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【クラシック オブ ザ デイ】最もホットなメルセデスW124とは「500E」ではなく15台限定の「メルセデス E60 AMGリミテッド」だ!

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【クラシック オブ ザ デイ】最もホットなメルセデスW124とは「500E」ではなく15台限定の「メルセデス E60 AMGリミテッド」だ!

メルセデス E60 AMG リミテッド(W124): W124シリーズのホットバージョンは、メルセデス E60 AMGリミテッドだ!E60は、先鋭的なメルセデスとポルシェのコラボレーションによって生まれた「500 E」をベースにAMGがチューニングした、1990年代で最も印象的な車の一台である。

90年代のネオクラシックメルセデスのファンにとって、「メルセデス 500E/E500」は究極の一台だ。だがAMGは、さらに進化した「E60 AMG」と、さらにエクスクルーシブな「E60 AMGリミテッド」を発表した。

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当時、メルセデスはAMGに「500E」のボディシェルと、ポルシェと共同開発した「キング オブ ザ モーターウェイ」の技術を供給していた。それ以外はすべて、アファルターバッハのスペシャリストの手に委ねられた。ボディは工場出荷時から兄弟車と同一のままであった。そのため、今日に至るまで、日常での使用に適した高いレベルと、一見して目立たないシルエットが確保されている。

E60 AMGリミテッドは何台作られたのか?「E60 AMGリミテッド」は500Eの最終モデルE500リミテッドをベースに、1995年にE60と同等のチューニングを受けたモデル。E500リミテッドは500台が製造されたが、「E60 AMGリミテッド」は50台にも満たない15台と言われている。それでもAMG初の「Eクラス」である!そして、当時まだ独立系チューナーだったAMGは、「E60」で大いに力を発揮することを許された。その結果、最高出力は400馬力を計測したともいわれている。

リミテッドのために特別にエアブラシ仕上げのレザーインテリアが用意された。カラーバリエーションは数種類。Photo: Angelika Emmerling / AUTO BILDインテリアは一味違う。AMGはインテリアにレザーとバールウッドをふんだんに使用し、その仕上がりは完璧だ。シート表皮にエアブラシを施したツートーンレザー仕様は好みの問題だが、時代にマッチしている。操作系はノーマルの「W124」と同様で、人間工学に基づいた操作性はドライバーにとって特に難しいものではない。

E60のエンジン出力AMGのエンジニアたちは、ボンネット内の「M119-E50」を体系的に再開発した。排気量は6リッターに拡大された。カウンターウェイト半径を小さくすることで、「メルセデス560SEL」のクランクシャフトを装着した。さらに、吸排気ダクトが改良され、新しいピストンと吸排気カムシャフトが追加された。エンジンエレクトロニクスも改良された。

ホイールはE500リミテッドと共通の190 E 2.5-16 Evolution IIと同じ6本スポークデザイン。Photo: Angelika Emmerling / AUTO BILD

最終的に、スペックは当初374馬力、後に381馬力となった。「E60」オーナーのなかには、最高出力400馬力を計測したという人もいる。トルクカーブのピークは580Nmだった。このため、「E60」は当時の「メルセデスS600」や「SL600」よりもスプリント性能が高かった!

E60 AMGの最高速度「E60」はドラッグスターのように暴れた。最高速度は電子制御で制限された上限を少し上回ることも可能で275km/hに達した。理論的に「スーパーW124」は295km/hさえ可能だった。

このモデルの顧客は、「500E/E500」ではなく「E60」と「AMG」のレタリングがなくてはならなかった。Photo: Matthias Brügge / AUTO BILDしかし、「W124」であることに変わりはなく、コーナリングを得意とするスポーツカーではない。オプションのAMGスポーツサスペンションを装着すれば多少は変わるが、乗り心地はスポイルされる。

「E60/E60リミテッド」が欲しいという潜在的なバイヤーには忍耐が必要だ。150台近く製造されたうちの1台が市場に出回ることは、あったとしてもごく稀である。

「E500」か「E60 AMG」か?専門家でなければ、外見からは「E60」のリアプレートで見分けることしかできない。50台にも満たないAMGリミテッドのうちの1台が、つい4月の初めに開催されたブレーメンクラシックモーターショー2024で多くの観客を惹き付けていた!

Text: Matthias Brügge

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