■黒で統一された特別仕様車は「日本導入」にも期待大!
三菱自動車工業(以下、三菱)のタイ法人は2024年7月19日、「トライトン」の特別仕様車「ブラックエディション」を発売しました。
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トライトンは、2023年7月にタイから販売が始まった最大積載量1トン級のピックアップで、日本では2024年2月に発売されました。
同車は、三菱が1978年から86年に生産販売していた1トンピックアップトラック「フォルテ」、1986年から97年に生産販売された同「ストラーダ」が先祖にあたります。
このフォルテをルーツとする三菱の1トンピックアップトラックは、1978年から現在までに約570万台を生産し、世界約150カ国におよぶ実績のある世界戦略車となっています。
そして現行型トライトンの全長は5mを超え(5360ないし5320mm)、全長は1930ないし1865mm、全高は約1.8mと国産普通自動車では最大級の大きさとなっています。
このサイズでは日本の道路事情ではいささか厳しいところもありますが、発売の前年2023年12月から始まった先行注文では約1300台を受注するという人気ぶりです。
そんなトライトン、生産国タイでは「ブラックエディション」と名付けられた特別仕様車が2024年7月19日に発表されました。
車両価格は102万7000タイバーツ(約438万円)です。
海外市場モデルの特別仕様車の発表が国内でも注目されることは滅多にありません。
しかし、トライトン“ブラックエディション”はそのカッコよさから注目が集まり「日本でも発売して欲しい」といった主旨の声がSNS上で散見される事態にまで発展しました。
同車は「グラファイトグレー」と「ホワイトダイヤモンド」の2色のボディカラーをラインナップし、フロントグリル・ドアミラー・ドアハンドル・テールゲートハンドル・18インチアルミホイールをすべてブラックで統一。
アクセントとしてリアバンパーとサイドステップにスモークチタンをあしらい、ボディサイド後方部に「BLACK Edition」のステッカーで装飾されるという仕様になっています。
その精悍でワイルドなスタイルが人気を集めているわけですが、日本仕様では上級グレードの「GSR」で「ジェットブラックマイカ」を選べば、ブラックエディションに近い装備になりますが、フロントロアバンパーなど一部にシルバー加飾が残ってしまいます。
ブラックエディションの仕様は日本の法規制上に引っかかるところがなさそうですので、日本市場での発売にも期待したいところです。
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