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マツダ、CX-5を一部改良。グレード体系を見直し、レトロモダン×スポーティの特別仕様車を追加

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マツダ、CX-5を一部改良。グレード体系を見直し、レトロモダン×スポーティの特別仕様車を追加

マツダは2023年9月4日、ミドルクラスのクロスオーバーSUV、CX-5を一部改良するとともに価格改定を実施し、同日より全国のマツダ販売店で発売する。価格は290万9500円~422万5100円。
 

今回の改良では、従来モデルで好評のブラックトーンエディションやスポーツアピアランスに加え、レトロモダンの世界観をテーマにスポーティさを融合した特別仕様車レトロスポーツエディションを設定。さらに各機種のキャラクターを際立たせるデザイン変更を実施し、メーカーセットオプションおよび標準装備の見直しを行うことで、購入検討時のグレード・装備の選択がしやすい構成としている。
 
なお、昨今の原材料価格や物流費などの高騰に伴う価格改定を実施している。価格改定と標準装備の見直しにより、継続グレードは車両価格が従来よりも5万5000円~25万3000円上昇している。
 
好調のスポーティ仕様を軸にさらなるキャラクターの鮮明化
 
マツダの基幹モデルとなるCX-5は、2016年12月に2代目へとスイッチ(発売は2017年2月)。2021年11月に実施した大幅改良では、スポーティ志向のスポーツアピアランスや、アウトドア・レジャー志向のフィールドジャーニーなどを設定し、幅広いニーズに対応するグレード体系を構成した。
 
大幅改良後はスポーツアピアランスやブラックトーンエディションといったスポーティグレードの販売が、全体の半数を占めるほど好調だったという。
 
そこで、既存グレードのキャラクターを鮮明化するとともに、好評のスポーティグレードを強化するべくグレード体系を見直した。
 
具体的には、最上級プレミアム志向としてラグジュアリー系のエクスクルーシブモードを据え、Lパッケージを廃止。スポーツ志向のグレードには、ラグジュアリー×スポーティ系のスポーツアピアランスと王道スポーツ系のブラックトーンエディションに加え、レトロスポーツエディションを追加し、さらなる拡販を目指す。このほか、レジャー志向のフィールドジャーニーとエントリーモデルのスマートエディションも継続設定。これまでスタンダードグレードとして設定していたプロアクティブは廃止された。
 
 
今回の改良では、さらなるキャラクターの鮮明化を狙い、一部グレードの内外装デザインを以下のとおり変更している。
 
■エクスクルーシブモード
縦基調のブロックメッシュパターン(ガンメタリック)のフロントグリルや、シルバーのフロント&リヤバンパーセンターガーニッシュ、高輝度ダーク塗装の19インチアルミホイールを採用。インテリアではハニカムシルバーのデコレーションパネル(インパネ/ドアトリム)やライトグレーのステッチ(シート/コンソールリッド/ドアアームレスト/ニーパッド)を採用するなどして洗練された上質さを感じさせるデザインに仕立てた。
 
■スポーツアピアランス
エクステリアでは縦基調のブロックメッシュパターン(グロスブラック)のフロントグリルを採用。インテリアでは運転席&助手席シートベンチレーションを追加するなどして、スポーティ×ラグジュアリーさをさらに強化している。
 
■フィールドジャーニー
インテリアではシートパイピングとステッチにライトグレーを採用したほか、パーフォレーション加工を施したレガーヌ(スウェード調生地)をシート座面に採用。エアコンルーバーベゼルをサテンクロームメッキに変更。フロントグリルのアクセントカラーを廃止するなどして、実質的な機能性と仕立てのよさを感じさせるデザインとしている。
 
■特別仕様車レトロスポーツエディション
ブラックトーンエディションをベースに、エクステリアではジルコンサンドメタリックをイメージカラー(ほかのカラーも選択可能)としてドアミラーやホイール、シグネチャーウイングをブラックで統一。
インテリアは、レトロな雰囲気を醸し出すテラコッタカラーとスポーティさを際立たせるブラックでコーディネート。各所にテラコッタカラーのステッチを施すとともにレガーヌのシート表皮を採用している。
 
なお、ブラックトーンエディションとスマートエディションについては内外装に変更はない。
 
オプションの標準装備化で快適・利便性向上を図る
 
このほか、グレード別にメーカーオプションとして設定していた装備の一部を標準化するなどしている。標準化されたのは快適・便利装備が中心で、地上デジタルTVチューナー(フルセグ)や360°ビューモニター+フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)、アドバンストキーレスエントリーシステム&アドバンストキー×2は全車に標準化。10.25インチセンターディスプレイはスマートエディションを除き標準装備化(スマートエディションではオプションで選べなくなった)している。
 
グレード別では、スポーツアピアランスにボーズサウンドシステム+10スピーカーを標準装備化。
 
フィールドジャーニーとブラックトーンエディションにはクルージングトラフィックアシストやワイヤレス充電器(Qi)、ワイヤレス接続(Apple CarPlay対応)、外部接続ハブUSB端子(タイプC:フロント×2、タイプA:リヤ×2)を、上級モデル同様に標準装備化した。
 
また、フィールドジャーニーにはハンズフリー機能付きパワーリフトゲートを、ブラックトーンエディションにはパワーリフトゲートを標準装備化した。
 
なお、上記装備は、エクスクルーシブモードには標準装備されているものだ。
 
ボディカラーは新たにプラチナクォーツメタリックを追加。全8色を設定する。
 
パワートレーンに変更はなく、2.2L直4ディーゼルターボ、2.5Lおよび2.0L直4ガソリンエンジンを用意。6速ATと組み合わされる。FFおよび4WDの設定グレードは下記のバリエーションと価格を参照いただきたい。
 
 
[CX-5のバリエーションと価格]( )内は旧価格、*は特別仕様車
〈4WD・2.2Lディーゼルターボ・6速AT〉
XD エクスクルーシブモード…422万5100円(417万100円)
XD スポーツアピアランス…413万1600円(390万600円)
XD レトロスポーツエディション*…397万6500円(―)
XD フィールドジャーニー…383万9000円(362万4500円)
XD ブラックトーンエディション…378万9500円(358万6000円)
XD スマートエディション…345万9500円(331万6500円)
 
〈4WD・2.5Lガソリン・6速AT〉
25S スポーツアピアランス…381万2600円(358万1600円)
 
〈4WD・2Lガソリン・6速AT〉
20S レトロスポーツエディション*…365万7500円(―)
20S フィールドジャーニー…352万円(326万7000円)
20S ブラックトーンエディション…347万500円(330万5500円)
20S スマートエディション…314万500円(299万7500円)
 
〈FF・2.2Lディーゼルターボ・6速AT〉
XD エクスクルーシブモード…399万4100円(393万9100円)
XD スポーツアピアランス…390万600円(366万9600円)
XD レトロスポーツエディション*…374万5500円(―)
XD ブラックトーンエディション…355万8500円(339万3500円)
XD スマートエディション…322万8500円(308万5500円)
 
〈FF・2.5Lガソリン・6速AT〉
25S スポーツアピアランス…358万1600円(335万600円)
 
〈FF・2Lガソリン・6速AT〉
20S レトロスポーツエディション*…342万6500円(―)
20S ブラックトーンエディション…323万9500円(307万4500円)
20S スマートエディション…290万9500円(276万6500円)
 
※掲載写真はいずれもプロトタイプ 

マツダ、CX-5、CX-30、マツダ3に特別仕様車「レトロスポーツエディション」を設定。レトロモダンの世界観とスポーティさを融合

〈文=ドライバーWeb編集部 写真=山内潤也〉

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みんなのコメント

6件
  • CX-5が売れ続けるのは、常に高いクオリティを維持しているからだよね。
    フルモデルチェンジまで放置してると、設計の古さが目立ってるけど、マツダはそれがない。
  • いい加減にしろ
    ヴェゼルをパクったことを謝罪するのが先だろ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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