■完全再現した「DIY ラ・フェラーリ」に称賛の声
「フェラーリ」や「ランボルギーニ」などのスーパーカーを自らの手で再現するDIY系ユーチューバー「Vu Van Nam」氏。
同氏はフェラーリ「ラ・フェラーリ」を自作で再現した「DIY ラ・フェラーリ」とも呼ぶべきモデルにさらなるカスタマイズをおこなう動画を2023年4月9日に公開しており、これに対しSNSなどではこのクルマについて様々なコメントが集まっています。
【画像】これが自作!? もはや本物超え!「DIY ラ・フェラーリ」と「製作工程」を見る(98枚)
Vu Van Nam氏は、ベトナムで農業を営む傍ら、世界各国のスーパーカーを金属パイプや粘土、FRP(繊維強化プラスチック)などを用いて自作しています。
今回はフェラーリ「ラ・フェラーリ」を再現した「DIYラ・フェラーリ」とも呼ぶべきクルマを、250日間で作り上げ、さらにボディーカラーの変更などクオリティを一段と高めるカスタマイズをおこないました。
ラ・フェラーリとは2013年に登場したスーパースポーツカー。フェラーリ初のハイブリッドカーであり、パワートレインには最大出力963馬力、最大トルク91.7kgf-m以上を発揮するV型12気筒エンジンと電気モーターを搭載しています。
同車は499台限定で生産され、新車価格は約1億6000万円。また過去におこなわれたオークションでは、7億9500万円で落札された事例もあり、数あるフェラーリ車の中でも特別な存在となっています。
Vu Van Nam氏がこれを忠実に再現したDIYラ・フェラーリの製作は、まずラ・フェラーリのミニカーを使用して各部の寸法を計測することから始まりました。
その後、ボディ全体を構成する骨組みを金属パイプで組み上げ、ビニールと粘土を貼り付けて車体の詳細な形状を整えた後、FRPで凹型を製作。
それを元に完成品となるボディカウルを再びFRPを使用し作り上げます。
クルマの駆動系は、廃車寸前のトヨタ製セダンからエンジンや車軸などを移植。タイヤやサスペンションなどを丁寧に取り付け、土台のフレームのみで完全に走行可能な状態にした後、先程のボディカウルや骨組みと一体化します。
なお、灯火類などのパーツ類もすべて自作。一体化の際にこちらも組み付けられます。
内装もボディカウル同様にFRPで自作し、最後に全体に塗装を施すと、すっかり本物にしか見えない「DIYラ・フェラーリ」が完成。ドアの開閉機構も実車と同じくバタフライドアを採用するなど、細部までしっかり再現されました。
今回の映像では、当初は赤かったボディカラーを黄色に変更。さらにエンジンカバーまでFRPで自作し、まるで「V12エンジン」が搭載されているように見え、クオリティの高さに磨きをかけました。
※ ※ ※
完成したDIYラ・フェラーリは、そのクオリティや再現性の高さもあって日本でもSNSなどで大きく話題になり、その投稿の多くが「お見事です!」「いい雰囲気出てる」「インテリアの再現レベルも高い…」「とにかくアイデアに感動した!」「普通に働きながら、合間で製作しているところがまた凄い」など、その完成度と技術力の高さや製作への熱意に衝撃を受けたという声でした。
また「作る度にスキルアップしている…」「メーカーも顔負けの作業だね」「今後も研鑽するのでしょう!」という、スーパーカーをDIYする度に向上する技術力に感心するコメントや、「ミニカーからの採寸は笑う」「のどかな田舎の風景とスーパーカーとのギャップにやられた」と、製作方法や撮影している環境の面白さに注目した人も。
そのほか「これで十分、と言うよりこれが欲しい」「1000万で売ってくれないかな…」「庶民には雰囲気だけ楽しめるこっちの方が良い!」と、このDIYフェラーリに乗りたい、あるいは購入したいなどの意欲を示す声もありました。
最後に「日本のように厳しい車検が無ければ作りたいな」という、自動車にまつわる安全基準や検査が無かったならば自分でも製作してみたいと考える人も、少数ながら存在するようです。
Vu Van Nam氏によると、この「DIY ラ・フェラーリ」にかけた金額はここまでで10億ドン(約574万円)とのこと。年々再現クオリティを上げていくVu Van Nam氏の次回作に、さらなる期待が高まります。
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みんなのコメント
ホントそれ。
経過的に以前から見てるが…腕上げてきてるのは確かだね。