走りを重視したドライバーズカー
ルノーは6月18日、新型のクーペSUVとしてラファールを発表した。欧州Dセグメントの大型モデルであり、「ドライビング・プレジャーのために生まれ育ったクルマ」と謳われている。
【画像】戦闘機と同じ「疾風」の名を持つ旗艦モデル【ルノー・ラファールを写真で見る】 全17枚
英国では、まず最高出力200psのハイブリッド、前輪駆動車が発売され、300psの四輪駆動バージョンも予定されている。
車名の「ラファール(Refale)」はフランス語で「疾風」という意味があり、フランスが開発した多用途戦闘機と同じ名称である。同車は18日に開幕したパリ航空ショーで発表された。
ルノーはモデルラインナップの刷新を進めており、メガーヌ、アルカナ、オーストラルといったCセグメントを強化し、続いて欧州全体の自動車販売の15%を占めるというDセグメントに着手している。
新型ラファールはCMF-CDプラットフォームを使用している。サイズは全長4.7m、全高1.61mとDセグメントの中心に位置し、ホイールベースは2.74mとこのクラスとしては長めである。
新しいフロントグリル、強調されたフェンダー、長いファストバックルーフが特徴で、後部座席のヘッドルームに余裕を持たせながら、エアロダイナミクスに効果的とされる17度の角度をつけている。
1.2Lハイブリッド搭載 PHEVも
ラファールには、オーストラルやエスパスといった兄弟車で実績のある最高出力200psのクラッチレス・ハイブリッドパワートレインが導入される。
130psの1.2L 3気筒アトキンソンサイクルエンジンは、ファイナルドライブと一体化した4速ATを介して前輪を駆動する。エンジンとメイントランスミッションの間には、68psの電気モーター(2速ドッグクラッチを内蔵)が挟み込まれている。
ガソリンエンジンを始動させるスターター/ジェネレーターも備わっており、惰性走行や減速時にエネルギーを回収し、必要に応じて加速をアシストすることができる。
電子制御されたこのパワートレインは、常に電気のみで始動するためクラッチが不要で、2速ドッグクラッチのかみ合わせは電気モーターによって管理されている。運転席の下には2kWhのバッテリーがあり、短距離の電気走行が可能だ。
性能に関する数値は発表されていないが、ルノーはラファールの車両重量を「1600kgから」と見積もっているため、同等のパワーを持つオーストラルに近いものになるはずだ。
最高出力300psの四輪駆動モデルでは、リアディファレンシャルに別の電気モーターを使用した電動式リアアクスルが追加される。より大きなバッテリーを搭載し、48~64kmのEV航続距離を持つプラグインハイブリッドであると考えられている。
前述の通り、オーストラルやエスパスとプラットフォームを共有しているが、フロントとリアのトレッド幅を40mm広げ、独自のスプリング、ダンパー、アンチロールバーを採用し、ドライバーズカーとして焦点を絞っているという。
ラファールが母国フランスで発売されるのは来年の春で、現在は最終的なシャシー開発が行われている。
ルノー・グループのデザイン担当副社長ジル・ヴィダル氏へのQ&A
――あなたの指揮の下、初の新型車となります。何が違うのでしょうか?
「白紙の状態からスタートできたことは、とても重要なことです。特にフロントとリアで主張のあるクルマにすること、しかしディテールを盛り込み過ぎないことがミッションでした。そのために、シャープなラインは非常に有効でした。ワイドなスタンスには、ドライビング・プレジャーを約束する特別な意味が込められていると考えています。また、サイドにはクラッディングを配置し、塊感をなくすことで、よりスマートに見えるようにしています。そして、個性的なホイールデザインにも力を入れました。素晴らしいドライバーズカーであることを約束するクルマです」
――ラファールの「顔」に力を入れているのはなぜですか?
「2つあります。わたし達は、ルノーのエンブレムのようなスタイルで構成されたユニークなグリルをデザインしました。このグリルは、見る角度を変えると動いて見えるのです。近くにいるときには素晴らしい機能です。そして、クルマがこちらに向かって走ってくるときには、デイライトランニングライトが際立ちます。ルノーのエンブレムの形や角度を最初に見ることができますが、これに似たものは他にないでしょう。この機能は、ルノーのすべてのクルマに実装されます」
――室内はどうでしょう?
「サステイナブルな素材の使用、新しいインストゥルメント・グラフィック、素晴らしい新シートなど、盛りだくさんです。トリム素材にスレートも使っています。さらに、スイッチ1つで徐々に暗くなるソーラールーフや、後席の乗員にデバイスホルダーや電源などを提供する特別なリアアームレストもあります」
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