11月30日に開幕するロサンゼルス・オートショー2018。ここで、マツダの主力モデルである「マツダ3」の新型がデビューする。日本名「アクセラ」である。
アクセラのグローバルでのモデル名は「MAZDA3」。そのアクセラの次期型が11月30日に開幕するLAオートショーでワールドプレミアされる。
このアクセラ、マツダの今後を占う重要なモデルだ。SKYACTIV-Vehicle Architectureを採用し、エンジンには革新的なSKYACTIV-Xを搭載、デザインは魂動デザインの次世代デザインを採用。前回の東京モーターショーに登場した「マツダ 魁 CONCEPT(マツダカイコンセプト)」がベースになる。
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まずは、現行のアクセラと魁 CONCEPTを比べてみよう。
魁 CONCEPT(マツダカイコンセプト)のボディサイズは不明だが、現行アクセラと比べて、ホイールベースが長く、前後のオーバーハングが短く見える。
上のBIW(ボディインホワイト)は、次期アクセラが採用するSKYACTIV-Vehicle Architectureで、次期アクセラとかなり近いもの、ということだった。
リヤサスペンションは、現行のマルチリンク式からTBA(トーションビームアクスル)に変更される。
次期アクセラのエンジンは何を積むのだろう?
もちろん、最大の注目はSPCCI =SPark Controlled Compression Ignition=スパークプラグによる点火を制御因子とした圧縮着火を用いる革新的な新エンジン、SKYACTIV-Xエンジンだ。
とはいえ、革新的なエンジン故に、おそらくSKYACTIV-Xエンジンは高価。最上位グレードにのみ搭載されると予想する。
エンジンラインアップは現行アクセラが
エンジン
1.5ℓ直4ガソリン(SKYACTIV-G1.5)
2.0ℓ直4ガソリン(SKYACTI-G2.0)……国内では現在設定なし
1.5ℓ直4直ディーゼルターボ(SKAYCTIV-D1.5)
2.2ℓ直4ディーゼルターボ(SKAYCTIV-D2.2)
レンジエクテンダー付き
である。
新型は
1.5ℓ直4ガソリン(SKYACTIV-G1.5)
2.0ℓ直4ガソリン(SKYACTI-G2.0)……国内では現在設定なし
☆2.0ℓ直4ガソリン(スーパーチャージャー SKYACTIV-X)
☆1.8ℓ直4直ディーゼルターボ(SKAYCTIV-D1.5)
2.2ℓ直4ディーゼルターボ(SKAYCTIV-D2.2)
☆印が新採用。
の搭載が考えられる。
プレミアム路線を推進したいマツダが、次期アクセラに1.5ℓ直4エンジン(SKYACTIV-G1.5)を積んでくるかは予想が難しいが、グローバルで考えれば、SKYACTIV-G1.5はアリと考える。
また、ディーゼルは、CX-3から搭載が始まった1.8ℓ直4ディーゼルターボのSKYACTIV-D1.8がメインになるはずだ。SKYACTIV-D1.5は、エミッションを考えて徐々に消えていくはずだ。D2.2が、現行アクセラのようにトップグレードに残るか、予想が難しい。トップグレードにSKYACTIV-Xを搭載するとなると、D2.2はどうなるか。
トランスミッションは、6速MTと6速AT(ともにマツダ自社製のSKYACTIV-DRIVE)にさらなる改良を施したものだろう。現在のトレンドである8速以上の多段化については、マツダは懐疑的なようだから、次期モデルも6速、と予想しておこう。
2020年には、ロータリーエンジンを発電用に搭載するレンジエクステンダーEVが追加される。こちらについてもロサンゼルスでなにか発表があるだろうか?
いずれにせよ、新型のアンヴェールは4週間後の11月30日。
来春には日本デビューも果たすはずだ。この冬、もっとも注目すべきニューモデル、アクセラ=MAZDA3の登場を楽しみに待ちたい。
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