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「旧式」トヨタ「センチュリー」高騰中!? 海外で「割高取引」も増加!? トヨタ「最高級」セダンは「投資」になる? 「V12」搭載モデル、豪で落札

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「旧式」トヨタ「センチュリー」高騰中!? 海外で「割高取引」も増加!? トヨタ「最高級」セダンは「投資」になる? 「V12」搭載モデル、豪で落札

■トヨタ「センチュリー」海外流出中? 国外オークションで散見

 コレクティングカーズは自社が運営する同名のオークションサイトで、スイスやスウェーデン、イギリスなど世界中のクルマを出品するオークショニアです。

【画像】シブめのブラックがカッコイイ! 海外で取引されるトヨタ「センチュリー」の内外装を画像で見る(90枚)

 2022年9月には、トヨタ「センチュリー」が出品され2万3750ポンド(日本円換算で約222万円)で落札されました。

 新車価格に比べればまだまだ高額で取引されたというわけではありませんが、国内の相場感からすると割高感があります。海外のオークションに掛けられ同様の金額で落札されるセンチュリーの姿を見ることが少しずつ多くなってきました。

 センチュリーは1967年に「日本を代表するショーファーカー」としてデビュー。登場以来50年にわたり各界のエグゼクティブに愛用されてきました。2018年6月には、21年ぶりのモデルチェンジをおこない3代目となりました。

 今回オークションにかけられたセンチュリーは、2006年式モデル。1997年にデビューした2代目モデルの改良型モデルです。

 パワートレインは、最高出力280馬力を発生する5.0リッターV型12気筒「1GZ-FNE」型エンジンを搭載し、6速ATが組み合わされます。

 出展車の外装色は「神威(かむい)」(エターナルブラック)で、内装はブラックのレザーです。各所のウッドパネルもとてもきれいな状態で、リアウィンドウには白のカーテンが装備されています。

 また、この出展車には、オーナーズマニュアル、サービスノート、ツールキット、そして日本を想わせる「FUJIYA」のナンバープレートも付随。

 ほぼオリジナルの状態で乗られていますが、走行距離は16万7524kmとやや過走行気味。しかし、外装・内装ともに損傷はなくとても綺麗な状態で、機械的な故障もなく警告灯は点灯していないと記載されています。

 出品地域はオーストラリア・ヴィクトリア州マルグレイブです。

 オークションサイトでは166枚の高画質画像とともに本車両は掲載されており、かなり詳細に確認することができます。

 今回出品された個体は、2022年9月14日に2万3750豪ドル(日本円換算で約222万円)で落札されました。

※ ※ ※

 発売当初の新車価格は1000万円を超える金額で販売されていたセンチュリー。

 現在に至るまで(2022年10月)、海外の日本大使館向けに、左ハンドルのセンチュリーが少量生産されるも、海外市場で量販されたことはありません。

 そんな希少性からか、国外の業者が、わざわざ中古車を並行輸入し、取引しているセンチュリーを見ることも少しずつ多くなってきました。

 新車価格を考えれば、現在の取引金額は決して「超高額」と言えるレベルではありません。ですが、値落ちの激しい中古セダン市場を配慮すると16年も前の「高級セダン」にしては、割高感は否めません。

 また、現行モデルとなる3代目モデルが、V型8気筒エンジン+モーターのハイブリッドを採用し、V型12気筒エンジンを搭載したセンチュリーは2代目モデルで最後となってしまったため、その希少性が増しています。

 この希少性により、今回取引されたような2代目モデルは、今後も国外でも取引され価値が上がっていくかもしれません。そうなれば買った時以上の金額で売れる可能性もあります。

 実際、国内にある2代目センチュリーはここ数年間で少しずつ高騰してきている様子も見られます。

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