■マツダは「コスモ」を復活させたい!?
マツダの「コスモ」と言えば、1967年に登場した「コスモスポーツ」を始祖とするシリーズで、その後は「コスモAP」「コスモ」「ユーノスコスモ」と車名と内容を変えつつも1996年まで販売の続いた、マツダの代表的なする車種のひとつです。
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残念ながら、先述したユーノスコスモの販売終了以降は、コスモの名を継ぐ市販車の無い状態が続いていますが、じつはマツダからコンセプトカーとして新型コスモを予告するようなモデルが公開されていました。
そのモデルが、2002年に開催された「東京オートサロン」でお披露目された「コスモ21」です。
同車はマツダスピードの名義で出展され、“初代コスモスポーツを現代に蘇らせたらどんなクルマになるか”というコンセプトで製作されたもの。
ボディの各部には、コスモスポーツをモチーフとする意匠が取り入れられ、カバー付きの丸型ヘッドライトや上下分割式のテールランプ、サイドの特徴的なプレスラインなど、懐かしくも個性的なディテールを採用しつつ、メッキによる装飾を抑えて現代的なスタイリングに仕上げています。
また見どころとなるのがノーズ先端に装着された特別なエンブレムで、これはコスモスポーツに用いられたものと同じデザイン。
現在とは異なる形状だった1960年代当時のマツダエンブレムと、筆記体の「Cosmo21」を組み合わせ、さらにサイドミラーもレトロ風のフェンダーミラーとすることで、このコスモ21がまさに現代に蘇ったコスモスポーツであることを見事に演出していました。
そんなコスモ21の中身は、公開された2002年に新車販売していた2代目「ロードスター(NB型)」をベースに製作されており、開発を担当したのはマツダ産業(現マツダE&T)。
詳しい人であれば、フロントウインドウやドアの形状などにロードスターの片鱗を感じられるかもしれませんが、モチーフとなったコスモスポーツ自体がオープンカーにハードトップを被せたようなキャビン形状だったことや、コスモ21の製作にあたって大規模な改造が行われているため、これを外見のみで見抜ける人はそうそういないでしょう。
一方でインテリアは、ダッシュボードやドアトリムなどにロードスターと共通の形状が使用されています。
しかしドアトリムやカーペットにはダイヤキルトをあしらったほか、左右の座席にはコスモスポーツと同じ千鳥格子模様を採用するなど、内装もしっかりと現代版のコスモスポーツであることを主張しました。
そして注目のパワーユニットには、コスモシリーズの伝統に則り「ロータリーエンジン」を搭載。
このユニットは、自然吸気の2ローターにより250馬力を発揮する次世代ロータリーエンジンの「RENESIS」で、この翌年に市販化となったロータリースポーツカー「RX-8」に採用されるものが載せられていました。
※ ※ ※
このように、マツダ自らが初代コスモスポーツを現代に蘇らせたコスモ21。
展示からの反響も大きかったため、台数限定で販売されるという予想もありましたが、残念ながら結局市販化には至らず、再びコスモの車名は過去の歴史的なモデルとして、今も眠りについています。
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みんなのコメント
はるか昔のモーターショーの車を、いまさら引っ張り出してくるとかも話になりません。
しかもこれ当時から”ダサすぎる”として大不評でした。
所詮はロードスターベースのカスタムカーで、そこに装備されている装備品のセレクトが酷い。
特にそのホイールのどうしようもなさといったら…。
こんな昔話ではなく、最新の自動車の情報をしっかりと出してくださいよ。
いつもピント外れなものばかりで飽き飽きです。