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フォード ブロンコが24年ぶりに帰ってきた! 「遊びたい」と思わせる野性派オフローダーへ

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フォード ブロンコが24年ぶりに帰ってきた! 「遊びたい」と思わせる野性派オフローダーへ

Ford Bronco

フォード ブロンコ

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ブロンコ史上初の4ドアモデルもラインナップ

フォードは日本時間2020年7月14日午前9時に新型ブロンコを発表した。同社の4×4ファミリーのフラッグシップとして、2ドアに加えて史上初の4ドアもラインナップ。車両価格は2万9995ドル(約321万円)からで、同日より予約受付を開始する。

初代ブロンコはコンパクトSUVのパイオニアとして1966年に誕生。2代目以降はFシリーズと繋がりをもつフルサイズSUVとして、5代目まで独自の路線を歩み続けたが、ファミリー向けのコンパクトなSUVやクロスオーバーが市場を席巻し始めていた1996年、モデルライフに幕を閉じた。

車台の異なる「ブロンコ スポーツ」も

6世代目となる新型は、ブロンコ史上初めてのミッドサイズSUVとして登場。中型ピックアップトラック「レンジャー」とプラットフォームを共有し、4人乗りの2ドア仕様と5人乗りの4ドア仕様をラインナップする。

さらに、より近代的なSUVらしい「ブロンコ スポーツ」も同時に発表した。同じ名前を冠するものの、こちらの車台はコンパクトSUVのエスケープと共通であり、いわゆるサブコンパクトSUVに属することになる。同じ名前で中身はまったく違うという点では、2代目ブロンコと「ブロンコ II」の関係性に近いかもしれない。

オフローダーか、クロスオーバーか

ブロンコのボディサイズは2ドアモデルのベースグレードで全長4412mm×全幅1928mm×全高1826mm、ホイールベースが2550mm。4ドアは全長4810mm×全幅1928mm×全高1854mm、ホイールベースが2949mm。

一方ブロンコと素性の異なるブロンコ スポーツの全長は4287mmで全高も1700mmちょっと、ホイールベースが2670mm。牽引能力はブロンコが3500ポンド(約1588kg)なのに対しブロンコ スポーツは2000ポンド(約907kg)と控えめで、最大積載量や渡河性能、アプローチアングルなどオフローダーとしての性能はブロンコに軍配があがる。ブロンコ スポーツは、より都会派のクロスオーバータイプといえそうだ。

自慢のパワートレイン「エコブースト」シリーズを搭載

パワートレインはブロンコが270hp/420Nmの2.3リッター直列4気筒ターボ“エコブースト”、もしくは310hp/542Nmの2.7リッターV6ターボ“エコブースト”に、ゲトラグ製7速MTか10速ATを組み合わせる。

ブロンコ スポーツは181hp/257Nmの1.5リッター直列4気筒ターボ“エコブースト”、もしくは245hp/373Nmの2.0リッター直列4気筒ターボ“エコブースト”に8速ATという構成。

屋根もドアも外した完全オープンスタイルも

ブロンコのルーフシステムは、2ドアモデルは3セクション構造(前半左右、後半部)、4ドアは4セクション構造(前半左右、センター、後半部)となっており、様々なスタイルを楽しむことができる。それぞれのルーフパネルは大人ひとりで室内から脱着が可能という。もちろんすべてのドアが取り外しできる。

エスケープベースのブロンコ スポーツは屋根とドアを取り外せないが、リヤにガラスハッチを備えて機能性を拡大している。

「遊び心」を誘う200を超える純正アクセサリー

カヌーも運べるタフなオフローダーとしての性質を受け継ぐ一方で、室内は一気に現代基準へアップデートした。意匠こそ初代モデルに着想を得ているものの、液晶ディスプレイを用いたインストゥルメントパネルや走行モード切替スイッチを備えたセンターコンソールは最新SUVならではの雰囲気。先進のインフォテインメントシステム「SYNC」にも対応している。

膨大なアクセサリーを展開しているのも新型ブロンコの特徴で、スマートフォンのアタッチメントやタブレット収納ケースから、ルーフトップテント、カラビナを装着できるフレームなど、ありとあらゆるツールを用意。遊び心をくすぐる純正アクセサリーの種類は200を超えるという。

ブロンコは2021年初頭に生産をスタート

新型ブロンコは2021年初頭に生産を開始し、同年春から北米の販売店に並び始める模様。ブロンコ スポーツは2020年内に店頭へ登場するようである。

残念ながらフォードの日本市場撤退により新型ブロンコ及びブロンコ スポーツの正規輸入は望めそうもないが、自動車好きにとってはいずれ劣らぬ商品性を備えたSUVとして魅力的な存在であるのは間違いない。

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