フランクフルトモーターショーに「Audi e-tron quattro concept」を出展

アウディが、2015年のフランクフルトモーターショー（IAA）で「Audi e-tron quattro concept」を展示。「アウディの電気自動車は、妥協ではなく運転する歓びを提供する」ということを示すという。

「Audi e-tron quattro concept」は電気自動車としてゼロから開発された、アウディ初の本格量産電気自動車。アウディの「Aerosthetics:エアロセティックス」コンセプトに基づいていて、空気抵抗を減らす技術とクリエイティブなデザインが組み合わされている。フロント、両サイド、リヤの可動式の空力パーツが車両周りの空気の流れを改善。また、アンダーボディは完全に塞がれているなど、cd値は0.25を実現したことで、航続距離は500km以上が可能となった。

ベースは2世代目のモジュラー縦置きプラットフォーム。全長はAudi Q5とAudi Q7の中間で、乗車定員は4名だという。

大型のリチウムイオンバッテリーは、乗員の下のフロアに搭載。これにより重心が低くなり、前後のアクスル加重のバランスが向上、ドライビング ダイナミクスと安全性も高めた。電気モーターはフロントアクスル上に1つ、リヤアクスルに2つの計3つで、電動のquattroであるe-tron quattroがダイナミックかつ効率的に作動する。量産は2018年に開始。

さらに詳しい概要はフランクフルトモーターショーで発表される。