5月3日、静岡県の富士スピードウェイで行われたスーパーGT第2戦富士の公式予選。GT300クラスでは、今季からデビューした嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生組apr LC500h GTが、2戦目にして嬉しさもありつつ、ちょっぴり悔しいフロントロウの2番手を獲得した。
今季、GT300では唯一の新造車となるapr LC500h GT。2022年までプリウスPHVで悔しいシーズンを送ってきたaprが、車両ディメンションの面での不利を解消すべく新たなハイブリッド搭載のベース車両を採用。今季からデビューしたのが重量配分の大幅な改善を果たしたapr LC500h GTだ。
名手オリベイラがGT300初ポール。2戦目のLC500が0.062秒差の2番手に続く【第2戦GT300予選レポート】
ウエットとなった第1戦岡山では、ワイパーがうまく作動しなかったりなどトラブルもあったが、迎えた第2戦富士では、シーズン当初の予定どおり第3ドライバーにフォーミュラや海外でさまざまな経験を積んできた根本を起用。ドライで行われた予選では、チームを支えてきた嵯峨ではなく、いきなり根本がQ1のアタッカーに指名された。
「僕もビックリしました」というのは根本。しかし「でもテストの段階でもユーズドでしっかり走らせてもらったので、クルマの理解も進んではいました。大黒柱の一斗がしっかりクルマを作ってくれて、嵯峨さんの知見もあって、チームがしっかり土台を作ってくれていたので、『Q1にいけ』と言われたときも『分かりました』とすぐ応えました」という。
「もちろん初めてのアタックでしたが、一斗がQ2にいければ良い順位にいけるというのが分かっていたので、『責任は重いな』とは思っていましたが、ほどよい緊張感でアタックができました」
根本は多くの経験があるものの、今回がスーパーGTデビュー戦。近年はQ1を突破するのも至難の業だが、そんななかで1分35秒950というタイムを記録し、7番手でQ2進出を果たしてみせた。「今まで僕が履いてきたタイヤと違い、一発のタイムを出すために“育て”ないといけないのがこのシリーズ独特のものだと思います。その経験がなかったので、本来のグリップがもっと上にあったのは僕自身感じています」と根本は振り返った。
「ただ、ミスなく通過できましたし、結果的にQ2で2番手につけられたのは良かったです。信頼してもらってQ1のアタッカーに据えてくれたのは嬉しかったですね」
その根本の奮闘が、Q2での小高のアタックに繋がった。スーパーフォーミュラでも速さをみせつつある小高は、1分35秒176をマーク。2番手につけた。ただ、新車でのフロントロウに喜び爆発……かと思いきや、少し苦笑いだった。
小高は2020年にADVICS muta MC86で二度のポールポジションを獲得したことがあるが、スーパーGTでは記者会見があるのはポールポジションのみ。「2番手だとこんなにあっけないのかと(笑)。まわりは祝福してくれているのですが、ポールポジションと2番手だと差が大きいですね」という。
「時が経てば経つほどメンタルに来ますし、あと0.06秒速ければ、チームのみんなにあの思いをさせてあげられたのにな……と責任を感じています(苦笑)」
「クルマもタイヤもすごく良いですし、この富士でいちばんテストをしてきていたので、ベースがあります。公式練習ではいろいろセットアップをいじっていたら、嵯峨さんと根本くんが走る時間が少なくなってしまって。でもそのなかで、ニュータイヤを初めて履く根本くんがQ1を突破してくれて、Q2で結果的に2番手だったので、チームとしては良い結果だったのではないでしょうか。僕個人としては超悔しいですが(笑)」
今回のapr LC500h GTの2番手は、ソフトタイヤを使用していたことも要因のひとつとしてはあるようだが、それにしてもチームを勢いづける結果なのは間違いない。予選を見守った嵯峨は、ふたりの笑顔を前に「あんたたちはプリウスPHVの苦労を知らないからいいよ(笑)」と言いながらも、嬉しそうな表情をみせていた。
決勝に向けては、他チーム同様未知数なところは多い。小高は「決勝はちゃんとしたロングランをドライでやっていないので分かりませんが、希望は高く。自信はあります」という。また根本は「決勝は荒れる可能性もあると思いますし、優勝、表彰台も狙いたいですけど、第1戦で取りこぼしてしまっているので、しっかりと着実にレースをして、そのときにどこにいるかというところですね」とポイント獲得を目指したいと語った。
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