運送費の低下で労働に対する賃金が低いため新規のなり手が少ない
1970年代に一世を風靡した映画「トラック野郎」シリーズは、フリーランスのトラックドライバーが主人公の物語でした。
【今さら聞けない】右車線での右ウインカーなど運転中に使われる合図5選
菅原文太さん、愛川欽也さん(いずれも故人)が演じる腕利きのドライバーによる荒唐無稽ともいえるストーリーは、トラックドライバーや電飾などでカスタムされた「デコトラ」を憧れの対象へとしたものです。
その後、トラック物流は企業がまとめるようになっていきますが、それでもドライバーのなり手は十分に確保されていました。運送業は労働環境は厳しいものの、それに見合うだけの稼ぎが期待できたからです。起業を目指す若者が開業資金を貯めるために、数年間トラックドライバーとして働くというモデルもあったほどです。
しかし、現在はそうではありません。デフレスパイラルの影響で運送費は常に下げられる方向で、当然ながら人件費も上がらないどころか下がっています。免許制度の改正や「クルマ離れ」をトラックドライバー減少の理由とする向きもありますが、単純に労働に見合うだけの稼ぎが期待できないから減っていると考えるのが妥当でしょう。
トラックドライバーの高齢化が進んでいるのも、稼げる時代にドライバーになった層が残っている一方で、新規参入が少ないからに過ぎないといえます。
つまり、ドライバー確保のポイントは人件費アップということになります。そのためには運送費を上げるトレンドになるため、結果的にユーザーの負担は増えますが、物流システムを維持・確保するためには致し方ないといえます。すでに、そうした動きは見えています。
とはいえ、自動運転テクノロジーが進んでいるなかで、ドライバーという職業に将来性がないと判断されてしまうと、職業ドライバー減少のトレンドはますます加速してしまうかもしれません。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
全長3m級で470万円!? 「小さな超高級車」がスゴかった! “匠”が仕上げた「豪華すぎ内装」採用! 日本でも販売した「老舗ブランド」の激レア車とは
全長3.4mでも「7人乗り」!? 大人4名で「車中泊」も可能! 斬新すぎる“超狭小”ミニバン「ドミンゴ」が凄い!
子育て世帯に最適なクルマとは? 「ミニバン買おう」「やっぱり軽自動車」より遥かに大事なことがあるんです
全長4.2m! スズキの斬新「コンパクト“3列”ミニバン」! クラッチレス“MT”×ハイブリッド採用!? 全ドア「スライドドア」の「エアトライサー」とは
出た~~!大型連休に大量出没「サンデードライバー」の困った行動とは 「周囲の怒り」食らわないために守るべき「運転時の当たり前」
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?