■「アルミ」「スチール」の良いところ・悪いところ
数あるクルマのカスタマイズの中でも、見た目の印象を大きく変えるのがタイヤと組み合わされる「ホイール」です。
タイヤのホイールには、アルミ合金で作られた「アルミホイール」と鉄でできた「スチールホイール」がありますが、最近はアルミホイールが純正装着されることが増えました。
アルミホイールとアルミホイールには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
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まず、アルミホイールの最大のメリットはデザイン性の高さです。
アルミホイールの素材であるアルミ合金はスチールと比較して加工が容易なことから、純正品はもちろん、社外品としても様々なデザインのホイールが販売されており、自分の好みに合わせてカスタムすることができます。
また、アルミホイールは鉄よりも錆びにくく軽量なことも特徴となっており、ホイールが軽いとサスペンションの動きが良く、衝撃を吸収して乗り心地が良くなるほか、燃費向上の効果もあります。
さらに、スチールホイールとホイールキャップの組み合わせと比べると、ブレーキの放熱性が高いため、ブレーキの発熱によって効きが悪くなるリスクも低減します。
一方のスチールホイールのメリットは強度の高さと価格の安さです。特に、重量のある大型車や貨物車などには、丈夫で安価なスチールホイールが採用されています。
乗用車では、同じ車種でも上級グレードにはアルミホイール、ベースグレードにはスチールホイール+ホイールキャップの組み合わせが採用されることがあります。
しかし、それぞれのデメリットも考慮する必要があります。
アルミホイールのデメリットは価格が高いことでしょう。アルミホイールの中でも価格帯にはばらつきがあるものの、軽量化が図られて特殊な設備や技術が用いられたりしている場合は、高額になる傾向があるようです。
さらに、スチールホイールより強度が低いこともデメリットとして挙げられます。
通常の走行には当然ながら問題ありませんが、縁石などにぶつけてしまった時に傷がつきやすかったり、衝撃の強さによってはホイールが割れてしまったりすることもあるため、扱いには注意が必要です。
カスタマイズなどを目的として社外品のアルミホイールに交換する時は、品質基準をクリアしたものを選びましょう。
ホイールの品質基準には、技術基準に定められた試験を製造者自らの責任において行い、適合したものを示す「JWLマーク」や第三者公的機関の「自動車用軽合金製ホイール試験協議会」によるJWL基準の品質や強度を再確認されたものに与えられる「VIAマーク」などがあります。
購入するときは、これらのマークをぜひチェックしてみてください。
※ ※ ※
近年、純正装備としても主流となったアルミホイールですが、スチールホイールと比較してメリットやデメリットなど様々な違いがあります。
デザイン性に優れたものが多いアルミホイールですが、社外品に交換しようとする時は、価格だけではなく耐久性や安全性など品質基準をクリアしているかしっかりと確認することも大切です。
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