トヨタ自動車は2020年2月3日、新型ヤリスの安全運転支援システムや、ビッグデータをベースに開発した新たなペダル踏み間違い時「急アクセル時加速抑制機能」などを発表。交通環境の向上に取り組む姿勢をあらためて示した。
期待される新しい安全運転支援システム
警察庁が発表した資料によると交通事故による死亡者数は1990年代以降減り続け、2019年の調査では3215人にまで減少、統計をはじめてから史上最少の人数を記録したという。減っているとはいえその絶対数は多く、さらに交通事故の発生件数(約38万件)や負傷者数(約46万人)も依然として多い。
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こうした死傷者を減らすため国産自動車メーカーは自動被害軽減ブレーキや自動ハイビームなどを含む安全運転支援システムの搭載・標準化を急ピッチで進めている。トヨタも2015年に第1世代となる予防安全パケージ「トヨタセーフティセンス(Toyota Safety Sense)」を発表し、2018年には第2世代に進化させて日本市場で累計約430万台(グローバルで1600万台)もの運転支援車両を生産してきた。
そしてまもなく発表される新型コンパクトカー、ヤリスに新たな先進技術をいくつか展開する。自車が交差点を右折するとき、直進してくる対向車や横断歩道を渡ろうとする歩行者、自転車を検知、自動ブレーキによって衝突被害を軽減する交差点事故対応PCS(プリクラッシュセーフティ)を、また12個のソナーと4個のカメラによって周囲360度を監視することでハンドルやペダル操作を必要としない駐車支援システム、アドバンスドパークなどをはじめて採用する。
ではヤリスが発売された先、トヨタはどのような安全運転支援システムを投入予定なのか、そのひとつがビッグデータを活用したペダルの踏み間違い時の「急アクセル時加速抑制機能」だという。この機能を搭載した新型車を2020年夏に発売し、これとほぼ同時期に「後付け純正用品」の踏み間違い時加速抑制システムとしても新たに商品化するという。
これは、コネクティッドカーから得られた過去の走行データや踏み間違いによる事故データを検証し、機能のアルゴリズムを構築。車速やアクセルペダルの操作量、直前のブレーキ操作などさまざまな要素をクルマが瞬時に分析して「踏み間違い」を推定する。そこで踏み間違いだと判断されると、進行方向に障害物がなかったとしても加速を抑制する設定になっているという。
さらに、2020年中には次期型トヨタセーフティセンスを採用した車両の発表も控えており、交通事故による死傷者ゼロに向けた取り組み、技術開発が進められている。もちろん技術革新だけでなく、機能の理解を深める「サポトヨ」をはじめとする啓発など、さまざまな活動により交通環境の向上に取り組むことを今回、トヨタが発表した。
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