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石ノ森章太郎が生んだ石巻のヒーロー「シージェッター海斗」 ヤマハがニューマシン「新イスラスタ号」を贈呈

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石ノ森章太郎が生んだ石巻のヒーロー「シージェッター海斗」 ヤマハがニューマシン「新イスラスタ号」を贈呈

11年の歳月をかけて開発

 ヤマハは、7月21日に宮城県石巻市のご当地ヒーロー「シージェッター海斗」の3代目となる新マシン「新イスラスタ号」を贈呈しました。

【画像】シージェッター海斗が乗る「新イスラスタ号」を画像で見る(5枚)

 先代モデルの贈呈から11年、シージェッター海斗誕生から20周年を迎えることを記念して製造された新イスラスタ号は、宮城県石巻市の石ノ森萬画館から生まれたシージェッター海斗が操る水上バイクです。

 新イスラスタ号は、排気量1812cc、最高出力250PS/7500rpmの4気筒エンジンを搭載し、シリーズ最速のハイパフォーマンスマシンとして定評のある「GP SVHO」がベースとなっています。

 ヤマハとシージェッター海斗との関わりは、2013年から始まっており、東日本大震災で初代イスラスタ号が流失したことを聞きつけ、復興の一助になればとの願いから二代目となるイスラスタ号を寄贈したことがきっかけとなっています。

 石ノ森萬画館指定管理会社・株式会社街づくりまんぼう 代表取締役 木村仁さんは、同ヒーローによるショーについて「水が怖い、水から離れたい、そんなムードが覆っていた時期でしたが、石巻は旧北上川と海で栄えてきた町なんです。これからも水辺で暮らしていきたい、少しでも地域の人々に水辺に集まってもらいたいと願って、全国的に希な水上ショーを続けてきました。おかげさまで注目され、今も町の活性化に寄与しています」と話します。

 また、ヤマハのマリン事業本部国内事業推進部長 吉田竜也さんは、水上バイクの現状について「昨今の水上オートバイの市場環境は厳しいという現実があります。そのなかで、こうしたショーを通じて子どもたちに水上オートバイを好きになってもらえれば嬉しい」と話すとともに、贈呈式では「ウミナリ族(海斗と敵対する怪人たち)との闘いの中で、海斗も、よりパワーアップが必要だと感じてきました。おじさんたちは水上オートバイの専門家なので一生懸命新しいイスラスタ号を研究してきました。11年もかかりましたが、やっと完成したので、持ってきました。きょうは新しいイスラスタでの初めての闘いとなります。みんなの応援がより海斗を強くすることと思います」と挨拶。

 石ノ森章太郎が生み出した仮面ライダーやキカイダーに夢中になった世代ということもあって、三代目イスラスタ号の活躍を心から願っているといいます。

 なお、シージェッター海斗水上ショーは毎年7月に開催されています。

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