現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 上級セダンより広い! 室内快適の広々軽自動車ランキングトップ5

ここから本文です

上級セダンより広い! 室内快適の広々軽自動車ランキングトップ5

掲載 更新
上級セダンより広い! 室内快適の広々軽自動車ランキングトップ5

 今どきのスペース系軽自動車は座席の広さと荷室の広さを両立!

 室内空間の下克上! 広さに命をかけて開発されているのが軽自動車。それも限られた全長・全幅のしばりのなかでパッケージ、全高・室内高で勝負するスペース系軽自動車だ。しかも、2017年にもっとも売れた国産車はホンダN-BOX。そして2位のプリウスに続き、3位がタント。1位と3位、どちらもスペース系軽自動車なのである。そこで、ここでは軽自動車の「上級セダンが真っ青になる下克上! 的室内空間の広々度」をランキングにしてみた。

ホンダN-BOXより低価格で登場! 新型スズキ・スペーシアは走るスーツケース

 1位は販売台数でもダントツのN-BOX。2017-2018年日本カー・オブ・ザ・イヤーで「スモールモビリティ」特別賞を受賞したデザイン、走り、パッケージ、燃費、先進安全運転支援機能などで評価される1台だ。

 後席は身長172cmの筆者のドライビングポジションの背後に座ったとき(以下同)のひざまわり空間(身長172cmの筆者のひざ頭から前席背後までの距離)、頭上空間はそれぞれ最大450mm、265mm!!

 続いてタントの同365mm、330mmなのだが、意外なのはムーブキャンバス。タントとムーブの中間的パッケージにして、同350mm、130mmと、さすがに頭上方向は限られるものの、後席ひざまわり空間に関してはタントとそう変わらないのだからびっくり。

 最新のスペース系軽自動車のスペーシアはN-BOXを超えてくるのかな? と思いきや、同340mm、280mm。eKスペースは同330mm、290mmである。

 後席ひざまわりスペースは後席を最後端位置にセットしたときの数値だが、N-BOXの450mmに対してeKスペースの330mmが”狭く”感じるのは大きな間違い。330mmでさえ、とびっきりに広い。たとえば後席に座って決して狭いとは感じないクラウン、CX-5、BMW3シリーズでも同190mm。しかもスペース系軽自動車の後席は2人掛けながら足もとフロアは完全フラットで広々。足の置き場の自由度が高いと、長時間の着座でも疲れにくいものなのだ。

 だが、室内空間の快適度は広さだけでは語れないのも事実。後席についてはシートクッション長もポイント。短いと太股裏の密着度が足りず、落ち着かない着座感となり、また疲れやすいのだ。その視点で上記5台を見ると、後席クッション長にもっとも余裕があるのはムーブキャンバスの驚愕の540mm!! 続いてタントとeKスペースの500mm。N-BOXとスペーシアは480mmである。

 ここでまたまたN-BOXとスペーシアの480mmが短く見えてしまいそうだが、それも勘違い。大型ミニバンのオデッセイの2列目席でも480mm。メルセデスベンツEクラスでさえ500mmなのである。もちろん、軽自動車の全長は3395mmに限られているから、後席ひざまわり空間に余裕を持たせると、荷室の奥行きが狭まる理屈。

 確かに以前は後席が広いと荷室奥行きはギリギリ……だったが、今ではエンジンルームの小型化やパッケージの進化で後席の広さと荷室の奥行きを両立しているクルマも少なくない。

 その最大のキーポイントが後席スライド機構。N-BOXを例に挙げると、身長172cmの筆者のドライビングポジション背後の後席ひざまわり空間は、実際には240~450mm。シートスライドを最後端位置にセットすると最大値の450mmになるものの、荷室奥行きは最小限の330mmになる。

 ところが後席を前方にスライドさせ、ひざ回り空間が十二分に広い240mmにセットしたときの荷室奥行きは540mmまで拡大(ステップワゴンやヴォクシー&ノアなどのボックス型ミニバンで400~500mm)。そもそも荷室高(室内高)がたっぷりあるため、これなら相当大きな荷物も積み込めるはずだ。

 ちなみにN-BOXは助手席ひざまわり空間、および後席足もとフロア面積も最大級。ひざまわり空間は助手席ロングスライド機構が功を奏し340mm(身長172cmの筆者のひざ頭からインパネまでの距離)! スペーシアでも205mmなのである。

 そしてN-BOXの後席足もとフロアは奥行き640mm、幅1240mmもある。ホンダ純正のHonda Dogシリーズのアクセサリー「ペットフロアクッション」を2枚敷くことができ、後席足もとフロアに愛犬を快適にくつろがせることさえできるのである! さすがにこれはどんなに大きなセダンでも不可能。スペース系軽自動車、恐るべし、である。

 最後に軽自動車の後席ひざまわり空間中心の室内空間の広さランキングを整理すると、 1位 N-BOX 2位 タント 3位 ムーブキャンバス 4位 スペーシア 5位 eKスペース となる。順位はつけたものの、どれを選んでも後席居住空間はびっくりするぐらい広いことに変わりはない。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

FIA F2参戦のロダン、最終戦でFIA F3王者フォルナローリを起用。フォーミュラE参戦のマローニの代役
FIA F2参戦のロダン、最終戦でFIA F3王者フォルナローリを起用。フォーミュラE参戦のマローニの代役
AUTOSPORT web
快適ボックスシートから広々フルフラットへの変更も簡単! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
快適ボックスシートから広々フルフラットへの変更も簡単! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
もう[トヨタ]が開発してるだと!!!!!!!!!!! 次期型[GR86/BRZ]は1.6Lターボ+ハイブリッドでほぼ確定か!?  
もう[トヨタ]が開発してるだと!!!!!!!!!!! 次期型[GR86/BRZ]は1.6Lターボ+ハイブリッドでほぼ確定か!?  
ベストカーWeb
トヨタWRC、大荒れのデイ2を好位置で乗り切る。ラトバラ代表は「明日もトリッキーになる」と警戒/ラリージャパン
トヨタWRC、大荒れのデイ2を好位置で乗り切る。ラトバラ代表は「明日もトリッキーになる」と警戒/ラリージャパン
AUTOSPORT web
ARTグランプリ、ホンダのフランス法人とパートナーシップを締結。CR-VとZR-Vが提供される
ARTグランプリ、ホンダのフランス法人とパートナーシップを締結。CR-VとZR-Vが提供される
AUTOSPORT web
優れた燃費が自慢[アコード]!! [レクサスES]と比較した明確な違い
優れた燃費が自慢[アコード]!! [レクサスES]と比較した明確な違い
ベストカーWeb
レッドブル&HRC密着:フロントタイヤへの熱入れを苦手にするRB20。弱点が露呈し初日は2台とも下位に沈む
レッドブル&HRC密着:フロントタイヤへの熱入れを苦手にするRB20。弱点が露呈し初日は2台とも下位に沈む
AUTOSPORT web
タイトルに王手のフェルスタッペンが苦戦、ミディアムで17番手「タイヤが機能せず氷の上を走っているよう」/F1第22戦
タイトルに王手のフェルスタッペンが苦戦、ミディアムで17番手「タイヤが機能せず氷の上を走っているよう」/F1第22戦
AUTOSPORT web
見かけ倒しでもいいじゃん! ルックスと性能が釣り合わないスポーツモデル5選
見かけ倒しでもいいじゃん! ルックスと性能が釣り合わないスポーツモデル5選
ベストカーWeb
2025年WEC暫定エントリーリストが発表。ハイパーカーは2社が撤退もLMGT3と同数の18台が参戦
2025年WEC暫定エントリーリストが発表。ハイパーカーは2社が撤退もLMGT3と同数の18台が参戦
AUTOSPORT web
【角田裕毅F1第22戦展望】昨年の反省をもとにセットアップを2種類用意。FP2で「だいたいの方向性は見つかった」
【角田裕毅F1第22戦展望】昨年の反省をもとにセットアップを2種類用意。FP2で「だいたいの方向性は見つかった」
AUTOSPORT web
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ベストカーWeb
勝田貴元、パンクで後退も挽回「まだ諦められない。ファンの声援が力になる」/ラリージャパン デイ2
勝田貴元、パンクで後退も挽回「まだ諦められない。ファンの声援が力になる」/ラリージャパン デイ2
AUTOSPORT web
いよいよ正式発表!? デザイン一新の[新型フォレスター]登場か! トヨタHV搭載でスバル弱点の燃費は向上なるか
いよいよ正式発表!? デザイン一新の[新型フォレスター]登場か! トヨタHV搭載でスバル弱点の燃費は向上なるか
ベストカーWeb
荒野にポツンと1軒のカフェ!?…25ドルでキャンプサイトを確保。オーストラリアはトレイルも何もかもナメてかかってはいけません!【豪州釣りキャンの旅_10】
荒野にポツンと1軒のカフェ!?…25ドルでキャンプサイトを確保。オーストラリアはトレイルも何もかもナメてかかってはいけません!【豪州釣りキャンの旅_10】
Auto Messe Web
ローソン初日15番手「路面コンディションに苦労。今日の学習を役立て、トップ10に食い込みたい」/F1第22戦
ローソン初日15番手「路面コンディションに苦労。今日の学習を役立て、トップ10に食い込みたい」/F1第22戦
AUTOSPORT web
ボッタス、PUエレメント交換で5グリッド降格が決定。RB勢はエキゾーストを交換/F1第22戦
ボッタス、PUエレメント交換で5グリッド降格が決定。RB勢はエキゾーストを交換/F1第22戦
AUTOSPORT web
タナクが王座目指して猛加速。僚機2台はクラッシュ&失速、トヨタに選手権逆転の光明【ラリージャパン デイ2】
タナクが王座目指して猛加速。僚機2台はクラッシュ&失速、トヨタに選手権逆転の光明【ラリージャパン デイ2】
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

169.0192.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0288.4万円

中古車を検索
N-BOXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

169.0192.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0288.4万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村