23という優れた数値を実現している。

エンジンは、190hp仕様と252hp仕様の出力の異なる2種類の2リッター直列4気筒直噴ターボ2.0TFSIが搭載され、駆動方式はFFと4WDが選べる。

アウディコネクテッド モビリティコンセプトは、コンパクトSUVの「Q3」をベースとするコンセプトカー。道路渋滞や通行規制など通行の妨げとなるものが多い大都市において、新たなモビリティを提案する。

最大の特徴は、長さ約1mの電動スケートボード（マルチファンクション ロングボード）をリアバンパー内に搭載すること。これで都市部の移動を快適に楽しめ、収納中に自動で充電する機能も備える。なおスケートボードはカーボンやアルミニウムといった軽量な素材で作られており、最高速度は30km、最大移動距離は12km/hとのこと。