■第2次ビックスクーターブーム到来か!?
最近また注目を集め出している250ccスクーター。7月20日に新型「フォルツァ」が発売されましたが、じつはそれより先にビックスクータークラスの人気を呼び戻したのが、ヤマハ「XMAX(エックスマックス)」です。キリッとした顔で誰の目にも「最新」とわかるスタイル。その走りはいったいどんなものでしょう。今回乗ってみることにしました。
発売されたのは今年の1月で、そのフォルムは新しさに満ちあふれています。吊り目顔のフロントカウルがシャッキっと立っていて、ライダーも背筋を伸ばしてスポーティに乗る格好です。ビッグスクーターブームだった頃の曲線基調としたロー&ロングスタイルとは違うもので、「フォルツァ」がライバル視して新型へとスイッチしていったのもうなずける新時代のスタイルといえるでしょう。
ひとつ気になるのはシート高です。「マジェスティ」は700mmとかなり低く、乗り手の体格を選びませんでしたが、「XMAX」は795mmと足着き性は決して良いと言えません。ただし、身長175cmの筆者は不満を感じませんでした。両足カカトまでベッタリ地面に届きませんが、重量車ではありませんからこれでいいと思います。
ちなみにライバルの「フォルツァ」もシート高は780mmですから、ニュースタイルの250ccスクーターは、両足ベタベタという前時代的なビッグスクーターのスタイルとは決別しているのです。
乗り味はスポーティです。「マジェスティ」は座面や足もとがもっと広く、シートの上でくつろぐようにして乗ることもできましたが、「XMAX」は姿勢を正して積極的にマシンをコントロールしようという気になります。
窮屈さはなく、サイズ感は大きく迫力を感じる印象です。「マジェスティ」では1550mmあったホイールベースは1540mmに短縮され、より俊敏に車体が乗り手の操作に反応してくれ、エキサイティングな走りが楽しめます。
フロント15、リア14インチの大径ホイールと、インナーチューブ径33mmの正立フォークとコンベンショナルなリアサスペンションが軽快でニュートラルなハンドリングを生み、乗り手を退屈させません。車線変更もクイックですし、コーナーでは狙ったラインを外さない旋回性の高さが楽しめます。
車体重量は179kgで、マジェスティに比べ9kgも軽くなっていることから、この身のこなしの軽さも納得です。強度と剛性バランスを徹底追求した新設計フレームが、スポーティで快適な走りをもたらしているのです。
■プレミアム路線でスポーティに走る
TCS(トラクション・コントロール・システム)を採用しているのも大きな特徴と言えます。発進や加速時、特に路面が濡れているときなどにアクセルをガバッと大きく開けると、リヤタイヤが空転してしまうことがありますが、スリップの兆候を検知するとエンジンの点火時期や燃料噴射量を統合的に制御し、滑らかな発進を支援してくれるからありがたいかぎり。いつでも、どんなときも、スマートに車体をダッシュさせることができます。
軽2輪クラスとあって高速道路にも乗れますが、ただ走れるだけでなく快適にクルージングが楽しめるのも「XMAX」の大きな魅力といえるでしょう。空力特性を追求したウインドスクリーンが走行風の直撃を防ぎ、高速巡航性をもっと高めたいならシールドステーの取り付けボルトの位置を変えることで約50mm情報へ移動が可能。よりライダーの疲労度を低減させます。
4バルブエンジンも力強く、言うまでもありませんが弟分の『NMAX155』や『マジェスティS』(排気量155cc)とは別次元のパワーとスロットルレスポンスを持っています。
随所に感じる質感の高さも、大人のライダーを満足させるでしょう。スマートキーシステムの採用をはじめ、容量約45リットルと広いシート下のトランクには滑らかに開閉できるようダンパーが備わりますし、夜間に便利なLED照明もあります。
フロントトランクは左右に設置され、ロック機能付きの左側にはスマートフォンなどの充電に便利な12V DCジャックもあり便利です。周辺の内装には職人手作りの成形型によるテクスチャーラインが施され、誰の目にも高級感があるのは明らかです。
クオリティの高さを感じるエクステリアやインテリア、そして走りに重きを置いたフィーリングは欧州でロングセラーとなっているTMAX530シリーズを彷彿させるもので、ついにヤマハは“オートマチックスポーツ”と謳う兄貴分の持ち味を250ccにも持ち込んできたのだと思います。
もはや街乗りをメインに使うだけなら経済性に優れる原2スクーターに分がありますし、都市高速を使うにしてもヤマハには「NMAX155」や「マジェスティS」、「トリシティ155」といった顔ぶれもいますから、250ccスクーターが存在していくには付加価値のあるプレミアム路線で勝負するしかない状況です。
付加価値のあるプレミアム路線とは一体なんでしょう? ヤマハの場合は、まずなんといってもスポーティさです。「XMAX」はそこで勝負に出ていて、その秀逸さは好調なセールスからも物語っています。
「XMAX ABS」の価格は、64万2600円(消費税込)です。
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