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アストン マーティン、英ポンド安も2017年最高益 18年はヴァンテージが起爆剤か

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アストン マーティン、英ポンド安も2017年最高益 18年はヴァンテージが起爆剤か

アストン マーティン、2017年は最高益を記録

2億5000万ポンド(379億6000万円)以上の伸びを見せ、アストン マーティンは過去最高となる8億7600万ポンド(1330億1184万円)の売上を達成した。

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2017年のアストン マーティンは、2016年の1億6300万ポンド(247億4992万円)の赤字から2億5000万ポンド(379億6000万円)以上もの収益改善を行い、8700万ポンド(132億1008万円)の利益を計上した。

この収益改善は2016年比で58%増となる5117台を売り上げた結果であり、8億7600万ポンド(1330億1184万円)の売上は2016年からは48%ものアップとなった。

これはアストン マーティンにとって、ヴァンテージとDB9がそれぞれ販売3年目と4年目を迎えた2008年以降で最高の結果である。CEOのアンディ・パーマー(写真下)は以前AUTOCARに対して、年間生産台数を3600台から5000台以上にまで増やすことが最大のチャレンジだったと語っている。


2017年第4四半期のアストン マーティンは、年間収益にも大きく貢献することになる税引き前利益6480万ポンド(98億3923万2千円)を計上し、104年間の歴史で最高の成績を収めている。

2017年1月の189台という販売台数から、今年は100台と2018年はやや低調なスタートとなった。モデルチェンジを控えたヴァンテージは売上を48%落としており、新型ヴァンテージの登場が予定されている。新型ヴァンテージが6月に発売されれば、さらに売上を伸ばすことになるだろう。

販売戦略は万全も、ブレグジットが不安材料

2016年に対して2017年は英ポンド安となったことも、わずかながら収益改善の要因となった。2017年の英ポンドは米ドルに対して年間平均で2016年よりも約5%安だった。

「販売台数の増加よりも、収益の伸びが上回っていますが、これは1台当たりの販売価格が改善した結果です。年間をとおして、米国のような市場からはポンド安によるプラスの影響を得ることができましたが、これはそれぞれの市場ごとに価格設定を行った結果なのです」とアストン マーティンのスポークスマンは語る。

こうした状況にもかかわらず、アストン マーティンCEOのアンディ・パーマーは、さらに大きな挑戦はこの少量生産モデルの市場をいかに維持していくかにあると指摘する。「いまわれわれは全く新しい課題に直面しています。将来に向けて新たななにかを準備するというのは大きなチャレンジです。しかしこのチャレンジが、この業界をさらにエキサイティングなものにするのです。準備は万端です」

ブレグジットに関して、英国とEUの間で正しい条件での合意が成立すれば、この業界は2020年までに60%成長する可能性がある。しかし、もし無秩序な離脱となった場合、新たな認証制度が導入されるまで、型式認証の取得が困難になることで、一時的な減産は避けられないかも知れない。

アストン マーティンにとって、その販売台数における最大市場は英国だが、最も早く成長しているのは中国市場である。そして、DB11ヴォランテ、ヴァンテージとヴァンキッシュの導入は、アストン マーティンにさらなる利益をもたらすことになるだろう。

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