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Early’20カワサキ大型ネイキッドスポーツ〈600cc~〉新車ラインナップ-1

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Early’20カワサキ大型ネイキッドスポーツ〈600cc~〉新車ラインナップ-1

’20国産新車完全アルバム

攻撃的なルックスを持つビッグネイキッド群。リッターモデルはスーパースポーツ由来の強心臓を積むモデルが多く、「ストリートファイター」や「スーパーNK」とも呼ばれる。一方、ミドルネイキッドはフレンドリーさがウリだ。’20年新型における最大のトピックは、史上初のスーパーチャージャーネイキッド「Z H2」だろう。

Early’20カワサキ大型スポーツ&ツーリング〈600cc~〉新車ラインナップ

●文:沼尾宏明、宮田健一 

200psのスーパーチャージャーネイキッド〈Z H2〉

スーパースポーツのH2、ツアラーのH2 SXに続くスーパーチャージャー(SC)第3弾にして、史上初のSCネイキッドが本作「Z H2」だ。同社の旗艦ネイキッド=Z1000を超える存在であり、価格も性能の面でも敷居が高かったSCをより身近にすることを狙う。998cc直列4気筒ユニットは、H2 SXをベースにしつつ各部を改良。最高出力と最大トルクはSXと同じ200ps&14kg-mながら、最大トルク発生回転数を1000回転ダウンさせた。さらに専用セッティングとSCが分厚い中低速トルクをもたらす。シャーシも新設計の鋼管トレリスフレームや両持ちスイングアームなどを与え、車重はH2 SX比で17kg減の239kg。電子制御系も充実のひと言で、6軸IMU付きのトラクションコントロールや走行モードなど豊富なサポート機能を搭載する。関係者によると、200psながら走りは「Z1000より扱いやすい」というから興味津々だ。

―― 【’20 KAWASAKI Z H2】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ+スーパーチャージャー 998cc 200ps /11000rpm 14.0kg-m/8500rpm ■239kg(装備) シート高830mm 19L ■タイヤF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●YM予想価格:199万円前後 ●発売予想時期:’20年5月頃

―― 獲物を狙い、低く構えた獣をイメージした、Zシリーズ共通の「SUGOMI(凄み)」デザイン。ヘッドライトは、弟分がハンドルマウントなのに対し、Z H2はフレームマウントなのが特徴だ。車体前半のカタマリ感が圧巻ながら、走りは軽やかという。

―― 鋼管トレリスフレームは新設計。H2 SXよりシンプルな構造とし、各パイプの径を変えることで剛性をバランス。軽さとしなやかな走りを実現する。アルミ製リヤアームは、H2 SXの片持ちに対し、両持ちを採用した。

―― メーターバイザーに、1枚レンズ+2眼ライトの顔はZ900と同様にZシリーズのシンボルだが、ボリューム満点。リバーマークもZ初となる。最大の特徴は、左サイドのスーチャー吸気ダクトが生み出す左右非対称デザイン。ダクト奥から覗くライムのメッシュも色気がある。灯火類はフルLEDだ。

―― 欧州仕様は緑フレームの灰、赤フレームの黒、黒×ツヤ消し黒の3色。国内発売は「’20年初夏」と告知されたが、導入色は不明。

―― Zの象徴であるファットなハンドルバーを装備。メーターはH2、Zシリーズを通じて初となるフルカラーTFT液晶を与えた。ユニット自体は新型Ninja1000と同様と思われ、ブルートゥース接続で車体情報やログの閲覧が可能だ。

―― H2 SX譲りの水冷直4+バランス型SCは、インジェクター口径をφ40→38mmに変更するなど専用パーツで、中低速域の出力特性を強化。クルーズコントロールや走行モード×4、上下対応シフターほか電脳も豊富だ。

―― フロントの足まわりはH2 SX SEより豪華。ショーワ製フォーク・SFF-BPに、ブレンボM4.3キャリパー+専用チューンのニッシン製マスターを採用する。リヤはリンク式のショーワ製で、こちらも新作だ。

SUGOMIの元祖〈Z1000 R Edition〉

過激デザインとストイックな走りが魅力の現代版Zシリーズ。その元祖が本作だ。4代目の現行型は「SUGOMI」をコンセプトに掲げ、’14年に登場。’17でユーロ4に対応し、国内仕様も導入した。海外で設定されるR仕様は、ブレンボ製M50モノブロックやオーリンズ製リヤサス、専用シートを与えた上級版。’19と同色の’20年型が国内入荷済みだ。

―― 【’20 KAWASAKI Z1000 R EDITION】■水冷4スト並列4気筒DOHC4 バルブ 1043cc 142ps/10000rpm 11.3kg-m/7300rpm ■221kg(装備) シート高815mm 17L ■タイヤF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●価格:144万6500円 ●発売中

’19 Z1000 [STD] ショーワ製SFF-BPが採用されたSTDは、国内仕様が存在。車体色は、赤グラフィックをあしらったマット黒×灰のみ。

―― 【’19 KAWASAKI Z1000】●価格:117万円 ●発売中

このクラスにモデルバリエーションの豊富なカワサキ。次ページではZ900とZ650を紹介する。お楽しみに。

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みんなのコメント

1件
  • カワサキってチャレンジ精神がすごい
    スーパーチャージャー付とか250の4気筒など

    おとなしくなったホンダとはえらい違い
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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