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メルセデスAMG S63 Eパフォーマンスいよいよ生産開始、限定車「AMG エディション1」も登場

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メルセデスAMG S63 Eパフォーマンスいよいよ生産開始、限定車「AMG エディション1」も登場

2023年4月5日(現地時間)、ドイツのダイムラーAGはSクラスのハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス」を正式発表し、販売を開始した。ドイツでの車両価格は20万8392.80ユーロで、5月からデリバリーが開始される。なお、デビューを記念した限定車「AMG エディション1」を期間限定で販売することもアナウンスされた。日本仕様の導入時期や車両価格など詳細は未定。

F1からフィードバックされたハイブリッドシステム
2022年12月にワールドプレミアされたSクラスのハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス」は、フロントに最高出力612psの4L V8ツインターボエンジン、リアに電気モーターを搭載するプラグインハイブリッドのスーパーラグジュアリーサルーンだ。

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システム総合出力は802ps、総合トルク1430Nmを発生する史上最強のSクラスで、0→100km/h加速はわずか3.3秒、リミッターをカットした最高速は290km/hに達する。

リアアクスルにマウントされた電気モーターは電動シフト式2速変速機と電子制御リミテッドスリップデフに統合され、V8エンジンと組み合わされる9速ATを介さず、リアアクスルに直接パワーを伝える。F1テクノロジーからフィードバックされたシステムにより、モーターのパワーをダイレクトに駆動力に変換することが可能となった。

また、 AMGアクティブロールスタビライザー、アクティブリア アクスルステアリング、AMG RIDE CONTROL+ エアサスペンションなどを標準装備、そのドライビングダイナミクス性能も注目される。

気になる車両価格は20万8392.80ユーロ(約2980万円)で、20インチ軽合金製10本スポーク ホイール、プロジェクション機能付きデジタルライトシステム、PRE-SAFE PLUS や PRE-SAFE Impulse Side を含む多くのアクティブ アシスタンス システムなどが標準装備される。

人気を集めそうな限定車「AMG Edition 1」
限定車「AMG Edition 1」は S63 Eパフォーマンスのデビューを記念した期間限定の特別仕様で、こちらにはアルパイングレーのボディカラー、クロススポークデザインの21インチAMG鍛造ホイール、レッドステッチが施された専用の AMG ナッパ レザーシート、ブラッククローム仕上げのAMGツインテールパイプ、レッドブレーキ キャリパー、AMG カーボンパッケージ エクステリア、AMG ナイト パッケージ、AMG Edition 1のロゴなどが特別装備される。

生産はアファルターバッハではなく、ダイムラーAGのジンデルフィンゲン工場のファクトリー56 の組立ラインで行われる。ファクトリー56は2020年にオープンした最新の組み立てラインで、再生可能エネルギーを使ったカーボンニュートラルな生産に取り組んでいる。

メルセデスAMG S 63 E パフォーマンス 主要諸元
●全長×全幅×全高:5336×1921×1515mm
●ホイールベース:3216mm
●車両重量:2595kg
●エンジン:V8DOHCツインターボ+モーター
●総排気量:3982cc
●エンジン最高出力:450kW(612ps)/5500-6500rpm
●エンジン最大トルク:900Nm/2500-4500rpm
●モーター最高出力:140kW(190ps)
●モ−ター最大トルク:320Nm
●システム最高出力:590kW(802ps)
●システム最大トルク:1430Nm
●EV走行可能距離:33km
●バッテリー容量:13.1kWh
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・76L
●タイヤサイズ:前255/45R20、後285/40R20
●EU総合燃費:22.7km/L
●最高速:250km/hリミッター作動(290km/hオプション)
●0→100km/h加速:3.3秒

[ アルバム : メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

8件
  • いや凄いね。メルセデスは新しいトレンドを作っている。今まではトランスミッションにモーター駆動を伝えるという事が普通でBMWも採用していたが新たにリア電子制御LSDにダイレクトに組み込む手法を取るとは。恐らくパワーロスと重量バランスの最適化、軽量化に貢献していると思われる。
    BMW、メルセデスはエンジンの生き残りを賭けてさまざまな開発をしてきた一方、販売有利性だけを優先して全車種をEV化するアウディとは全く異なる。メーカーとしての技術力、開発力が優れている事と同時にモータースポーツからさまざまなフィードバックを得られるという事も大きな違い。
    アウディはメルセデス、BMWに追いつこうとしたが、ここに来て既に追いつけない程の差をつけられている。
  • こんなパワーとトルク必要ないだろという野暮な意見もありそうですが
    カネとパワー特にトルクはあって困るものじゃないからなあ
    買える人が素直に羨ましい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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