「ノート・プレイ・ギア・コンセプト」?
text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)
【画像】どこか似ている?【ノート、アリア、マイクラを比べる】 全186枚
editor:Taro Ueno(上野太朗)
残念ながら2021年はリアルイベントとしての東京オートサロンは中止となってしまったが、各メーカーともオートサロンに向けたさまざまなコンセプトカーを用意していた。
今回紹介するのは日産自動車がオートサロンに向けて制作した「ノート・プレイ・ギア・コンセプト」である。
昨年12月に3代目へとフルモデルチェンジを果たした新型ノートをベースとしたこのモデルは、ノートが持つ電動車ならではのスポーティーさを強調したモデル。
当初公開されたイメージ写真では雪の上を疾走するシーンが使用されていたが、これは新型ノート発表時に追加がアナウンスされていた4WDモデルを想起させる狙いもあったんだとか(コンセプトカー自体は2WD車がベース)。
ノート・プレイ・ギア・コンセプトは、コンセプトカーらしい印象を与えるマットダークグレイメタリックのボディにマットピンクゴールドのアクセントカラーを配した独特なコントラスト。
なんとなくまもなく登場されるといわれているアリアにも似たイメージとなっているが、これはそこを狙ったものとのことだ。
ちなみにこのアクセントカラーのマットピンクゴールドは、日産自動車内の女性社員からのヒアリングを重ね、カッパーでもなくゴールドでもない「ピンクゴールド」という金属調の質感を持った自信作。
マットカラーでありながら金属感も持ちあわせているという何とも不思議なカラーとなっている。
実は市販品のエアロパーツ類
ノート・プレイ・ギア・コンセプトに装着されたエアロパーツ類、マットピンクゴールドに塗装されているフロント、サイド、リアがよりスポーティーな雰囲気を与えている。
実はこのエアロパーツ類、すでにディーラーオプション品としてリリースされているものであり、それをオリジナルカラーで塗り分けているだけなのだ。
つまり、だれでもディーラーで注文することができ、装着するだけでこのコンセプトモデルと同様のエクステリアを手にすることができるというワケ。
なお余談ではあるが、この3点のエアロパーツは単体で買うよりもお安く購入することができる「エクステリア・パッケージ」も用意されている。
そしてノート・プレイ・ギア・コンセプトの「ギア感」を強調しているのが、屋根に備わっているルーフボックスだろう。
実はこちらもスーリー社製の市販品なのだが、あえて全高が低くワイドなタイプのものをチョイスすることで、ルーフボックスを装着していながらもロー&ワイドな印象を与えてくれているのである。
ただ、ルーフボックスをそのまま装着するとベースキャリアの「足」の部分が黒く目立ってしまうため、わざわざ足の部分だけマットピンクゴールドにしている点も芸が細かい。
この辺りのきめ細やかさはさすがメーカー謹製といったところで、愛車のカスタマイズの参考にしたいポイントだ。
ホイールとピンストライプの遊び心?
前述のように、特別なボディカラー以外はすでに市販されている部品たちでほとんどが構成されているノート・プレイ・ギア・コンセプト。
ただ、われわれが簡単にマネできない部分があるとすれば、足元を彩るホイールかもしれない。
純正では最大でも16インチとなる新型ノートだが、このコンセプトモデルには17インチのホイールに205/50ZR17のミシュラン・パイロットスポーツ4が組みあわされている。
この17インチホイールこそが日本国内ではなかなか入手することができない、欧州マイクラの「TEKNA」グレードが装着しているホイールなのだ。
そのホイールをベースにボディと同じくマットダークグレイメタリックへカラーチェンジをし、マットピンクゴールドのストライプを施しているのである。
ピンストライプといえば、フロントグリルと両サイド、リアゲート下部とルーフボックスにもマットピンクゴールドのものが描かれているが、一部不自然に曲がりくねっていることにお気付きだろうか?
実はこの部分、2021年の「21」を表しており、2019年から日産はその年号の下2桁をコンセプトカーに入れ込んできていたのだ。
ちなみに2019年は「ジューク・パーソナライゼーション・アドベンチャー・コンセプト」でジューク=「19」というもの。
2020年は「スカイライン400Rスピリット・コンセプト」のボディサイドにゼッケン風に「20」という文字が入れ込まれていた。
このように遊び心も満点の日産のコンセプトカーは3月24日から3月31日まで、日産グローバル本社ギャラリーに展示されるので、機会があればぜひその目で確かめていただきたい。
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