懐かしい名レーシングカーがレースを展開する
懐かしいレーシングカーたちが年に一度、静岡県・富士スピードウェイに集い、7つのクラスに分かれてレースを繰り広げたり、スポーツ走行が披露されたりするのが『富士ジャンボリー』だ。
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60年代から70年代までの、貴重な存在であるレーシングカーやノーマル車、日本車もあれば外国車も多々あり、走行するマシンの数たるや例年数百台にもおよんでいる。
レースにエントリーすることも、観客として光景を愛でることも楽しいイベントは、今年は4月7日(日曜日)に開催される。
昨年は、スポーツプロトタイプカーやスポーツカーでのヒストリックグランプリ・クラスではマクランサ、ジネッタG4、ロータス23B、アルピーヌM63などそうそうたるマシンが出場し荘厳なレースを展開していた。
日本のサーキットから世界のF1を目指していたレーシングドライバーたちもハンドルを握った、入門のフォーミュラカーである70年代のFL(フォミュラ・リブレ)マシンは、ハヤシ、マキシム、ウエスト、アウグスタ、アローなどのコンストラクターの名前が賑やか。参戦車種も豊富だ。
そのほか、富士フレッシュマン・レースでドライバーたちの若い力がみなぎっていたとともに、エンジンチューニングの高みを競い合うこともヒートアップしていたTSクラスの日産B310型サニーやトヨタKP61型スターレットのレースもある。
昨年のノーマル車両ベースにロールバーなどでレーシングカー仕様にしてあるPクラスレースでは、日産フェアレディ240Z、日産スカイライン2000GT-R、マツダ・コスモスポーツ、ホンダS800、トヨタ・スプリンター/トレノ、ポルシェ911、ロータスヨーロッパSP、オースチン・ミニクーパーS Mk-1など国内外の豪華絢爛なマシンがバトルをしてくれている。
世界に通用するドライビングテクニックを磨いていた多くの日本人プロドライバーたちをも育てていったマシンが、現在もエンスー達の手で現役レーシングマシンとしてのメンテナンスが十分に施されている。これらサーキットを疾走するマシンのエンジン音は、それぞれに個性的で街中では味わえないまさに協奏曲だろう。コンサートホールを富士スピードウェイに移す休日もいいかもしれない。
入場券にはパドックパスが付いており前売券3500円、当日券4000円、ともに中高生は1000円、小学生以下は無料。会場ではフリーマーケットやクラシックサニーの展示ミーティングなどもある。詳細は日本クラシックカー協会のホームページにて。
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