現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スズキ ワゴンRが国内累計販売台数500万台を突破!

ここから本文です

スズキ ワゴンRが国内累計販売台数500万台を突破!

掲載 4
スズキ ワゴンRが国内累計販売台数500万台を突破!

2023年12月7日、スズキはワゴンRの累計国内販売台数が500万台を突破したと発表しました。1993年9月の初代発売以来、30年3カ月目で達成しました。スズキのクルマ(4輪車)で、国内累計販売500万台を達成したモデルはワゴンRのほかにはアルトがあります。こちらは37年8カ月目で達成しています。そんなワゴンRを振り返ってみましょう。

軽ワゴンのパイオニア、初代ワゴンR(1993年9月発売)
初代ワゴンRは1993年9月に発売されました。開発コンセプトは「乗る人を最優先し、快適で使い勝手のよいパッケージングを追求」でした。セダンタイプ(ハッチバック)が中心だった軽自動車に、新しく“軽ワゴン”というジャンルを切り拓きました。また、1993年12月には'93-'94 RJCニューカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

スタイリッシュな外観の2代目ワゴンR(1998年10月発売)
1998年10月には、2代目ワゴンRが登場します。初代を踏襲しつつも、やや丸みを帯びたボディスタイルとなりました。また、4ドア(フロント2枚、リア1枚、リアハッチ)だけでなく、初代ではモデルライフ中盤に追加された5ドア(フロント2枚、リア2枚、リアハッチ)も最初から設定されていました。また2WD車の一部グレードには、当時としてはまだ珍しかったCVTを採用していました。ちなみにこの2代目の販売中にワゴンRは国内累計販売台数100万台を達成ました。

メカニズム面に注目点が多い3代目ワゴンR(2003年9月)
2003年9月、3代目へとスイッチします。こちらのボディは2台目よりもやや角ばったスタイルに変更されました。プラットフォームは新規のものに変更されたほか、フロントサスペンションはスバルとの共同開発されたものを採用し、直噴ターボエンジンを軽自動車としては初めて搭載するなど、メカニカルな面において注目点が多いモデルでした。またその後のワゴンRにおいて人気グレードとなる「スティングレー」が設定されたのもこの3代目でした。なお、この3代目の販売中だった2003年12月は国内累計販売台数200万台を、2008年6月には国内累計販売台数300万台を達成しています。

乗り心地、使い勝手ともに進化した4代目ワゴンR(2008年9月)
2008年9月、4代目ワゴンRが登場します。この世代では目に見えてエクステリアデザインが変わりました。とくにヘッドライトを中心にフロントマスクはスタイリッシュなデザインに変更されました。インテリアでは、3代目までのシフトレバーはコラムシフトだったのに対して、4代目ではインパネシフトを採用した点が大きな変更点です。走行関連では、14インチタイヤを採用して乗り心地と走行性能を高めたほか、CVT車には電子制御スロットルを採用していました。2008年11月には2009年次RJCカーオブザイヤーを受賞しています。

省燃費性能が大幅にアップした5代目ワゴンR(2012年9月)
2012年9月 、5代目ワゴンRが登場します。この世代では今ではすっかりおなじみになったスズキの省燃費技術「エネチャージ」や「エコクール」が採用されました。さらに内外装、パワートレーンをなど車両全体の軽量化に取り組み、最大で約70kgの軽量化を実現しています。これらにより、NA(自然吸気)エンジンの2WD車は28.8km/Lという当時の軽ワゴンではトップの省燃費性能を誇っていました。ちなみにターボエンジン車(2WD)でも26.8km/Lという優れた燃費でした。なお、2013年9月には国内累計販売台数400万台を達成しました。

運転支援システムなどが充実した6代目ワゴンR(2017年2月)
2017年2月 、現行型である6代目ワゴンRが発売されました。この世代からは標準車、カスタム、スティングレーとグレードによって明確に異なるフロントマスクが採用されました。プラットフォームは軽量化と高剛性化を両立した「HEARTECT(ハーテクト)」に変更されたほか、部品単位での軽量化により5代目よりも約20kgもの軽量化が図られてました。さらに単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを併用したデュアルセンサーブレーキサポートやヘッドアップディスプレイ(軽自動車では初採用)を採用するなど、あらゆる部分で大幅に近代化されました。また、2019年12月にはNAエンジンが新開発のR06D型に、CVTも新開発のものに換装されています。

いまや日本だけでなく海外でも愛されるワゴンR
このように、ワゴンRは着実に進化を続けることでユーザーの支持を得て、今回の国内累計販売台数500万台を達成しました。そして、ワゴンRはハスラーやワゴンRスマイルといった派生車種のいわば”元ネタ”であります。さらにまたワゴンRのパッケージングやコンセプトはインドをはじめとした海外でも高く支持されています。こういったことを考えると、今後もワゴンRは重要な車種であり続けると同時に、今後も人々に愛され続けることでしょう。

ワゴンRの歴史と国内累計販売台数
1993年9月  初代ワゴンR発売
1993年12月 '93-'94 RJCニューカー・オブ・ザ・イヤー受賞
1998年10月  2代目ワゴンR発売
1999年3月  国内累計販売台数100万台達成
2003年9月  3代目ワゴンR発売
2003年12月  国内累計販売台数200万台達成
2008年6月  国内累計販売台数300万台達成
2008年9月  4代目ワゴンR発売
2008年11月  2009年次 RJCカーオブザイヤー受賞
2012年9月  5代目ワゴンR発売
2013年9月  国内累計販売台数400万台達成
2017年2月  6代目ワゴンR発売
2023年11月 国内累計販売台数500万台達成

[ アルバム : スズキ ワゴンR累計500万台 はオリジナルサイトでご覧ください ]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

フィアット『グランデパンダ』、ステランティスのセルビア工場で生産開始
フィアット『グランデパンダ』、ステランティスのセルビア工場で生産開始
レスポンス
首都高中央環状線で「トンネル火災」北行きで通行止め続く 大井JCT~熊野町JCTで広い範囲
首都高中央環状線で「トンネル火災」北行きで通行止め続く 大井JCT~熊野町JCTで広い範囲
くるまのニュース
バイクニュース今週のダイジェスト(7/22~26)
バイクニュース今週のダイジェスト(7/22~26)
バイクブロス
踏み間違い防止装置があるから安心ではない! 覚えておきたい機能の特徴
踏み間違い防止装置があるから安心ではない! 覚えておきたい機能の特徴
LE VOLANT CARSMEET WEB
セゾン自動車火災保険、迅速に保険金支払いへ…クラウド版「ClaimCenter」日本初導入
セゾン自動車火災保険、迅速に保険金支払いへ…クラウド版「ClaimCenter」日本初導入
レスポンス
ホンダ、中国で失速生産能力3割減、日産は北米不振で営業益99%減[新聞ウォッチ]
ホンダ、中国で失速生産能力3割減、日産は北米不振で営業益99%減[新聞ウォッチ]
レスポンス
いつでもオシャレをしていたい! 教習所はカラコンOKなの?
いつでもオシャレをしていたい! 教習所はカラコンOKなの?
バイクのニュース
なぜ「軽で白ナンバー」付けられた? 100万台装着のオリンピックナンバーの現状は? 9割が軽も「万博ナンバー」では変化あり?
なぜ「軽で白ナンバー」付けられた? 100万台装着のオリンピックナンバーの現状は? 9割が軽も「万博ナンバー」では変化あり?
くるまのニュース
【新車価格情報】輸入車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年7月20日時点
【新車価格情報】輸入車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年7月20日時点
カー・アンド・ドライバー
レクサスIS 後継は『HZ』!? 1020hpのトリプルモーターBEVセダン登場へ!
レクサスIS 後継は『HZ』!? 1020hpのトリプルモーターBEVセダン登場へ!
レスポンス
「グランツーリスモ7」大幅アップデートでクルマがよりリアルで躍動感ある動きに! ミシュランタイヤも忠実に再現!
「グランツーリスモ7」大幅アップデートでクルマがよりリアルで躍動感ある動きに! ミシュランタイヤも忠実に再現!
くるまのニュース
スズキが新型「スペーシアギア」初公開! 丸目ライト×縦グリルの“ジムニー顔”で登場! アウトドア仕様の内装がスゴい!
スズキが新型「スペーシアギア」初公開! 丸目ライト×縦グリルの“ジムニー顔”で登場! アウトドア仕様の内装がスゴい!
くるまのニュース
コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024
コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024
レスポンス
BMWジャパン、EVステーションワゴン「i5ツーリング」を披露 小澤征悦さんがオリジナル曲を演奏
BMWジャパン、EVステーションワゴン「i5ツーリング」を披露 小澤征悦さんがオリジナル曲を演奏
日刊自動車新聞
911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?
911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?
AutoBild Japan
名古屋~高崎が最短ルートに!? 長野の“山岳地帯”つらぬく新高速道路「上田諏訪連絡道路」のすごさとは 「地味に遠回り」解消図る超短絡路
名古屋~高崎が最短ルートに!? 長野の“山岳地帯”つらぬく新高速道路「上田諏訪連絡道路」のすごさとは 「地味に遠回り」解消図る超短絡路
くるまのニュース
小学生からEV技術者育成へ、日産が英国に世界的な訓練施設を建設
小学生からEV技術者育成へ、日産が英国に世界的な訓練施設を建設
レスポンス
「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が青島文化教材社から1/12スケールのプラモデルで2024年11月発売予定!
「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が青島文化教材社から1/12スケールのプラモデルで2024年11月発売予定!
モーサイ

みんなのコメント

4件
  • mn5********
    軽の主戦場がスペーシア・タント・Nボのスライドドアになって同じヒンジドアのハスラーも選べる今ワゴンRはやや地味な存在だけどシンプルな分安くてありがたいのです 病院や近所の買い物に必要だけどクルマにかかる費用は抑えたいって人にはアルトとともにいいんじゃないでしょうか
  • umi********
    せっかく初代ワゴンRをモチーフに現行型がデザインされたのに、良い所が全く生かされてない。次期型はぜひ初代の雰囲気をバッチリ蘇らせて欲しい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

129.5158.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.1300.0万円

中古車を検索
ワゴンRの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

129.5158.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.1300.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村