Bentley Bentayga
ベントレー ベンテイガ
ベントレー、新型ベンテイガを発表! 内外装をリニューアルしてデビュー!
5年振りの大幅な刷新を受けた新型ベンテイガ
ラグジュアリーSUVの頂点を再定義する。この言葉とともに2015年に発表されたベントレー ベンテイガは、これまでに2万台以上を生産するという、ベントレーにとっては爆発的なヒット作となった。同時にそれがライバルメーカーに与えた影響は相当に大きなものだった。
そのベンテイガが新型へと進化を遂げることになった。新型ベンテイガはまた、ベントレーが「持続可能なラグジュアリー・モビリティの世界的リーダーとなるための旅程である新しい事業戦略、ビヨンド100」のもとで発売される最初のモデル。その意味でも世界から新型ベンテイガに注がれる興味や視線は限りなく大きい。
第3世代ベントレーのデザインエッセンスを投入
新型ベンテイガでまず注目しなければならないのは、やはりよりダイナミックにそのデザインを変化させたエクステリアデザインだろう。
ベントレーのエクステリアデザイン責任者であるジェービー・グレゴリー氏は、その姿を評して「新型ベンテイガは一目でベントレーだと分かるデザインを踏襲していますが、オンロードでの存在感は先代モデルよりもより大きく増しています。これが進化したベンテイガの姿です。どの角度から見ても自信に溢れた佇まいのSUVです。特に高く配置された楕円形ヘッドライトが、モダンな表情を作り上げています」とコメントしている。
新型ベンテイガのエクステリアでの変化は、おもにフロントとリヤの両セクションに表れている。それは第3世代へと進化したコンチネンタルGTや、フライングスパーからインスピレーションを得たものであることは容易に想像できるところなのだが、それによってベントレーのファミリーはより明確にデザインの統一性が図られ、現代のベントレーを象徴する姿が整えられた。
82個のLEDを散りばめた楕円形のヘッドライト
最も大きな変化を見せたのは、やはりフロントセクションの造形だ。マトリクスグリルと呼ばれるメッシュグリルはさらに大型化され、より網目の面積が大きくなるとともにフロントビューからスポーティな印象を強調するために大きく貢献している。
左右のヘッドランプは先に紹介したとおり楕円形で、従来よりも30mm高い位置に配置。消灯時にはクリスタル製品のような美しさに思わず見入ってしまうが、点灯時には82個ものLEDがその高い機能性で、走行中の安全性をアシストする。
このヘッドランプは常時ハイビームで走行することが可能だが、それに伴うモードは3つ。タウン(時速30マイル以下)、カントリー(時速30~60マイル)、モーターウェイ(時速60マイル以上)の速度に応じて照射角度と距離が調節されるほか、対向車が眩しさを感じないように82個のLEDが常時点灯と消灯を繰り返す仕組みだ。またワイパーアームには22個のヒーター付きウォータージェットが装備され、冬季での安全な走りに備えてくれる。
フロントマスクがより堂々と、そしてさらにラグジュアリーに見えるのは、それが従来モデルよりさらに垂直にそそり立ち、力強さというものを演出しているからだろう。ロールス・ロイスのカリナンほどではないにせよ、ラグジュアリーSUVの頂点を主張するにはこのくらい圧倒感のあるフロントグリルは必要にして不可欠だ。
より実用性を高めスポーティに仕上げたリヤセクション
リヤデザインも大きく見直された。まずはハッチゲートが車幅のほぼ全体にわたって開閉することが可能になったことで、SUVとしての機能性を高めているのが特徴だ。新デザインのルーフスポイラーも、同様に車幅分の長さがある。またライセンスプレートはバンパー部へと移動。全体的によりスムーズな印象になった。
今回のモデルチェンジで、リヤトレッドが20mm拡大されたのも大きな話題だ。ホイールアーチ内のホイールの位置も変化し、よりスポーティなフットワークを予感できるようになった。ホイールはデザインが5タイプ。仕上げは2タイプから選択でき、サイズは22インチだ。
この新しいリヤサスペンションの設定と、世界初の電動式アクティブコントロールテクノロジーとして従来型で登場したベントレーダイナミックモード、そしてオプションのオールテレインスペシフィケーションの組み合わせによる走りは、はたしてどれほどの進化を果たしているのだろうか。ドライバーはどのような状況であっても、4タイプのオンロード用、また4タイプのオフロード用セッティングを選択することが可能だ。
インフォテインメントシステムをアップデート
究極のクラフトマンシップが感じられるインテリアの進化も素晴らしい。シートアレンジは、4座、5座、7座のいずれかから選択でき、センターフェイシア、ドアトリム、ステアリングホイール、シートのデザインが一新されたほか、インフォテインメントシステムも進化を果たしている。
搭載エンジンは、まずは4.0リッターのV型8気筒ツインターボからスタート。注目の最高出力&最大トルクは550ps&770Nmというスペックで、最高速は290km/h、0-100km/h加速は4.5秒を記録する。このエンジンはまた低負荷時には4気筒分を停止させるシリンダ・オン・デマンド機能が搭載されており、燃費はWLTPモード(複合)で11.4L/100km、CO2排出量(複合)は260g/kmと発表されている。
2020年中には6.0リッターのW型12気筒エンジンを搭載するスピード、そしてPHEVモデルのデビューも予定するというベントレー ベンテイガ。初代モデルを超える人気が、この究極のSUVに集まるのは間違いなさそうだ。
REPORT/山崎元裕(Motohiro YAMAZAKI)
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