現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ポルシェ 650psの992型「911ターボS」登場【動画】

ここから本文です

ポルシェ 650psの992型「911ターボS」登場【動画】

掲載 更新 1
ポルシェ 650psの992型「911ターボS」登場【動画】

ポルシェAGは2020年3月3日、空前のパワーとドライビング・ダイナミクス、そして快適性を兼ね備えた新世代の「911ターボS」(992型)をオンラインで発表した。この新しい911シリーズの頂点に立つモデルには、最高出力650psのクーペとカブリオレがラインアップされている。

モデル概要

アストンマーティンのスーパーカー「V12 スピードスター」を発表【動画】

911ターボSのパワーユニットには、2個のVTGターボチャージャーを装備し、最高出力で先代モデルを70ps上回り、新規開発の3.8L・水平対向6気筒エンジンを搭載している。最大トルクは800Nm、ターボ専用8速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)仕様車の0-100km/h加速タイムはわずか2.7秒(0.2秒短縮)で、最高速度は330km/hに達する。



迫力の増したエクステリア

よりワイドになったエアインテーク、デュアル・フロントライトモジュール、標準装備のダークインサート付LEDマトリックス・ヘッドライトを装備する新しいフロントエンドは、いかにもターボモデルらしいデザインだ。

再設計された展開式フロントスポイラーと大型リヤウイングはダウンフォースを15%増大させ、エアインテークを兼ねた力強いリヤウイング・セクションはターボSの流線型のボディを強調。ハイグロスブラックのターボスタイルの角型テールパイプを備えた新しいリヤエンドが、高いパフォーマンスを象徴している。

インテリアはスポーティな高級感を生み出している。標準装備でフル・レザーインテリア、ライトシルバーのアクセントを組み合わせたカーボントリム仕上げを採用。18ウェイ・スポーツシートには、初代911ターボ(タイプ930)をイメージさせるステッチが施されている。

メータパネルは、高品質のグラフィックスとロゴがターボSであることを示す。PCMのセンターディスプレイのサイズは10.9インチで、操作も直感的に行なうことができるようになっている。その他は、GTスポーツ・ステアリングホイール、新しい機能を追加したスポーツクロノパッケージ、ボーズ・サラウンドサウンドシステムも装備されている。

ボディ幅を拡大

911ターボSは、一段と高められたドライビング・ダイナミクスに合わせて大幅にボディサイズが拡大されている。フロント・アクスル上部では45mmワイドになり全幅1840mm、リヤ・アクスル上部では20mmワイドとなり全幅1900mmとなっている。

トレッド幅の変更、エアロダイナミクスの改善、サイズの異なる新しいタイヤ装着によって、俊敏性とスポーツ性が一段と向上している。なおトレッド幅はフロントが42mm、リヤが10mmワイドになっている。

さらに、アダプティブ・エアロダイナミクスでは、フロントの可変クーリング・エアフラップが、リヤの大型のウイングによって、より大きなダウンフォースを提供するようにデザインされている。911ターボSは、初めて前後異サイズのタイヤ/ホイールを採用。フロントは20インチホイール(タイヤサイズ:255/35)、リヤには21インチホイール(タイヤサイズ:315/30)を装着。

新しい装備オプションが、4WDである911のスポーツ性能を強調している。その他に車高を10mm低く設定するポルシェ・アクティブサスペンションマネジメント(PASM)スポーツシャシーや、調節可能なフラップを備えたスポーツ・エグゾーストシステムもオプション設定されている。

992用エンジンをベースにターボ専用設計

911ターボSの新開発エンジンは、現行モデルの911カレラのエンジンをベースにしている。新設計された吸気冷却システムや、電動式のウエストゲートフラップを備えた対称レイアウトの大型VTGターボチャージャーは、応答性、出力、トルク特性、エミッション、吹け上がりなど性能に関する特性を大幅に改善するピエゾ・インジェクターを採用している。

この新しい6気筒ターボ・エンジンは、全く新しいエアインテーク・システムを装備する。そのために、吸気、インタークーラー配管経路が専用設計となっている。リヤサイドセクションのターボ・エアインテークから吸気され、経路とは別にリヤフェンダーに備わるエアフィルターの前方にも、リヤ・リッドグリルからの2本の吸気エア配管が組み込まれている。つまり、新型911ターボSは、断面積が大きく空気抵抗の小さな4ヶ所のエアアインテークを備え、エンジンの吸気効率を高めている。

対称に配置された2個の大型の可変タービンジオメトリー(VTG)ターボを備えており、コンプレッサーと左右のタービンホイールはそれぞれ反対方向に回転する。タービンホイールの直径は55mm(5mm増加)、コンプレッサーホイールの直径は61mm(3mm増加)とそれぞれ拡大。ウエストゲートバルブは、ステッピングモーターによって電気的に制御される。

これらの変更により、日常における使用からサーキットまで、ドライビング・プレジャー、動力性能、スポーツ性を高めている。新型911ターボSの性能の向上具合は0-200km/h加速タイムで特に顕著で、先代を1秒短縮する8.9秒をマークする。

強化された4WDシステムのポルシェ・トラクションマネジメント(PTM)により、最大500Nmのトルクがフロントホイールに配分される。標準装備される新世代PASMシャシーもさらにスポーティに仕上げられ、より素早く正確に制御されるダンパーが、ロール安定性、ロードホールディング、ステアリング・フィードバック、コーナリングスピードなどに幅広く貢献している。

なおこの新型911ターボSの日本への導入時期、価格は未定だ。

Twitter:https://twitter.com/autoprovenet
facebook:https://www.facebook.com/autoprovepage/
Youtube:https://www.youtube.com/user/autoprove/

ポルシェ 911 関連記事
ポルシェ 関連記事
ポルシェ・ジャパン 公式サイト

文:Auto Prove Auto Prove 編集部
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定『独り大喜利』どうなる?2026年の自動車業界~本格的な体験ベース価値への移行~
【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定『独り大喜利』どうなる?2026年の自動車業界~本格的な体験ベース価値への移行~
レスポンス
軽自動車に「ハイトワゴン」という新風を吹き込んだ!スズキ初代「ワゴンR」の革新的な思想と魅力【カタログは語る】
軽自動車に「ハイトワゴン」という新風を吹き込んだ!スズキ初代「ワゴンR」の革新的な思想と魅力【カタログは語る】
Auto Messe Web
「あのR30スーパーシルエットを」日産自動車大学校、学生によるカスタム3台出展へ…東京オートサロン2026
「あのR30スーパーシルエットを」日産自動車大学校、学生によるカスタム3台出展へ…東京オートサロン2026
レスポンス
小泉進次郎防衛相も臨席! 海自最新のステルス護衛艦「よしい」進水 史上初の艦名その由来は?
小泉進次郎防衛相も臨席! 海自最新のステルス護衛艦「よしい」進水 史上初の艦名その由来は?
乗りものニュース
「都市部で横行」相次ぐ駐禁除外標章の“不正利用”! パソコンで加工して偽造する手口も ネット上では「健常者が平気で使用している」「悪用すれば重い罰則を」などの声
「都市部で横行」相次ぐ駐禁除外標章の“不正利用”! パソコンで加工して偽造する手口も ネット上では「健常者が平気で使用している」「悪用すれば重い罰則を」などの声
くるまのニュース
三菱の新型SUV『デスティネーター』、インドネシアでカー・オブ・ザ・イヤー2025に輝く
三菱の新型SUV『デスティネーター』、インドネシアでカー・オブ・ザ・イヤー2025に輝く
レスポンス
ウイリアムズ、白アクセントでクールなテスト専用カラーリングを発表。ファン投票で堂々1位獲得
ウイリアムズ、白アクセントでクールなテスト専用カラーリングを発表。ファン投票で堂々1位獲得
motorsport.com 日本版
現行メルセデスAMG CLA45 S 4MATIC+/CLA45 S 4MATIC+シューティングブレークの有終の美を飾る特別限定車「Final Edition」が日本上陸
現行メルセデスAMG CLA45 S 4MATIC+/CLA45 S 4MATIC+シューティングブレークの有終の美を飾る特別限定車「Final Edition」が日本上陸
カー・アンド・ドライバー
新型RAV4に採用されたボディカバーは再生素材!? 環境配慮時代のクルマづくりでプラニックの技術がすごい!
新型RAV4に採用されたボディカバーは再生素材!? 環境配慮時代のクルマづくりでプラニックの技術がすごい!
ベストカーWeb
【東京オートサロン2026】パネルバンはこう使うのだ ダイハツがアウトドアで活きるカスタムを提案
【東京オートサロン2026】パネルバンはこう使うのだ ダイハツがアウトドアで活きるカスタムを提案
Auto Prove
高市内閣の支持率67~75%、「ご祝儀相場」後も高水準を維持[新聞ウォッチ]
高市内閣の支持率67~75%、「ご祝儀相場」後も高水準を維持[新聞ウォッチ]
レスポンス
「右折なのになぜ左へ?」バスの“不可解な動き”に隠されたスゴ技とは「あおりハンドル」とは決定的に違う「オフセット」の正体
「右折なのになぜ左へ?」バスの“不可解な動き”に隠されたスゴ技とは「あおりハンドル」とは決定的に違う「オフセット」の正体
乗りものニュース
ベントレーのコンパクト電気SUV、ついにカイエン風インテリアが判明!
ベントレーのコンパクト電気SUV、ついにカイエン風インテリアが判明!
レスポンス
新車136万円! スズキ新型「5速MT搭載“本格”四駆」が超凄い! もはや「ジムニー超え」な“高性能4WD”×リアデフロック装備で安心です! 悪路に強すぎる軽トラ「キャリイ」改良型に注目
新車136万円! スズキ新型「5速MT搭載“本格”四駆」が超凄い! もはや「ジムニー超え」な“高性能4WD”×リアデフロック装備で安心です! 悪路に強すぎる軽トラ「キャリイ」改良型に注目
くるまのニュース
危機的な少なさ? 沖縄にも配備予定の“最強イーグル”生産が全然間に合ってない! ようやく状況改善?
危機的な少なさ? 沖縄にも配備予定の“最強イーグル”生産が全然間に合ってない! ようやく状況改善?
乗りものニュース
新車144万円! トヨタ最新「“4WD”セダン」に注目! 全長3.4mちいさなボディに「専用エクステリア」&上質“ツートン内装”採用! 「リッター23キロ超え」の低燃費も魅力の「ピクシス エポック」最高級モデルとは?
新車144万円! トヨタ最新「“4WD”セダン」に注目! 全長3.4mちいさなボディに「専用エクステリア」&上質“ツートン内装”採用! 「リッター23キロ超え」の低燃費も魅力の「ピクシス エポック」最高級モデルとは?
くるまのニュース
ホンダ新型「CR-V」のリアシートは快適か? レジャードライブを楽しめる? 2026年2月発売の“スポーティ・ハイブリッドSUV”で気になる後席の居住性とは
ホンダ新型「CR-V」のリアシートは快適か? レジャードライブを楽しめる? 2026年2月発売の“スポーティ・ハイブリッドSUV”で気になる後席の居住性とは
VAGUE
いすゞとUDトラックス、2車種計349台でリコール…最悪の場合、操舵力が増大
いすゞとUDトラックス、2車種計349台でリコール…最悪の場合、操舵力が増大
レスポンス

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1853 . 0万円 4118 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

245 . 0万円 8900 . 0万円

中古車を検索
ポルシェ 911の買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1853 . 0万円 4118 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

245 . 0万円 8900 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村