世界最高峰の二輪ロードレースであるMotoGP。6月10日にムジェロ・サーキットで行なわれたイタリアGPのスプリントレースで、史上最高速記録がさらに更新された。
今回MotoGPの最速記録を更新したのはKTMのブラッド・ビンダーだ。彼はスプリントレースではアレックス・マルケス(グレシーニ)との接触によってロングラップペナルティを科されたこともあり、11位とポイント圏外でのフィニッシュになったものの、最高速記録更新で見せ場を作った。
■ロレンソ、MotoGPの高速化と空力開発過熱に警鐘「時速400kmまでやるのか? 空力も制限した方がいい」
新たに記録されたMotoGPの史上最高速は、366.1km/h。ムジェロの長いホームストレートを使って記録されたものとなっている。
ビンダーが記録した366.1km/hという最高速は、これまでの記録(ホルヘ・マルティン/363.6km/h)を3km/h近く更新するものだ。
最高速の大幅な更新には、第4戦スペインGPでテストライダーのダニ・ペドロサが使用し後に採用された、RC16の新しいエアロフェアリングの存在も関係しているかもしれない。
ビンダーは今回の記録更新について、次のように喜びのコメントを寄せた。
「このバイクはロケットだよ。最高速の記録を手中に収めることができて嬉しい。僕にとっては今回が2回目だ。ただ、まだ数km/h伸ばせる余地があると思っている」
またチームマネージャーのフランチェスコ・グイドッティは、この速さを表彰台に繋げたいと語った。
「366.1km/hという記録は、以前のモノを大きく更新する記録だ。この速さが、明日(決勝レース)の表彰台獲得の役に立ってくれることを期待している!」
なお身近な例では、東北新幹線の最高速が320km/hとなっている。新幹線よりも40km/h以上速いマシンを操っていると考えれば、MotoGPライダーの凄さが分かりやすい……かもしれない。
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みんなのコメント
最近の国内メーカー(ホンダ・ヤマハ)は弱いんです・・・
スズキは撤退したし、しばらくは海外メーカーの天下となります!