DBXに派生モデル登場
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】アストン マーティンDBX、ポルシェ・カイエン、ベントレー・ベンテイガ【ライバル比較】 全33枚
アストン マーティンは、標準モデルの順調なオーダーを受けて、2021年に新しいDBX SUVの「派生モデル」を追加することを明らかにした。
同社の新会長であるローレンス・ストロールは、第1四半期の財務報告の場にて、パンデミックによるシャットダウンにもかかわらず、ライバルのポルシェ・カイエンのローンチ計画は順調に進んでいると述べている。
ストロールは、「先週、セント・アサン工場を無事に再開でき、この夏のDBXの納車に向けた準備を、進めることができることを嬉しく思います」
「DBXに多くのオーダーを頂いたことを受け、2021年に新しい派生モデルを投入します」
「派生モデル」には、多くのボディスタイルが含まれる可能性が高い。
アストン マーティンは、DBXのまったく新しいプラットフォームへ、多額の投資を行っているため、それを幅広く活用しようとしているとの情報もある。
CEOのアンディ・パーマーは、DBXのハイブリッド・バージョンを、そのライフサイクル中に導入する計画について肯定的だったが、2年以内に実現する可能性は低いだろう。
クーペと7人乗りで提供か
今年の初め、副社長兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、オーストラリア自動車情報誌ゴー・オートに対し、より洗練された、よりクーペのようなDBXと、7人乗りのストレッチ型の可能性を模索していると語っている。
ライヒマンは「ダウンサイジングは考えていませんが、定員は減るかもしれません」
「ホイールベースは変わらず、乗車空間が少し縮小する可能性があります」
「マカンとカイエンのような構図は考えていません。DBXをカイエンに対抗するモデルと定義しているため、アップサイジングとシルエットのみのダウンサイジングの可能性はあります」
「このプラットフォームで両方実現可能でしょう」
3月に、アストン マーティンは、自社設計の新しいV6ハイブリッドパワートレインの詳細を説明した。
2022年にヴァルハラの中型スーパーカーおよび、DBXを含む同社のほかのモデルに搭載されている、現在のメルセデスAMG V8エンジンを、徐々にこの新しいパワートレインに置き換えると考えられている。
通常のハイブリッドやプラグインハイブリッドを含む、ハイブリッドシステムのバリエーションも、追加で開発される。
アストン マーティンが計画したミドエンジン・スーパーカー、ヴァルキリー、ヴァルハラ、ヴァンキッシュの開発が続けられている。
ハイブリッド化された新しいV12を搭載するヴァルキリーは、当初の計画では今頃納車を開始する予定だったが、ロックダウン中にテスト施設が閉鎖されたため、年末まで延期されている。
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みんなのコメント
遅れて流行に合わせた感じが前面に出ちゃってるね。