エクスクルーシブな雰囲気が、モータースポーツ・ギャザリングの魅力
モントレーの隣町、カーメルにある高級リゾート、クエイル・ロッジ・アンド・ゴルフ・コースの名前は、すでにカーエンスージアストの間で広く知られるようになった。それはモントレー・カーウィークの期間中に、モータースポーツ・ギャザリングが開催されるためで、限られた枚数のゲスト用チケットが、実に$600を超える非常に高価なプライスであったとしても、このイベントだけは絶対に見逃すことはできないという熱狂的なファンが、毎年世界中からこの場所へと足を運ぶからだ。
今年のモータースポーツ・ギャザリングには、トータルで225台のクルマとバイクがエントリーされていた。このイベントでのメインプログラムは、11のクラスに分かれてのコンクールで、それに加えて現在では、世界のスーパースポーツ&プレミアムカーブランドによる、ニューモデルのワールドプレミアなど、さまざまなニュースがここから発信されるようになったほか、メジャーオークショネアのボナムスも、毎年ここでオークションを開催している。
さらにランチタイムになれば、会場内にいくつも用意される特設テントで、それぞれに特色のある料理を、優雅な時間の流れの中で楽しむことも可能。このエクスクルーシブな、そして落ち着きのある雰囲気こそが、モータースポーツ・ギャザリングの大きな魅力なのだ。
ベスト・オブ・ショーはATS2500GTSに
グレート・フェラーリやスーパーカー&カスタム・コーチワーク、そして年代別に分けられたスポーツカーやレーシングカーのクラスなど、それぞれに厳正なジャッジが行われた結果、2017年のベスト・オブ・ショーの栄誉に輝いたのは、1964年式のATS2500GTSだった。
ロードカーとしては最も早い時期にミドシップレイアウトを採用したGTであり、さらに近くATSが復活する予定であることを考えれば、今回の受賞はまさにベストなタイミングであったともいえる。はたして来年は、このエクスクルーシブなイベントに、どのようなエントリーがあるのか。今から楽しみになってきた。
全21枚 「モータースポーツ・ギャザリング」詳細レポ
ジ・グレート・フェラーリクラスには、70周年の年ということもあり、多数のエントリーを数えた。
ランプレディ・ユニットを積む1952年フェラーリ342アメリカ・ピニンファリーナ・クーペが姿を見せた。
フェラーリクラスのウイナーを獲得した1959年フェラーリ250GT LWBカリフォルニア・スパイダー。
こちらのブラックはSWB版の1963年フェラーリ250GTカリフォルニア・スパイダー。
流麗なスタイルで人気の高いフェラーリ250GT/Lルッソも、グリーン上でそのスタイリングを披露した。
スーパーカークラスにはフェラーリ288GTOからF40を始め、ランボルギーニの各タイプが並んだ。
ベスト・オブ・ショーの栄誉に輝いたのは、ミドシップレイアウト採用の1964年式ATS2500GTSだった。
こちらはブガッティのエリア。タイプ51を中央に、その両側にヴェイロンが並べられた。
戦前スポーツ・レーシングカークラスで存在感を放っていた1938年ベントレー4 1/4L “ブラックプリンス”
フォードGTはプロトタイプ(奥)からGT40、そして21世紀に送り出されたGTまでが並べられた。
カスタムコーチワーククラスを制したのは、素晴らしい仕上がりが評価された “シャングリラ”(手前)だ。
かつてカリフォルニアにあったFRPボディを手掛けるデヴィンのクラスが設けられ7台が参加した。
あまり下のコンクール・デレガンスだけにシボレー・コルベット・スティングレーの姿が見られた。
世界で最も過酷なロードレースだったカレラ・パネリカーナ・メヒコに参加したキャデラックもやってきた。
クエイルではちょっと場違いな雰囲気を漂わすのは1967年ランチア・フルヴィア・ラリー1.3HF。
ケン・オクヤマ・カーズはここでワンオフ・コンセプトカーの「コード0(ゼロ)」をワールドプレミアした。
アキュラはクエイル・ロッジで2018年からIMSAプロトタイプクラスに参戦予定のARX-05を披露した。
アメリカでもレース活動を行うレクサスはIMSAで活躍中のRC F GT3を前面にアピール。
ポルシェは7月のグッドウッドで発表されたポルシェ911GT2 RSを中心にディスプレー。
ランボルギーニは現行モデルのアヴェンタドールとウラカンをアピールし、注目を集めていた。
ポルシェ911のスペシャリストとして知られるジンガー・ビークルデザインは、新たな「作品」を持ち込んだ。
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