■スズキBEV世界戦略第1弾となる「eビターラ」を発表! そういえば「eジムニー」はどうなるのか
スズキは2024年11月4日、同車のBEV世界戦略第1弾となる「eビターラ」を発表しました。
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スズキは2023年1月に2030年までに日本で6モデル、欧州で5モデル、そしてインドで6モデルのBEV(バッテリーEV)を発売する計画があることを発表しています。
今回デビューしたeビターラは、その時にシルエットで見せた6モデルのEVのうちの1台であり、いよいよ同社のBEV戦略が本格スタートしたことを示しました。
eビターラはそのコンセプトモデルが「eVX」としてお披露目されていますが、同モデルのプラットフォームや電動システムについては、トヨタが開発に協力しています。
ちなみ駆動モーターはトヨタ関連企業のひとつであるアイシン製、バッテリーは中国EVメーカー・BYD製が使用されます。
こうした背景から判断すると、同車はスズキとトヨタの完全コラボによって誕生したクルマということになるのでしょう。
さてeビターラは、これまで海外で販売されていた「ビターラ」や日本モデルである「エスクード」、さらにはインドの「グランドビターラ」とはまったく異なる新型車です。
エクステリアは「bZ4X」を彷彿させるデザインで、ここにもトヨタの影響を強く感じます。
プラットフォームはBEV専用の「HEARTECT-e」で、広い室内空間や高電圧保護、軽量化を目指して開発されました。
またクロスメンバーを廃止したことで、大容量バッテリーの搭載も可能にしています。
駆動方式はFFと4WDの2タイプで、4WDには新開発の「ALLGRIP-e」を採用。
駆動モーターとインバーターを一体化した「eAxle」を前後に2個配置して、路面状況に合わせて駆動力をフレキシブルに変化。
欧州で開催された発表会では、スケートリンク上を自在に走り回る高い走破性を見せています。
バッテリー容量も2タイプ設定されており、49kWhと61kWhがあります。
ちなみに4WD車は61kWhのみ。航続距離についての詳細発表はまだですが、eVXの61kWh版が550kmであったことから考えれば、かなり実用的なスペックを持っていそうです。
eビターラのインテリアは、エクステリア同様に未来的かつハイクオリティで、先日発表されて好評を博している「フロンクス」のそれを遙かに上回るデキです。
フロントマスクのバッジにも使われているヘキサゴンを、内装の各部に効果的に使い、非常にスタイリッシュな仕上がりに。
メーターやセンターコンソールのデザインとテクスチャーも含めて、いかにも未来的なクルマに乗っているという実感をオーナーに与えてくれるのではないでしょうか。
日本へは2025年夏以降に導入する予定ですが、トヨタバッジを付けた兄弟車も登場すると言われており、市場での大ブレイクが予想されます。
生産はインドのスズキ・モーター・グジャラート社が担当する予定で、日本には年間3000台ほどが入ってくる見通しです。
このeビターラのデビューによって、俄然気になってくるのが「ジムニーシエラ」のBEVの発売です。
■ジムニーEVこと「eジムニー」も25年に登場か?
スズキによれば、2023年のBEV戦略説明会の中でジムニーらしきシルエットが明かされていました。
またスズキはすでに、欧州でのジムニー(日本名ジムニーシエラ)の販売を終了する予定で、7月には900台のファイナルエディション「ホライゾン」を発売済みです。
これはジムニーの電動化への布石ではないかと思われていましたが、ここに来て意外なニュースが飛び込んできました。なんと、「ジムニーのEV化」はないというのです。
スズキの鈴木俊宏社長は、ミラノで開催されたeビターラの発表会場において「ジムニーのEV化はない」旨の発言をしたと現地メディアが報じています。
その報道内で鈴木社長は「EV化をすれば、ジムニーの一番いいところが台無しになる」と説明。
その軽量さが優れた悪路走破性に繋がっているジムニーにとって、重い電池の積載でそれを無くしてしてしまうことは車種の存在意義を無くすというわけです。
海外メディアの中には、マイルドハイブリッド化をするのではという憶測もありましたが、こちらも可能性が低いがということになります。
同モデルはすでに欧州での生産中止を発表しており、これは厳格化される排出ガス規制の影響によるもので、EV化はこれをクリアするための手段と見られてきました。
鈴木社長は「eフューエルやバイオ燃料が、将来的にジムニーを支えるための方法になるかもしれない」と語っており、ジムニーはあくまでも内燃機関にこだわる意向を示しているようです。
現在、欧州自動車市場ではBEVが想像より不振という状況であり、こうしたこともスズキのBEV戦略変更に影響しているのかもしれません。
日本では今後、eビターラと同様のシステムを使ったフロンクスやハスラー、ワゴンRのBEV版が投入される見通しですが、需要を考えると市場投入のスピードが同社の計画通りに行くのか不透明なところです。
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