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クルマを語らないレクサスのトークイベントとは?──「LEXUS Lifegenic Table」開催!

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クルマを語らないレクサスのトークイベントとは?──「LEXUS Lifegenic Table」開催!

レクサスの新感覚対話イベント「LEXUS Lifegenic Table」が、2018年11月27日から6日間、東京ミッドタウン日比谷でおこなわれた。

イベントの目的についてレクサスは、「UXの車種特性である『さまざまなライフスタイルに寄り添うクルマ』を体現すべく、ミレニアルズ、女性などのターゲットをもっとも理解するメディアをハブにして、ストーリーのある、自由でオープンな“語らいの場”をつくり、最終的に“LEXUSはマイブランド”という意識をゲストに醸成する」と、うたう。

都会派SUVのレクサス「UX」ついにデビュー!

多彩なゲストによるトークショーを軸に、参加者自らトークについて意見を述べる機会があったり、ゲストと参加者、レクサス社員を交えた懇親会がおこなわれたり、と積極的に“対話”を促す内容が特徴だ。

また、イベントのテーマはハブになるメディアによって異なる。たとえば『VERY』(光文社)の場合は「ファッション」、『HEAPS』(HEAPS.)の場合は「社会問題」を扱うといった具合だ。

“共創”をテーマに語らう

筆者が参加したのは初日だった。ハブになるメディアは、レクサスが運営するライフスタイルメディア『VISIONARY』。テーマは“共創”だった。

冒頭、UXのチーフエンジニアを務めた加古慈氏は「テーマとなった“共創”は、UXのコンセプトにも共通します。今日は、(あらゆるジャンルの)最前線で活躍する人たちとの対話によって、新しい価値観を吸収出来るのが楽しみです」と、述べた。

初日の登壇者は以下のメンバー。ほとんどがミレニアルズ世代(1980年以降に生まれた世代)であった。

ムラカミ カイエ(クリエイティブディレクター)
Licaxxx(DJ、エディター)
小林 健太(アーティスト)
安田 翔平(「kabi」オーナーシェフ)
江本賢太郎(「kabi」オーナーソムリエ)

5名のクリエイターが“共創”について語り合った。まず、「共創社会における自分らしさ」をメインテーマに、各自が自分らしい作品をどうやって創りあげていくか? さまざまな持論や思い出を交え話した。たとえばソムリエの江本氏は「(『kabi』で提供する)オリジナルカクテルを作ろうにも知見がまったくなかったので、近くのバーにお願いして共に作った」と、エピソードを披露した。

加古氏も「クルマ作りは“共創”が重要です。いいクルマを作るために皆でたくさんの話をする……そんな、“共創”の時間が楽しく、また色々なアイディアが出てくるので、よりよいクルマに育っていきます」と、述べた。

次のメインテーマは「共創がもたらす僕らの未来」。登壇者それぞれが“共創”によって実現したいこと、チャレンジしたいことを話した。シェフの安田氏は「フランスやデンマークにある、美味しいアルコールを提供するクラブを、日本にも作りたい」と話せば、アーティスの小林氏は「今、個人主義が強いように思うが、今後は群れることが重要になるのでは? と、思う。シェアハウスに住んで、群れることの大切さに気づいた」と話すなど、未来に向けてのさまざまな夢や希望、思いが聞けた。

最後に加古氏から「各界の幅広いプロフェッショナル同士がゆるくリンクして、新しい価値観を(レクサスが)創造出来たらいいなぁと思いました」と、結びのコメントがあった。トークイベント終了後はゲストと参加者、レクサス社員を交えた懇親会がおこなわれ、テーマに縛られない、自由闊達な対話(意見交換)で盛り上がった。

結局、話のなかでUXについてはほとんど触れられなかった。実は会場にあったUXの展示車両も、イベント中はカーテンが閉ざされ見えなくなっていた。よくある、「クルマの素晴らしさについて熱く語らう」といった新車のトークイベントとは一線を画す、まったくテイストの異なる内容だったのが印象的だった。

レクサスは今後も、クルマを前面に出さないイベントを企画・実施していくという。レクサスの新しいブランディング活動に注目だ!

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