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ランボルギーニやベントレーなど超高級SUVは見た目だけじゃなく本当に悪路を走れるのか

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ランボルギーニやベントレーなど超高級SUVは見た目だけじゃなく本当に悪路を走れるのか

 生粋のクロカン4WDとはいかないが悪路も問題ない性能をもつ

 世界的なSUVブームは、もはやブームではなくなった。今やSUVをラインアップしていないメーカーがあること自体が不自然と思える状況だ。プレミアムブランドであってもそれは同様で、最近ではランボルギーニが5人乗りSUV「ウルス」をローンチしたことが話題となった。

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 それだけではない。ここ数年に生まれたクルマを思い出しても、ジャガー「F-PACE」やベントレー「ベンテイガ」、マセラティ「レヴァンテ」などさまざまなプレミアムブランドからSUVが登場している。

 2000年代初頭に、ポルシェが「カイエン」をデビューさせたときには想像もできなかったほどのSUVムーブメントである。

 こうしたニーズを支えているのは、SUVが広まった流れの中で、車高が高いクルマはカッコ悪いというかつての価値観が払拭されたこともあるだろう。また、ランボルギーニのように基本的に2シーターをメインとしているブランドにおいては、後席を用意できるSUVというのは新しいニーズを生み出すことは間違いない。なにしろ「ウルス」はランボルギーニ史上初の5シーターモデル(4シータ—モデルもあり)なのだ。

 そして、現在のプレミアムSUVはハイパワーであることも特徴。ランボルギーニ「ウルス」の積む4リッターV8ツインターボの最高出力は650馬力、ベントレー「ベンテイガ」は6リッターW12ツインターボで608馬力を発生する。

 いまやSUVといってもオフロード性能を求められるシーンは少なく、そのパフォーマンスを自慢するのがハイウェイだと考えれば、パワーは多いにこしたことがない、ということだろう。

 だからといってオフロードを無視しているわけではない。あり余るパワーを適切にコントロールできるドライブモードを設定することにより、スリッピーな路面であってもしっかりとパフォーマンスを発揮できるようになっている。

 最低地上高や前後オーバーハングなどから生粋のオフローダーと比べるのは厳しい面があるのは事実だが、現代のスタビリティコントロールとオールテレーンタイヤを持ってすれば、かなり幅広いシーンにおいてスーパーSUVに期待する走りが実現できるのも、また事実だ。

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