現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > クアドリフォリオは怪物クラスのアルファ ロメオ【九島辰也】

ここから本文です

クアドリフォリオは怪物クラスのアルファ ロメオ【九島辰也】

掲載 更新 2
クアドリフォリオは怪物クラスのアルファ ロメオ【九島辰也】

車種別・最新情報 [2024.02.03 UP]


クアドリフォリオは怪物クラスのアルファ ロメオ【九島辰也】
文●九島辰也 写真●アルファ ロメオ

アルファロメオ ジュリア&ステルヴィオ「クアドリフォリオ」コントロール性能向上

 あまり話題になっていないので、知らない方も多いと思いますが、アルファ ロメオのジュリアとステルヴィオに設定されるフラッグシップ、“クアドリフォリオ”が進化しました。日本仕様の発売は昨年11月なので、すでにオーダーした方もいらっしゃることでしょう。クアドリフォリオは特別なモデルですからね、狙っている方は少なくないかと。


アルファ ロメオ ジュリア クアドリフォリオ、ステルヴィオ クアドリフォリオ
 今回の仕様変更のトピックスはメカニカルLSDで、スポーツドライビングをより楽しくするために改良されました。コーナリング時の左右の速度差を制御し、エンジントルクを無駄なく路面に伝え、コントロール性を高める役目をするそうです。まぁ、この辺は実際に走ってみないとわからないので、今はなんとも言えませんが。とはいえ、マツダロードスターのスーパーLSDとアシンメトリックLSDの違いはワインディングでわかりましたから、走る機会があれば判断はつくでしょう。試してみたいですね。こういった重箱の隅をつつくような進化は大好物です。

 この他では12.3インチのデジタルクラスターメーターを新たに採用し、表示パターンを充実させました。“Evolved”、“Relax”、“Heritage”の他に新たに“Race”が追加されたようです。レブカウンター、スピードメーター、マニュアル操作時のシフトランプが中央に集約させるそうですから見もの。レーシーな気分を味わえることでしょう。デジタルによる演出は大切です。


12.3インチのデジタルクラスターメーターを新たに採用
 でも何よりも魅力的なのはエンジン。2.9リッターV8ツインターボは510psを発揮します。5リッターV8並のパワーですよね。まさにモンスターマシン。しかもエキゾーストサウンドがすごい。アクセルを踏み込むと、レーシングカーのような唸り声を上げて加速します。アドレナリン全開です。スタートボタンを押した直後のブリッピングからして迫力満点なので、只者でないのがわかります。その赤く塗られたスタートボタンはステアリング上にあり、左手の親指で押します。こんなちょっとしたレーシーな演出もうまい。スパルコ社製のカーボンバケットシートもヤバいでしょう。まんまレーシングカーです。

 でもどうしてクアドリフォリオ、つまり四葉のクローバーの名がこんなモンスターマシンに付けられたのでしょう。

 その理由は戦前まで遡ります。当時アルファロメオはレースで活躍する高性能マシンの製造会社でした。公道レースでお馴染みのタルガ・フローリオや今日のF1の基礎となるグランプリレースが主戦場です。ライバルはマセラティやメルセデス・ベンツ、アウトウニオンあたり。1920年代から30年代の話です。

 そこで戦うアルファロメオのマシンに四葉のクローバーが描かれていました。理由は幸運をもたらすため。レースでポディウムに立てることと無事にレースを終えることを願って描かれました。四葉のクローバーがラッキーチャームであることは日本もヨーロッパも同じなんですね。でもイタリア人がするとなんかオシャレに思えるのは気のせいでしょうか。


2024年3月までの成約で、「Alfa Romeo ドライビングアカデミー」への招待チケットがプレゼントされる
 現在四葉のクローバーはエンブレム化されていて、フロントフェンダー後方につきます。白地の三角形にグリーンの4枚の葉がそれです。よく見ると葉と三角形にシルバーの縁取りが施してあります。一見可愛らしい飾りにも見えますが、じつはそれが500馬力以上を発揮するモンスターマシンの証なのですから不思議ですよね。洒落が効いています。

 といった内容なので、クアドリフォリオは値段もモンスター級。ジュリアが1340万円、ステルヴィオが1383万円のプライスタグを付けます。まぁ、スーパーカークラスのエンジンパワーを鑑みれば、高くはありません。実際にスーパーカーを買おうとしたらこの倍はしますから。そう考えれば、人が5名乗れて荷物もフツーに積めますからね。お値打ちかもしれません。まさにこの手もあり!な一台です。

こんな記事も読まれています

スズキが初代といわないのは認めてないから!? 2003年に登場した「スイフトスポーツ」の謎
スズキが初代といわないのは認めてないから!? 2003年に登場した「スイフトスポーツ」の謎
WEB CARTOP
新車で買える!? 三菱「最新型ランサー」まだあった! ダイナミック顔に顔面刷新されてる「“グランド”ランサー」とは
新車で買える!? 三菱「最新型ランサー」まだあった! ダイナミック顔に顔面刷新されてる「“グランド”ランサー」とは
くるまのニュース
上位入賞続け光明を見る山本尚貴の陰で、不運の連鎖に苦しむチームメイト佐藤蓮「この流れを断ち切りたい」|スーパーフォーミュラ第2戦
上位入賞続け光明を見る山本尚貴の陰で、不運の連鎖に苦しむチームメイト佐藤蓮「この流れを断ち切りたい」|スーパーフォーミュラ第2戦
motorsport.com 日本版
角田を攻略できたかも? ハースF1小松礼雄代表イモラ決勝を悔やむ「別のタイミングでピットストップすれば入賞を狙えた」
角田を攻略できたかも? ハースF1小松礼雄代表イモラ決勝を悔やむ「別のタイミングでピットストップすれば入賞を狙えた」
motorsport.com 日本版
4車線化と引き換えの「再有料化」目前 地元は歓迎? 今はまるで“渋滞ガチャ” 八木山バイパス
4車線化と引き換えの「再有料化」目前 地元は歓迎? 今はまるで“渋滞ガチャ” 八木山バイパス
乗りものニュース
マツダが次世代型「CX-5」の存在を明らかに! 心臓部は“マツダ製ハイブリッド”になる!! デザインは新コンセプトカーがベースか!?
マツダが次世代型「CX-5」の存在を明らかに! 心臓部は“マツダ製ハイブリッド”になる!! デザインは新コンセプトカーがベースか!?
VAGUE
超レトロ!? 新型「スポーツカー」発売! 丸目4灯×6速MT採用の斬新「5ドアハッチバック」 25年登場で開発進む「M55」とは
超レトロ!? 新型「スポーツカー」発売! 丸目4灯×6速MT採用の斬新「5ドアハッチバック」 25年登場で開発進む「M55」とは
くるまのニュース
峠道を気持ちよく駆け抜けられる!ハスクバーナの新型「ヴィットピレン401」に試乗しました~小野木里奈の○○○○○日和~
峠道を気持ちよく駆け抜けられる!ハスクバーナの新型「ヴィットピレン401」に試乗しました~小野木里奈の○○○○○日和~
バイクのニュース
涙のベッテル、イモラでのアイルトン・セナ追悼ランで“オーストリア国旗”も掲げる「彼が果たせなかったことを……」
涙のベッテル、イモラでのアイルトン・セナ追悼ランで“オーストリア国旗”も掲げる「彼が果たせなかったことを……」
motorsport.com 日本版
生誕50周年、シトロエン『CX』が全国から集まる! 日本シトロエンクラブが記念ミーティング
生誕50周年、シトロエン『CX』が全国から集まる! 日本シトロエンクラブが記念ミーティング
レスポンス
「TRIUMPH NATIONAL RALLY 2024」は10月12日、富士見高原リゾートにて開催決定!トライアンフ愛をファンが共有  
「TRIUMPH NATIONAL RALLY 2024」は10月12日、富士見高原リゾートにて開催決定!トライアンフ愛をファンが共有  
モーサイ
新型MINI ジョン・クーパー ワークスがレースデビュー!ワールドプレミア前にニュルブルクリンク24時間レースに参戦
新型MINI ジョン・クーパー ワークスがレースデビュー!ワールドプレミア前にニュルブルクリンク24時間レースに参戦
Webモーターマガジン
アクティブの「XSR125」2024ショーモデルが公開!
アクティブの「XSR125」2024ショーモデルが公開!
バイクブロス
「合格点の仕事」「なんでそんな速いの?」「みんなが賢くなった」【SF Mix Voices 第2戦決勝(1)】
「合格点の仕事」「なんでそんな速いの?」「みんなが賢くなった」【SF Mix Voices 第2戦決勝(1)】
AUTOSPORT web
トラフィックの中を走ったのは今回が初めて! 佐藤琢磨、インディ500のプラクティス8は17番手「やりたいことを完了するには、時間が足りなかった」
トラフィックの中を走ったのは今回が初めて! 佐藤琢磨、インディ500のプラクティス8は17番手「やりたいことを完了するには、時間が足りなかった」
motorsport.com 日本版
420馬力! 日産新型「最強セダン」登場! 爆速すぎる新型「スカイラインNISMO」が完売!? どんな人が買った?
420馬力! 日産新型「最強セダン」登場! 爆速すぎる新型「スカイラインNISMO」が完売!? どんな人が買った?
くるまのニュース
【今買っておきたい21世紀名車】感動のフレンチMR2シーター、アルピーヌA110の肖像
【今買っておきたい21世紀名車】感動のフレンチMR2シーター、アルピーヌA110の肖像
カー・アンド・ドライバー
日産キックスがマイナーチェンジ。合わせて90周年記念車を設定
日産キックスがマイナーチェンジ。合わせて90周年記念車を設定
カー・アンド・ドライバー

みんなのコメント

2件
  • r34********
    それにしても誤字、脱字、間違いが多すぎますよね!
    ちゃんと構成する人居ないのかな?
    いつからV8になったんだ?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

809.01451.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

210.14290.0万円

中古車を検索
ステルヴィオの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

809.01451.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

210.14290.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村