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【バリアフリー2018】スズキ 新型スペーシアの福祉車両がお目見え

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【バリアフリー2018】スズキ 新型スペーシアの福祉車両がお目見え

 スズキのブースでもっとも注目を集めていたのが、「新型スペーシア 車いす移動車」。幅広いファミリー層から人気のミニバン「スペーシア」がフルモデルチェンジし、福祉車両もアップデートされた。車いす乗車がよりスムーズに行え、安全性や走りの質感が向上するなど充実した仕上がりだ。

 メイントピックは、初めてマイルドハイブリッドが搭載されたこと。アイドリングストップしてから再発進する時には、モーターのみでクリープ走行し、エンジンの再始動も「ISG(モーター機能付発電機)」による静かなものとなっている。また、モーターがエンジンの出力をアシストし、力強く滑らかな加速力を発揮する。

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高齢者ドライバーを優しくサポート 新型は、安全面での進化も著しく、とくに高齢者ドライバーをサポートする安全装備が充実している。代表的なものとしては、前方のクルマや人を検知する機能。近距離や夜間の検知に優れたレーザーレーダーと、中距離、長距離をカバーし、歩行者も認識する単眼カメラを組み合わせ、危険を素早く察知できるようになった。また、ブレーキによって衝突回避または衝突被害を軽減するブレーキ(デュアルセンサーブレーキサポート)が装備されたことに加え、ふらつきや車線逸脱の警報機能、後退時ブレーキサポートや踏み間違えによる誤発進抑制機能も備わる。

手軽な車いす乗車 車いす乗車をしないときには、前席2名、後席2名の4名が快適に乗れるようになっており、さまざまなシーンに対応する使い勝手のよさがうれしい。車いす乗車への切り替えも簡単で、後席は背もたれを前倒させ、シートを前に起こすというツーアクションで簡単に畳むことができる。車いす乗車も操作が簡単で素早く完了するように設計されている。

 スロープの開閉は、スロープ左側にあるハンドルを握り、解除ノブを引き上げれば、後ろに倒すことができるという手軽さ。リヤ部分のリッド自体が下がる(テールゲート一体型スロープ)ことにより、スロープを伸縮させず、短い距離での乗り降りが可能になっている。

 スロープをそのまま倒して接地させれば準備完了だ。スロープの突出する長さはわずか86cmで、狭い場所での乗り降りにも対応する。スロープの表面は滑り止め加工がされてあり、雨の日なども滑りにくくなっている。

 車いす乗車のスペースは広々としている。室内高1395mm、室内長1290mm(リヤシート無し車は1400mm)で、頭上や足もとにもゆとりがある。つかみやすい形状で、ほどよい高さに配置される手すりは、視認しやすいオレンジ色となっている。

 リヤスペース左側にあるベルトフリーボタンを押して、まずウインチベルトを引き出す。

 次に車いす前輪のフレームにフックをかけ、再びベルトフリーボタンを押す。それから、ワイヤレスリモコンで電動ウインチを操作して車いすを引き上げる。

 車いすを引き上げたら、固定ベルトのフックを車いす後輪のフレームにかけ、ベルトのたるみをとる。最後に電動ウインチで車いすを固定すれば乗車完了となる。

 車いす乗車の安全性を高める3点式シートベルトが装備されている。

 室内の空気を効率よく循環させて、前席と後席の冷たい空気や温かい空気の偏りを解消するスリムサーキュレーター(HYBRID Xに標準)を備え、乗員すべてが快適にすごせるように考えられている。

 

 ワゴンRの昇降シート車も展示されていた。乗る方の頭部がドア開口部に接触しないよう、助手席シートの背もたれは、昇降に連動してリクライニングし、また、座面位置や背もたれは運転席側からも操作できるようになっている。車いすへのスムーズな乗り移りが可能になっている。

 コンパクトなワゴンRではあるが、後席乗車時でも、ラゲッジルームに車いすを搭載することができる(車いすのサイズ要確認)。
 

 

 

【価格】※すべて消費税非課税
スペーシア 車いす移動車
HYBRID G リヤシート無車 156万5000円 
HYBRID G リヤシート付車 160万円
HYBRID X リヤシート付車 173万7000円

ワゴンR 昇降シート車
FX(2WD) 139万円
FX(4WD) 150万2000円
FZ(2WD) 151万3000円
FZ(4WD) 162万2000円

【バリアフリー2018】スズキ 新型スペーシアの福祉車両がお目見えはBelieve - ビリーヴ ジャパンで公開された投稿です。

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