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10年10万kmがスタート地点! メルセデスの「ハイマイレージ賞」が旧車ファンには感動モノだった

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10年10万kmがスタート地点! メルセデスの「ハイマイレージ賞」が旧車ファンには感動モノだった

モノを大事にする素晴らしき文化の象徴

 メルセデス・ベンツのオーナー表彰制度はメルセデス・ベンツを長年、大切に乗っているオーナーを感謝と敬意を込めて表彰する制度だ。ヨーロッパでは古くから愛車に対する誇りと愛情を示すため、フロントグリルに特別なエンブレムを付けるという習慣がある。さらに、愛車のドレスアップと愛車の誇りを示すための正式な装身具ともいえる。

42年で地球27周分を走った一般オーナーのメルセデス! 意外な整備の中身とは

 メルセデス・ベンツ(USA)の資料「メルセデス・ベンツ・ハイマイレージアワード」によると、同社は1960年代に初めて「ハイマイレージ賞」を導入し、25万km(15.5万マイル)を超えてもなお日常的に走行するメルセデス・ベンツのオーナーを表彰。該当オーナーはメルセデス・ベンツが認める正式な受賞者となり、証明書とスリーポインテッドスターが月桂樹で囲まれた伝統のグリルカーバッジが贈呈される。

 そして、このハイマイレージ賞プログラムは今日まで続いており、一台のメルセデス・ベンツを長年維持するオーナーの励みやモチベーションとなっていることだろう。

日本のメルセデス・ベンツオーナー表彰制度

 このメルセデス・ベンツのオーナー表彰制度について、メルセデス・ベンツ日本(社長:ニコラス・スピークス)では2010年7月1日より開始されている。

 制度の内容は、長距離走行した一台のメルセデス・ベンツ乗用車を保有または乗り続けているオーナーを対象としたもので、全国のメルセデス・ベンツ正規サービス拠点を通して感謝状と特製のエンブレム(グリルカーバッジ)がプレゼントされるというもの。表彰制度の詳細は下記のとおりだ。

◆期間:2010年7月1日~(受付開始)◆対象:下記の(1)または(2)のいずれかに該当するメルセデス・ベンツ乗用車オーナー(1)走行距離表彰(保有期間に関わらず、下記の走行距離を達成した車両を所有)走行距離:10万、20万、30万、50万、100万km以上(2)保有期間表彰(一台の車両を長期間保有)保有期間:10年、15年、20年、25年、30年以上◆記念品:化粧箱つき特製エンブレム(グリルカーバッジ)◆手続き方法:メルセデス・ベンツ正規サービス拠点にて申請

 2010年7月から日本で正式にはじまった現オーナー表彰制度について、同社のサービス・パーツ部門担当のマークオリバー・ナンディ取締役副社長は「現在、日本では輸入車で最多となる約65万台のメルセデス・ベンツが保有されています。これはメルセデス・ベンツの高い耐久性や信頼性の証です。この表彰制度を通してメルセデス・ベンツに長くお乗り頂いているオーナーの皆様への感謝の意を表したいと思います」と述べている。

 自動車メーカーや輸入車業界は一般的に、既存ユーザーには新車への代替え促進するため、長期保有ユーザーに感謝を示す制度は非常に珍しいケースである。これについてメルセデス・ベンツとしては、オーナー表彰制度を導入して正規販売店への点検・整備入庫を促進する狙いもあるのだろう。

 日本のメルセデス・ベンツオーナー表彰制度について、筆者が調べてみると下記の事項がわかったのでもう少し詳しく見ていきたい。

●表彰制度の内容 2010年7月1日に発表されたこのオーナー表彰制度をよく調べてみると、その18年前の1992年にメルセデス・ベンツ日本(ダイムラー・クライスラー日本時代を含む)は走行距離オーナー表彰制度のみ実施していた。その期間は1992年8月に導入してから2002年12月末で終了し、保有期間のオーナー表彰が無かった(2002年11月22日までに約800台表彰されたとのこと)。

 この走行距離オーナー表彰制度を2002年で終了したのは、メルセデス・ベンツ車両の耐久性が十分認知されたのが主な理由とされている。要するに若干異なる部分があるものの、現在の表彰制度は1992年8月から2002年12月末まで導入されていたものが再開されたといっても間違いではないだろう。

●対象となる保有期間 保有期間表彰については「15年」と「25年」が廃止され(2015年12月末)、現在では「10年」、「20年」、「30年以上」の3種。

●表彰の条件 2018年9月1日より、直近の車検をメルセデス・ベンツ正規販売店で受ける事が条件となっている。

●1992年8月以前の表彰制度 さらに調べてみると、筆者がウエスタン自動車(かつてのメルセデス・ベンツ輸入元)勤務時代にもすでにメルセデス・ベンツのオーナー表彰制度はあった。

 というのも、1978年3月にウエスタン自動車・営業部販売課(筆者所属)はメルセデス・ベンツ・ディーゼル乗用車特集の小冊子を作成。その裏表紙に、当時のダイムラー・ベンツ社が1954年W120/180Dのワンオーナーに贈呈した50万km走行距離表彰状やグリルカーバッジなどを掲載した事実があり、筆者もその当時のことを鮮明に覚えている。

世界のメルセデス・ベンツ長距離走行オーナー

 筆者が知り得る限り、日本でもっとも長距離を走破している現メルセデス・ベンツのオーナーは、当サイトで先日紹介した1978年式W123/300Dを所有する大阪府在住の八木唯良氏だ。 その記録は現時点(2021年3月)で新車購入から42年、走行距離は111万km以上にもおよぶ。いまも現役で活躍しており(ディーゼル規制適用外となる使用の本拠位置で車庫を所有)、ダイムラー社から贈呈された10万km、20万km、30万km、50万km、100万km走行距離達成の各表彰状に、各グリルカーバッジ、30年保有表彰状も保有されている。特に紺のビロードケースに入った100万km記念バッジは特製の七宝焼き、ピンバッジのスリーポインテッドスターの中央には燦然と輝くサファイアが埋め込まれた逸品だ。

 一方、海外に目を向けてみると一部の自動車メーカーは「ハイマイレージ」クラブをサポート。例えばメルセデス・ベンツやボルボには「ハイマイレージ賞」プログラムがあり、25万km、50万km、75万km、及び100万kmを運転する所有者には、その証明書とグリルカーバッジが贈呈される。

 さて、現在の世界“メルセデス・ベンツ・ハイマイレージチャンピオン”は、1976年製メルセデス・ベンツW115/240Dで累積走行距離460万kmの記録を保持するギリシャのタクシードライバー、グレゴリオス・サキニディス氏(Mr. Gregorios Sachinidis)だ。2004年12月10日、当時のダイムラー・クライスラー社は、ドイツのシュツットガルトにあるメルセデス・ベンツミュージアムが、この累積走行距離460万kmのメルセデス・ベンツ1976年製W115/240Dの寄贈を受けたと発表している。

 同ミュージアムに寄贈したのはもちろん、車両オーナーのサキニディス氏。サキニディス氏は1981年にドイツの中古車販売店で走行距離約22万kmの240Dを購入し、タクシーとして使用してきた。彼はオリジナルと2台のスペアエンジンをオーバーホールしながら、延べ11回載せ替えを行なったものの、1台の車両で2004年7月までの約23年間乗り続けた結果、トータル28年間で累積走行距離460万kmを達成。メルセデス・ベンツ・ディーゼル乗用車の優れた耐久性が改めて実証された。

 ミュージアムへの寄贈レセプションで、サキニディス氏にはドイツからギリシャに帰国するのに使用してもらうため、真新しいW203/C200CDIが贈呈された(もちろんメルセデス・ベンツ・ディーゼル乗用車)。

 また、ドイツのメルセデス・ベンツ工場で働くミヒャエル・ニッキ氏(Mr. Michael Nicki)所有のメルセデス・ベンツW124/200Dも、走行距離100万kmを突破している。

 ミヒャエル氏はメルセデス・ベンツに就職した5年後の1992年にこの車を新車で購入。学生ローンの返済もあり、できるだけ安く購入できたのがこの車だった。エンジンはディーゼルで75HP、トランスミッションはもちろん、マニュアルミッションだ。

 55歳となったいま(2017年時点)も乗り続けており、勤務先もメルセデス・ベンツのまま、GLEの組み立てを担当しているそうだ。所有してきた25年間にはクラッチ、オルタネーター、ブレーキ、ウオーターポンプ等寿命を迎えたが、車両自体は至って快調とのこと。そのほかにもトラブルや事故等があり修理を行なったが、リビルトパーツなどを活用してその都度安く仕上げているとのことで、さすがはメルセデス・ベンツ勤務の強者といえる。

 特筆はここで紹介した日本および海外の長距離走行のオーナーが長年愛用しているメルセデス・ベンツは耐久性に優れたディーゼル乗用車であること。メルセデス・ベンツのオーナー表彰制度であるハイマイレージ賞は、オーナーのブランドロイヤリティと誇りを示し、メルセデス・ベンツの優れたエンジニアリングと耐久性を証明している。そして、このグリルカーバッジはメルセデス・ベンツの車両が頑丈に造られていることを明白に誇示しているのだ。

ドイツのクラシックカー用「Hナンバー制度」

 耐久性に優れた一部のクルマはよく「良いウイスキーのようなものだ」といわれる。このことは年齢とともにさらにクルマの価値が高くなるからである。

 世界初の自動車を発明したドイツでは、クラシックカーを守る文化がしっかり根付いていることは周知のとおりで、説明の多くは要さない。それだけクラシックカー愛好家が多く、その価値が認められ、国からお墨付きを貰ったクルマだけが、ナンバープレートの最後に付けられる「H」のマークが付く(Hナンバープレート)。

 この「H」は「Historische Fahrzeuge(歴史的なクルマ)」のことであり、つまり国がクラシックカーを保護しているともいえる。クラシックカーを維持し、修理にオリジナル部品を使用した人なら誰でも、このHナンバーを車両技術文化財として登録することができる。歴史的なクルマ、トラック、オートバイの保存を促進するために、このHナンバー制度は1997年にドイツで導入されたものだ。

 この由緒あるドイツのHナンバーの条件を満たすクルマを要約すると下記のとおりである。

●生産されてから30年以上経過している●オリジナルの状態が保たれている●走行の支障をきたす欠陥が無いと判断された状態である

 しかも、このHナンバー取得には厳格な基準が設定されており、公道を安全に走行可能であり、環境負荷を抑えるべく触媒を装着するなど、排気ガスの抑制への対策が施され、シャーシ/エンジンなど、車両各部のチェックを受けて条件をクリアする必要がある。つまり「TÜV(ドイツ技術監視協会)」や「DEKRA(ドイツ自動車監視協会)」などの認定された専門家がクラシックカーをレポートする形で元の状態を確認する。

 次にHナンバーの利点を要約すると次のとおりである。

●排気量にかかわらず、年間の自動車税が一律約190ユーロ(1ユーロ=128円で換算して約2万4320円、2021年3月1日時点)に抑えられる●自動車保険が優遇される●都市ごとに設定されている環境規制に縛られる事が無く、環境ゾーンの走行も免除される。●シーズンナンバーという期間限定のHナンバーも用意。年間の税率を12カ月で割って、使用月間分を掛けた額を支払うことができ、Hナンバーとシーズンナンバーを組み合わせて、使用期間分を税金として支払うことも可能

 ドイツでは2030年までに純ガソリン車、純ディーゼル車の新車販売禁止を打ち出しているが、一方では30年以上前に生産されたオリジナル状態を維持しているクルマにはHナンバー制度があり、優遇制が受け入れられている。

 そして日本に目を移すとどうだろうか。新車新規登録からガソリン車で13年経った車両は自動車税が15%(軽自動車は20%)の重課制度となっている。さらに、自動車重量税は13年超が約40%、18年超で約50%それぞれ重くなるのが現状だ。

 ドイツでは「モノを大事にする」「ひとつのものを長く使うこともエコである」という考え方があり、それは自動車文化の歴史が長いドイツならではの自動車に対する解釈である。

 特にメルセデス・ベンツは1960年代に初めてハイマイレージ賞を導入し、その優れたエンジニアリングと耐久性を証明している。クラシックカーを敬うという成熟したものの考え方、そこにはもちろん、自動車を発明した責任において、現在まで生産したクラシックカーに負けない魅力ある新車を造り出し続けるという自負がメルセデス・ベンツにはあるといえるだろう。

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みんなのコメント

33件
  • イギリス、イタリア、韓国でも古い車は税金が安くなる。古いものを大事にする、自国の自動車文化の海外流出防止、車の価値に対して税金をかけるというもの。
    こういった海外の制度を知っても、日本のメーカーや国土交通省の役人は恥ずかしいと思わないのだろうか。特にメーカーは自分の会社の製品を愛着を持って長く使ってほしいと思わないのだろうか。設計者は自分が設計したものが13年したらタダ同然になり廃車される。悲しくないのかね。
  • 新車が売れなければ自動車メーカーはしんどい。
    そりゃ自動車メーカーはボランティアじゃないからね。
    でも、日本には世界に誇れる自動車メーカーが沢山あり、自動車産業の歴史は国として守るべきでは?
    今は図面さえあれば、それなりの設備のある町工場とかでも復刻部品作れるんだからメーカーも委託して復刻部品とか作ったら?
    そして国は登録年数に応じた課税やめよ。
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