ドゥカティのチームマネージャーであるダビデ・タルドッジは、今年限りでチームを離脱して来年からレプソル・ホンダの一員となるホルヘ・ロレンソについて、彼は新天地で全てのことを1からやり直さなければならないので、大きく遅れを取ることになるだろうと考えている。
昨年、期待外れのドゥカティ1年目を過ごしたロレンソは、今シーズンもスロースタートを切った。ドゥカティ側はそれに対して我慢の限界を迎え、彼と来年以降の契約を結ばないことを決めた。なおロレンソの後任には、ダニーロ・ペトルッチ(現プラマック・ドゥカティ)の昇格がすでに決まっている。
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一方ロレンソは、来シーズンよりレプソル・ホンダに移籍することが決定し、マルク・マルケスとタッグを組むことになる。
ロレンソは前戦オーストリアGPでの優勝を含め、今年は現時点で3勝を挙げている。ランキングでもマルケス、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に次ぐ3位につけており、ドゥカティ勢の中でも最上位だ。
タルドッジは、契約交渉においてドゥカティ側とロレンソ側の両方がミスをしたと感じているという。また彼は、ドゥカティはロレンソに対して”望んだものは全て”与えたが、ホンダでは全てのことを最初からやらなければならないので、苦戦することになるだろうと考えている。
イタリアの新聞La Gazetta dello Sportに対しタルドッジは、「マルクは得るものがあると考えているのだろう。彼が正しいのかそうでないのか、私にはわからない」と話した。
「だが私に言えることは、ホルヘは大きく遅れを取るだろうということだ。なぜなら、ここでは彼は自分についてきてくれるファミリーと、自分の望んだものを与えてくれるチームを見つけたからだ」
「ホンダではもう一度最初から全てを始め、ドゥカティで物事に適応した時よりも早くそれをしなければならない」
「我々はミスをしたので失うものがある。何かを得るのはホンダだ。しかし、将来に向けて様々なことを念頭に置いている」
またタルドッジはスペインのラジオCadena SERに対し、ロレンソが来年ホンダに移籍することをわかっていながら、結果を残しているのを見るのは”非常に残念だ”と話した。
「ホルヘは(オーストリアで)素晴らしいレースをした。彼は今やドゥカティのバイクを理解しているのだと思う」
「彼はエンジニアの話を聞き、ブレーキングを大幅に遅らせて自分の望む通りにバイクに乗ることができる」
「今後のレースでも、彼はこのレベルでマシンに乗り続けることができるだろうと私は確信している。このような成功をおさめた後で、ロレンソにさようならを言わなくてはならないのは、非常に残念だ」
「我々はホンダに優秀なライダーを差し出した。だが彼とは永遠に友人のままだ」
すでに報じた通り、ロレンソは、11月のシーズン終了後にバレンシアとヘレスで行われるテストにホンダから参加できることになっている。
2016年までヤマハに所属していたロレンソは、シーズン終了後のテストにドゥカティからテストに参加することができなかった経験がある。今回ホンダからのテスト参加が許されたことについて彼は、「良い知らせだ。ドゥカティがどれほどフェアかというこがわかるだろう」と、満足していることを明かした。
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