■「レガシィ」シリーズ最後のモデルに反響殺到!
2024年10月24日、スバルは「レガシィ アウトバック(以下、アウトバック)」の特別仕様車「30th Anniversary」を初公開しました。
また同時に、アウトバック自体の受注を2025年3月末に終了することも発表。
日本市場向けのレガシィシリーズは、現モデルをもって36年の歴史に幕を閉じることとなります。
“ラストを飾る”ともいえるこの特別仕様車と、レガシィというブランドの終焉について、SNSでは早くも様々なコメントが寄せられています。
【画像】カッコいい! これがスバル新型「アウトバック」です!(88枚)
アウトバックの初代モデルは1994年に北米で登場。
セダンおよびワゴンとして人気を博していた「レガシィ」シリーズ初のクロスオーバーモデルとして誕生しました。
同車は1995年に日本国内でも販売されましたが、当時は車名が異なり、「レガシィ グランドワゴン」として展開します。
その後、1998年のモデルチェンジでは車名を「レガシィ ランカスター」に変え、2003年登場の通算3代目(BP系)でようやく日本市場でもグローバル共通の“アウトバック”を名乗るようになります。
そして現在販売されているアウトバックは、2021年に登場した6代目モデル。
この現行アウトバックは、国内におけるスバルのフラッグシップモデルとして、車体剛性の最適化を図り動的質感と衝突安全性能を大幅に向上。
360度を検知する「新世代アイサイト」や、3D高精度地図データを利用する「アイサイトX(エックス)」など高度運転支援システムを全車標準装備し、安全性を大幅に高めているのが特徴です。
パワーユニットには、最高出力177馬力・最大トルク300Nmを発揮する1.8リッター水平4気筒直噴ターボエンジンを搭載。
トランスミッションに新型リニアトロニックを組み合わせ、シンメトリカルAWDを介して四輪を駆動します。
そんな現行アウトバックに今回登場したのが、先述の、アウトバック誕生30周年を記念する特別仕様車“30th Anniversary”です。
これは、2024年9月に設定された特別仕様車「Black Selection」に継ぐ第2弾にあたり、「Limited EX」グレードをベースに、フロントグリルやルーフレール、ドアミラーなどをブラックに統一するなど、特別な装いに仕上げられています。
また内装も、アイボリー×ブラックのナッパレザーを採用した、スポーティかつ上質なデザインとなりました。
そのほか、30th Anniversary専用リアオーナメントや、ドアトリムの専用刺繍を装備し、ひと目で特別なモデルであることを主張。
足回りにも手が加えられ、STIチューニングによるフロントダンパーやリアダンパーを装備し、フラットで滑らかな乗り心地と、思いのままに操れる走行安定性を両立した、上質ながらもスポーティな一台に仕上がっています。
この特別仕様車30th Anniversaryの販売価格はまだ発表されていませんが、500台限定で発売されることは明らかになっています。
※ ※ ※
今回発表された特別仕様車やレガシィというブランドの終焉について、SNSには「とうとうレガシィも終了か」「マジかよ…やめないでくれよ」「レガシィの名が外れてもアウトバックは残ると思ってた」「レガシィのブランドは消さないでほしかったな」といった、スバルファンからの悲痛なコメントが寄せられています。
ほかにも「500台限定かぁ…欲しいけど買えるかな?」「ずっとアウトバックに乗ってきたので最後の特別仕様車も買います!」と、最後のレガシィとして購入を決めた人も存在。
また、「せめてエンジンの選択肢が多ければなあ」「ハイブリッドがあったら結果は違ったと思う」と悔やむ声や、「レヴォーグをレガシィの名前にしてよ」「曖昧な立場のレヴォーグを活かすためにも今回を機にブランドを再構築してほしい」など、ブランド戦略の練り直しを求める投稿も。
そのほか、「寂しいなぁ。アウトバック乗ってるけど良いクルマですよ」「安定感があって高速走行はまさにグランドツーリング!」「現行アウトバックは、歴代レガシィが目指し続けていた性能にたどり着いた集大成モデルだと思います」と、実際のオーナーからの愛のこもったコメントの多さも印象的でした。
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