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こんな時代だからこそせめてクルマだけでも主張したい! “漢”なクルマ2021

掲載 更新 19
こんな時代だからこそせめてクルマだけでも主張したい! “漢”なクルマ2021

 もちろんジェンダー(社会的な性別)による差別は根絶されるべきだ。しかし、フィリップ・マーロウが言った、男は「優しくなければ生きている資格がない」という言葉にも学ぶものがある。

 とはいえ、昨今の男は女性に、そして社会に、過剰に迎合してはいないだろうか?

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 自らの内に存在する“男成分”を極力抑え、あえて時代遅れな言葉を使えば“オンナコドモ”のご機嫌取りに終始しているうちに、気づいたら腑抜けで腰抜けな、男だか女だかよくわからない謎の生き物になっている──というのが、現代社会に生きる多くの男たちの実情ではないか。

 まぁそうなってしまう事情は確かに存在しており、かく言う筆者も時代に牙と毒を抜かれ、腑抜けになりつつある者のひとりだ。

 しかしだからこそ、せめてクルマだけは「男成分」「男気」にこだわり、それを運転すれば自然と男が磨けるようなクルマに乗るべきではないのか、いや、絶対そうだ! このままでは「男」は絶滅だ。だから男気あふれるクルマを紹介する。

※本稿は2021年6月のものです
文/伊達軍曹 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2021年7月10日号

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■漢のキーワードその1「力」

●男は「力」がなければそもそも生存不可能!

 民主主義と平等が尊ばれている現代社会では、「力の行使」は評判がよろしくない。「力ではなく、話し合いで解決しましょうよ」というのが現代のトレンドだ。

 それは確かにそのとおりだが、民主主義や基本的人権という考え方が確立されたのは、長い人類史から見ればつい最近のこと。人間を含む生物の本質は、やはり「弱肉強食」なのだ。それゆえ男は、いつだって「力」を持っていなければいけない。そうでない限り、本質的には生存不能となるからだ。

 とはいえ、その力をこれ見よがしに行使するのは愚の骨頂。特に弱者に対してそれを向ける者は、男の風上にも置けない。切腹モノである。

 圧倒的な力を有しているが、日頃はそんなことをおくびにも出さず、常にニコニコしている。子どもや女性、あるいは弱き者に優しい。普段は周囲からナメられても気にしない。が、いざとなれば「圧倒的な力」を行使する。それが、男ってもんだろ!?

●レクサス LX570

 言わずと知れたレクサスのフラッグシップSUVである。エンジンは5.7LのV8で、377psという最高出力も全長5065×全幅1980×全高1910mmという堂々たる体躯も、男のパワーを体現するものとしては充分以上。

 ただ、こういうクルマに乗るとクルマの力=己の力と勘違いし、傍若無人な運転を行う者も出てくるが、それはきわめてダサい。LXだからこそ、紳士的な運転が映えると知っておきたい。

2015年9月に発売されたレクサスのフラッグシップSUV。搭載エンジンは可変バルブ機構「Dual VVT-i」を搭載した5.7L V8 DOHCで、377psの最高出力と54.5kgmの最大トルクを発生。トランスミッションは8速AT、駆動方式はフルタイム4WDだ

●日産 GT-R

 力といえば、当然ながらコレも素晴らしい。今さら言うまでもないが3.8L、V6ツインターボが生み出す出力は570psである。このパワーと存在感を、自制心をもって充分に手懐けることができた時、貴殿は男としての完成形に近づく。

2007年12月発売の国産スーパースポーツ。価格は「Pure Edition」が1082万8400円で、最高値グレードは1463万6600円。値段的にも“漢”だ!

●ジープ グランドチェロキー

 過去の大戦を通じてわかったことのひとつは、「アメリカのパワーはマジで凄い」ということ。物量や体格といった面だけでいえば、我が国を完全に圧倒している。そんな国のパワーを我が身に注入したい場合には、コレなんかいかがだろう。現地のモノホンSUVと比べればやや小ぶりだが、日本の環境にはそこが逆にマッチする。過去には710psを誇る「トラックホーク」なんてのもあった。

ジープのラグジュアリーSUVで、エンジンは290psの3.6L V6。悪路走破性を高めた「トレイルホーク」もある

■漢のキーワードその2「孤独」

●孤独になれる仕組みを自ら積極的に構築せよ

 休み時間のトイレにすら連れ立って行くのが女子小学生の特徴だが、それと似たようなことを、大の男が恥ずかしげもなく行っている光景を時おり目にする。おいおい、無駄に群れてどうしようというのだ? そんなことで、男として何かを成し遂げられるとでも思っているのか?

 有名な人気マンガのように「最高の仲間」を大切にするのはご立派だが、それと同時に男は「しょせんは一人で生まれ、一人で死んでいくのだ」という“孤独の覚悟”も持たねばならない。男は本来、いつだって一匹の狼&ひと筋の流れ星。せいぜい愛する女が一人と、親友と呼べる男が一人でもいれば御の字なのだ。

 しかし、どうしても群れてしまう習性も持ち合わせているのが人間という社会的な動物。それゆえ、ここはひとつ自ら積極的に、自動的に孤独になるシステムを構築するのが、男を磨くうえでは効果的なやり方となる。そのためには、下記の2モデルが最適な選択肢となるだろう。

●マツダ ロードスター

 多人数が乗れるSUVに「仲間」とやらを乗せ、キャンプ場という「作られた荒れ地」を目指す。そんなことを真の男はやってはならぬ。真の男道を歩まんとする者は2座式オープンスポーツに乗り、沈む夕日を追いかけてどこまでも走っていくべきだ。

 それでも時おり孤独に苛まれる瞬間はある。そんな時は、愛する女を横に乗せて旅に出よう。ロードスターは、一泊旅行するぐらいの荷物なら普通に収容可能だ。

1989年に登場し、世界を震撼させた初代から数えて4代目のモデルとして2015年に登場。3代目でやや肥大化したボディをスリムダウンし、ほぼ初代同様のサイズ&重量へと原点回帰した。260万1500~333万4100円というまずまず手頃なプライスも、このクルマの魅力だ

●トヨタ GRヤリス

「痛快な走りを追求する」という面においては素晴らしいクルマだ。しかし……モテない! これに乗った男は「うわ、ガチすぎ」と異性から敬遠され、必然的に孤独になれる。それでいい、それでいいのだ(涙)!

272psの1.6L、直3ターボ+6MTのほか、120psの直3NA+CVTという2種のパワートレーンを用意。男は当然、272ps+6MTだ!

■漢のキーワードその3「動」

●家から出て“獲物”を獲りに行こうぜ!

 今の時代は自宅から一歩も出ずとも、クリックひとつでなんでも手に入れることができる。しかしそれでも、男の本質は「外へ出て、獲物を獲る」という部分にこそある。

 現代を生きる自分にとっての“獲物”とは何かを考えながら野を駆け、人間や自然と生で対峙することの大切さを、便利な世の中となった今も、男は忘れてはならないのだ。

 そしてぬくぬくとした家を出て、何が起こるかわからない現実という名の荒野を行くには、この3車種などが最適な相棒となるだろう、マジで。

●トヨタ ハイラックス

 その昔、アメリカ西部のカウボーイは馬に乗っていたが、現代のカウボーイはたぶんピックアップに乗っている(※アメリカの再放送TVドラマによれば)。

 そして日本で買える国産メーカー勢唯一のピックアップであるコイツに乗れば、すべての場所が「己の力で開拓すべき未開の地」に見えてくるはず。さあ、昨年8月のマイチェンでよりマッチョなイメージになったハイラックスで、とりあえず外に出ようぜ!

2017年9月に、13年ぶりに日本国内でも販売されることになったトヨタのピックアップトラック。ハイラックスとしては8代目にあたる。パワーユニットは2.4L、直4ディーゼルターボ「2GD-FTV」のみ。価格は347万1000円~

●ダイハツ ハイゼットトラック

「どこへでも行ける」というヘビーデューティ性を突き詰めると、道具は“シンプル”に行き着く。そしてシンプルな道具といえば、やはりコレが究極だろう。軽トラには複雑な装備など何もない。だが、ある意味「すべてがある」のだ。

2014年9月、15年8カ月ぶりにフルモデルチェンジされた10代目。軽トラとしての基本性能が向上し、シャレたボディ色も採用

●スズキ ジムニー

 アメリカなどにある広大な荒野を突き進むには、ある程度大柄で頑丈なボディが必要となる。だが我が国の荒野を突き進むには、このくらいのサイズで充分というか、むしろこのサイズが最適かも。

 ご承知のとおり日本を代表する「はたらく車」であり、どこへでも入って行けて、しかも現行型は比較的快適でもある。新車の納期が長いのが玉にキズだが、待てない場合は中古車を買えばいいのだ!

2018年登場の4代目ジムニー。実用性を追求した結果の真四角なボディは、妙におしゃれ。価格は148万5000円~

■漢のキーワードその4「進取」

●「進取の気性」で常に前へと突き進め!

 自分が不慣れなものを遠ざけたり、何か新しい事や物に対して「できない理由」をひたすら挙げるのは誰にでもできる、それこそオンナコドモにもできる、簡単なことだ。

 だが、男がそんなつまらないことをしてどうするのだ?

 男子たるもの、たとえ不慣れなジャンルであっても「うむ、逆に挑戦のしがいがあるじゃないか!」といって取り組み、まったく新しい事象に対しても、否定から入るのではなく「興味」を持って、まずはフラットに接してみるのが本筋であるはずなのだ。

 その意味で、ここで取り上げている燃料電池車やEVは、現在のインフラ状況においては、否定しようと思えばいくらでも否定できる“新しいモノ”だ。

 だが試してもいないのに、触ったことすらないのに否定するのは卑怯者、臆病者のやることである。男だったら、進取の気性でまずは試すべし。まぁ試さなくても構わないが、せめて「頭ごなしの否定」はするべからず!

●トヨタ MIRAI

 昨年12月に登場した2代目の燃料電池車。初代もなかなかの走行フィールを誇ったが、後輪駆動となった2代目の長距離巡航フィールはさらに向上。

 出力=182ps/30.6kgmの駆動用モーターが生み出す走りは決してスポーティではないが、長距離をゆったり走るうえではきわめて好感触なGTになった。

 問題は水素ステーションの数が少なく、営業時間も限定されているということ。1回の水素充填で750~850km(参考値)の走行距離を誇るとはいえ、やはり不安は残る。が、そこも頭ごなしに「無理」と思うのではなく、あえて挑戦するサムライ精神を持ち合わせてこそ真の男。細かいことは気にするな。

トヨタが作る燃料電池車の2代目として2020年12月に登場。初代の前輪駆動から後輪駆動へと変わり、主要コンポーネンツの最適配置による低重心化や50:50の前後重量バランスと相まって、エモーショナルな走りを実現している。ちなみに乗車定員も初代の4人から5人に増えた

●ホンダe

 2020年8月発表の都市型EV。一充電走行可能距離はWLTCモードで259~283kmと短いが、それで否定するのはもったいないほど、最高の走行フィールだ。

ホンダが昨年10月から販売する都市型EVコミューター。サイズは全長3895×全幅1750×全高1510mmで、新開発されたリアモーター・リアドライブのEV専用プラットフォームを採用。価格は451万円~

●日産 リーフNISMO

 バッテリーやモーターは通常のリーフと同一だが、制御ユニットのプログラム変更などにより「ザ・スポーツカー!」と言える走りに大変身。このエレキの力は、クルマ好き男子ならば一度は体験すべし!

2017年7月に追加されたNISMO仕様。アクセル操作に対するパワーの出方に専用チューンが施され、足回りやステアリングギアボックスなども磨かれたことで、一級品の走りに。429万8800円

■漢のキーワードその5「挑戦」

●安定を求めるだけでは男の幸福は実現しない

 人は幼い頃「はじめてのおつかい」に挑戦し、長じた後は「部活のレギュラー獲得」「童貞卒業」「希望する企業への就職」など、さまざまなことに挑戦していた。

 だがいつの頃からか、「挑戦」の代わりに「維持」「安定」「そのまま、そのまま!」といった言葉が興味の中心となり、オスとしての魅力と能力を減じていく。

 もちろん、いわゆるマイホームパパ的な安定がもたらす幸福は否定されるべきではなく、それどころか、「マイホームパパになることこそが、男の究極のシアワセである!」と言い切ることすらできるだろう。

 だがそれはそれとして、男は心と身体のどこかで常に「挑戦」をしていなければ、いつしか愛する家族にすら疎んじられ、軽んじられる存在となってしまうだろう。

 だからこそ、家族のことは最大限に愛し庇護しつつも、せめてクルマにおいては、こういった“難敵”への挑戦を続けたいのだ。

●マツダ RX-7(FD3S)

 言わずと知れたロータリースポーツの雄。最高出力255~280psのシーケンシャルツインターボの13B型ロータリーエンジンを搭載し、1991年から2003年まで販売された。

 切れ味鋭いハンドリングを誇る素晴らしきスポーツカーであることは間違いないが、ロータリーエンジンのコンディション維持はなかなかシビアで、多くの場合でエンジンオーバーホールが必須となる。

 だが、そんな“荒行”を乗り越える日々を通じて、男は磨かれていく。シコシコ磨け。

1991年から2003年までの長きにわたり販売された3代目のRX-7。ターボで武装した13B型ロータリーエンジンの最高出力は初期型が255psで、1996年1月のマイチェンで265psに。そして1999年1月のマイチェンで280psに達した

●ユーノス コスモ

「世界一美しいクーペ」と評しても決して大げさではない、1990~1996年にかけて販売されたマツダ(ユーノス)の2ドアクーペ。

 フォルムもパフォーマンスも文句なしの一台だが、世界初の市販車用3ローターエンジン「20B」の街中燃費は、一説には3km/Lいけば御の字と言われるほど極悪。その莫大な燃料費を稼ぐにはどうすればいいのか……と知恵を絞り、仕事での挑戦を重ねるうちに、オーナーは「稼げる男」へと変わっていくのだ。

「V12並みの滑らかさを持つ」と言われた3ローターエンジン「20B」は当初、最高出力333psで設計。だが運輸省(当時)の指導により280psに。中古車相場は200万~400万円

■漢のキーワードその6「超越」

●「最高」を知らずに否定する禁を犯すな

「足るを知る」というのも重要な概念だが、しかしその概念には「小さくまとまった男になってしまう」というリスクも含まれている。

 それゆえ男には、たとえ古いと言われようとも「まずは上を目指す!」「パンピーのレベルを超越する!」ことが求められるのだ。「この世で一番大切なのはカネなんかじゃないよ」と本気で、真顔で言えるのは、カネを持ったことがある人間だけ。真の贅沢を知らずしてそれを否定するのは、単なる欺瞞である。

 ということでクルマにおいても、「結局は普通の実用車が一番なんだよ」と心の底から言い切れる男になるため、まずは「最高のモノ」に乗ってみる。話はそれからだ。

 ただしそういった世界最高レベルのクルマには、男を「尊大にしてしまう」という危険な副作用もある。酒は呑んでも呑まれるな。そしてモノにも男は呑まれるな。「最高を知りつつ、だが謙虚である」という、カッコいい男を目指そうぜよ!

●トヨタ センチュリー

 昔は「いつかはクラウン」なんて言葉もあったが、男はいっそ「いつかはセンチュリー」という姿勢で人生に臨みたい。パワーユニットは5L、V8+電動モーターで、システム出力は431psと強力。フロントの「鳳凰」エンブレムは、工匠が1カ月半かけて手彫りした金型で成形されたもの。これこそ我が国・日本が誇る“超越”だ!

2018年6月に発売された3代目。「神威」と名づけられた漆黒の新色は、手作業で鏡面仕上げされている。パワーユニットは国産唯一のV12から5L、V8+モーターのハイブリッドに変更。価格は2008万円也

●メルセデス・ベンツ Sクラス(W222)

 新車のトヨタ センチュリーはさすがに非現実的だというなら、ベンツSクラスの中古車なんて、どうだろう? 先代の比較的低走行な個体が約340万円~! お買い得だゼ!

2013年から2020年まで販売された先代のベンツSクラス。V12ツインターボのS600などは中古でも高額だが、S400ハイブリッドはまあまあ現実的な相場となる

●ロールスロイス ゴースト

 ロールスなんて買えっこない? いや、人生何が起こるかわからない。自分の可能性を信じろ。先代ゴーストの中古ならV8フェラーリの中古より安いぜ! それでも高いけど。

2009年に発売され、2014年にマイチェンを受けたロールスロイスの高級セダンで、ファントムよりひと回り小さい。中古車は一番安い部類であれば約1000万円から

■漢のキーワードその7「神話」

●乗れるうちに乗っておこうぜ!

●ランチア・デルタ HF インテグラーレ

 1987年の世界ラリー選手権参戦初年度からいきなりワールドタイトルを獲得し、以降、進化を続けながら1992年まで前人未到の6連覇を達成した伝説の、いや神話的なラリーマシン。その市販バージョンがこちらである。これに乗れば、当然ドライバーは神話の世界に没入することになり、結果として高度な精神修養が果たされる。

 昨今は中古車相場が高騰しており、そして相変わらず故障のリスクとも戦わねばならぬため、そのあたりでも「男が試されるクルマ」だと言える。

世界ラリー選手権にグループA規定で参戦するため、実用ハッチバックであった「デルタ」を4WDターボ化し、その後、何度も進化を重ねた伝説のラリーカー。写真は最終世代であるエボルツィオーネII

●スバル WRX STI

 世界ラリー選手権で戦ってきたマシンの市販バージョンである歴代のスバル WRX STIも、「乗るだけで男が磨かれるクルマ」のひとつだ。

 もちろん市販車はラリーカーとイコールではないが、「世界を相手に戦った男たちの息吹」が感じられる車内で運転していると、「……オレもこうしてはいられねぇ。いろいろ鍛えて勝負に出たいぜ!」と思うようになるものだ。ちなみに2020年式の中古車相場は480万~700万円といったところ。

当初は「スバル インプレッサWRX」という、インプレッサのスポーツグレードとして販売されていたが、3代目のマイナーチェンジ時から「スバル WRX STI」という単独車名に。写真は最終限定車「EJ20ファイナルエディション」。発売後、即完売した

●三菱 ランサーレボリューション

 インプレッサWRXとラリーの世界でしのぎを削っていた歴代の「ランエボ」にも、当然WRX STIと同様の効能がある。中古車相場はVIが150万~500万円、VIIからIXの世代が100万~530万円、Xが130万~700万円。

1992年に「三菱ランサー エボリューション」として誕生し、その後もII、III、IV~と進化を続けながら、競技車両は世界ラリー選手権でも大活躍。写真は最終世代の「三菱ランサーエボリューションX」

●トヨタ セリカ GT-FOUR

 インプレッサやランエボとほぼ同時期、トヨタワークスとして世界ラリー選手権に参戦していたグループAマシンのホモロゲモデル。乗り味の“男っぽさ”は少々薄めだが、希少なため探し出して買うには根性が要求される。

FFスペシャルティクーペであるセリカの4WDターボ版で、競技車両は世界ラリー選手権で活躍。写真は6代目セリカベースのST205型GT-FOUR。中古車相場は120万~260万円付近だが、流通量は少なめ

*   *   *

■結論!!! 男気あふれるクルマに触れて心の奥底にある炎を燃やせ!

「男々々々!」と連呼してきたが、当然これは大げさに言ってきたに過ぎない。日常生活でこれほど「うおおおお! 俺は男だぁ!」的にふるまっていたら、今どきは社会的に抹殺されるだろう。

 だがそんな時代だからこそ、表層ではなく心の奥底で「男の炎」を燃やしながら、強く優しく生きていく必要がある。そしてそんな心の炎を絶やさぬための一助として、男気あふれるクルマに乗っていただきたいのだ。そんなワケでよろしく哀愁!

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みんなのコメント

19件
  • 語られている事が「言い得て妙」なら良いのだが、"丸ごとミョウチクリン"だものだから、もしやと思ってライターを確認したら・・・

    案の定の軍足でした。
    よかった!全部読む前に気づいて!
  • 「漢なクルマ」なんて書いたらまたジェンダー異常の人が騒ぐぞ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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