現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ローパワーでもコーナーが速い! ドラテクだけで勝負できるスポーツモデル5選

ここから本文です

ローパワーでもコーナーが速い! ドラテクだけで勝負できるスポーツモデル5選

掲載 更新
ローパワーでもコーナーが速い! ドラテクだけで勝負できるスポーツモデル5選

 素直な操縦性を持つクルマがカギとなる

 本当に速いクルマは、ストッピングパワーも強力で、コーナリングスピードも速く、トラクションもよくかかって、最高速もきっちり伸びる。ハイパフォーマンスカーはそうした万能性を求めるが、“サーキットの狼”の時代から、「コーナリングマシン」、「コーナリング性能No.1」といった称号には、何とも言えない魅力がある。

【お宝】もしも車庫に眠っていれば高値が付く超人気の中古車4選

 しかし、コーナリングマシンとは何なのか。俊敏性、操縦性のいいクルマ? コーナリング中の気持ちがいいクルマ? コーナリングフォースの高いクルマ? 旋回Gが高いクルマだろうか?

 じつは、定常円旋回のタイムを測定してみると、いわゆるスーパースポーツもちょっとスポーティーな普通のセダンもそれほど大きな違いはない……。というわけで、なかなかコーナリングマシンを定義するのは厄介なのだが、とりあえず、“直線番長”の対義語、動力性能よりコーナリングでタイムを稼ぐ類のクルマで、なおかつ素直な操縦性を持つクルマと考えて、その代表的な車種を挙げてみよう。

 1)マツダ・ロードスター

 月並みだが、やはりマツダの歴代ロードスターは、コーナリングマシン、ハンドリングマシンの優れたベンチマークとして外せない一台。前後重量バランスの良さ、サスペンションストロークの豊富さ、ジオメトリーの良さ、適度な剛性、車重の軽さといった要素から、よく曲がり、限界が掴みやすく、滑り出しても挙動がマイルドでコントロールがしやすい。エンジンパワーが大人しいという意味でも、ハンドリングが際立ち、稀代のコーナリングマシンといえる。

 2)マツダRX-8

 マツダからもう一台。RX-8をプッシュ。マツダには、開発者が「どんなサーキットでもインからライバルを刺せるハンドリングマシン」と語ったRX-7もあるが、RX-7よりホイールベースが伸びたにもかかわらず、“よく曲がる”RX-8は、操縦性+安定性=操縦安定性でRX-7の上を行く。NAのロータリーエンジンで、パワーよりもコーナリング勝負という意味でも、コーナリングマシンの名にふさわしい。

 3)BMW Mクーペ

 レイアウトからして、コーナリング最優先としか思えないちょっとヘンタイ的なFR(褒め言葉)。ほとんどアンダーステア知らずで、なおかつピーキー過ぎず、懐深いハンドリングは1990年代のベストハンドリングマシンといっても過言ではなかった。

 4)ロータス・エリーゼスポーツ

 軽快、俊敏、アンダー知らず。かといってナーバスではなく、リヤのスタビリティもしっかりしているという点で、ロータス・エリーゼスポーツのバランスはピカイチ。ライトウエイトのミッドシップスポーツのお手本で、こういうクルマは、10年経っても、20年経っても、ハンドリングマシンとしての評価は下がらない。

 5)ホンダ・インテグラタイプR(DC2)

「FFは曲がらない」とは言わせない。インテRの存在価値はまずそこにある。とにかくこのクルマはちゃんと曲がって気持ちいい。下手な後輪駆動車など目じゃないほどきちんと曲がる。そのうえ、VETCエンジンとの組み合わせによって、クラス最速の速さを誇った点も評価できる。ホンダでは、S2000や一時ハンドリング性能世界一と評されたNSX(初代)も秀逸なコーナリング性能を誇るが、この二台はNAながら類を見ない強力なエンジンを積んでいるので、総合点が高いクルマに分類しておく。

 その点では、MINIのジョンクーパーワークス(BMW)もFFだが、旋回性が高くて気持ちがいい。危ない感じはしないが、四つのタイヤがきちんと仕事をしていて、大人のコーナリングマシンといったところ。そのほか、“サーキットの狼”で絶賛された、ロータスヨーロッパやランチア・ストラトス、ディーノ246なども、凄いコーナリングマシンだったのだろうが、残念ながら筆者はロータス・ヨーロッパ以外乗ったことがないので……。

 いや、池沢さとし先生がコーナリングマシンとおっしゃる以上、不朽のコーナリングマシンだと思って間違いない。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

294.8399.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

355.91520.0万円

中古車を検索
RX-7の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

294.8399.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

355.91520.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村