キャデラック XT4は全長約4.6m、同ブランドでもっともコンパクトなSUVが日本で発売される

2021年1月15日、ゼネラルモーターズ・ジャパン（GMジャパン）は、キャデラック初となるコンパクトSUV「XT4」を発表。1月16日に販売が開始され、デリバリ―開始は2月を予定している。

XT4の登場でキャデラックのSUVラインアップが完成
フラッグシップのエスカレード、アッパーミドルクラスのXT6、ミドルクラスのXT5に加え、キャデラックのSUVファミリー初となるコンパクトクラスのXT4が日本デビューを飾った。グレードはプレミアム、スポーツ、プラチナムの3種類。これにより、キャデラックのSUVラインナップが完成したことになる。

若手デザイナーが手がけたシャープで彫りの深いボディラインがスポーティさを醸し出すXT4。フロントライトにロービームとハイビーム、デイタイムランニングライト用の先進のLED式ライトブレードを装備し、リアのLEDテールランプとともに、そのキャデラック独自のL字型の造形により、ワイドなボディ感をアピールしている。

インテリアデザインは、エクステリアと同様にスポーティさを演出。そして、キャデラックブランドならではの高級感も併せ持つ。上質な素材を組み合わせた内装や、各シートでの温度を最適化するデュアルゾーン空調システムをはじめ、乗員すべてに最適なオーディオサウンドを届けるボーズ サウンド サラウンドシステム（13スピーカー）、音源の制御とアクティブノイズキャンセレーション技術による静粛性など、キャデラックらしい音へのこだわりを感じる装備となっている。

タッチスクリーンやロータリーコントローラー、スクロール、ハードボタンを組み合わせ、スマートフォンライクな操作ができるキャデラック・ユーザー・エクスペリエンスも便利だ。ユーティリティの高さも特長。クラストップクラスのリアシートのレッグスペースと最大637L（通常637L）のカーゴ容量は、大きなセールスポイントと言えるだろう。

完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備
搭載されるエンジンは低回転時のターボラグを抑え、自然吸気エンジンに匹敵するスロットルレスポンスを実現するツインスクロールターボシステムを採用した新設計の2L直4 DOHCターボ。最高出力230ps／最大トルク350Nmを発生するとともに、低負荷時に2気筒を休止する業界初の気筒休止システムをはじめ、オートスタート／ストップ機能などの省エネ対策も施されている。組み合わされるトランスミッションは9速ATだ。

駆動は、ツインクラッチ4WDシステムを採用。俊敏な旋回性能と、必要に応じて後輪への駆動力の伝達を完全に遮断することで、パワートレーンのフリクション低減が可能なシステムだという。

安全装備の充実もポイント。レーダーやカメラ、センサーなどの技術を用いたエマージェンシーブレーキシステム（フロントオートマチック歩行者対応ブレーキ／リアオートマチックブレーキ）＜プラチナム／スポーツ＞や、アダプティブクルーズコントロール＜プラチナム／スポーツ＞、サイドブラインドゾーンアラートなど、20以上の最新安全装備が標準で装備される。

カーナビデーションは、GMジャパンとゼンリンデータコムと共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備。トンネルなどGPSで測位できない環境でも自律航法が可能な優れモノだ。

キャデラッ XT4　ラインアップ
プレミアム（2L直4ターボ＋9速AT／左ハンドル）： 570万円
スポーツ（2L直4ターボ＋9速AT／左ハンドル）：640万円
プラチナム（2L直4ターボ＋9速AT／左ハンドル）：670万円

キャデラック XT4 プレミアム　主要諸元
●全長×全幅×全高：4605×1875×1625mm
●ホイールベース：2775mm
●車両重量：1760kg
●エンジン：直4DOHCターボ
●総排気量：1997cc
●最高出力：169kW（230ps）／5000rpm
●最大トルク：350Nm／1500－4000rpm
●トランスミッション：9速AT
●駆動方式：4WD
●燃料・タンク容量：プレミアム・61L
●WLTCモード燃費：− km／L
●タイヤサイズ：235／55R18
●車両価格（税込）：570万円

[ アルバム : キャデラックXT4 はオリジナルサイトでご覧ください ]

Comments

デザインはいいと思うけど
右ハンドルにしないと売れないよ

交通ルールをアメリカ式に変えなかったのは
ＧＨＱ最大の失敗だったかもしれんな

とにかく、左ハンドルしかないのが致命的