現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「プシュー音」「ハの字タイヤ」! 一大ブームを巻き起こしたクルマのなつかしカスタム4つ

ここから本文です

「プシュー音」「ハの字タイヤ」! 一大ブームを巻き起こしたクルマのなつかしカスタム4つ

掲載 41
「プシュー音」「ハの字タイヤ」! 一大ブームを巻き起こしたクルマのなつかしカスタム4つ

チューニングやドレスアップにも流行がある

 時代が変わればトレンドも変わる。それは機能が最優先と思われるチューニングも一緒で、昭和にしろ平成にしろ時代を象徴するブームがあった。スポーツカーの人気やいくつかの規制緩和によって、愛車のカスタムが一般的になってきた平成の前半、いったいどんなパーツが流行していたのだろうか?

なんといまでも生産していた! 「エクイップ」「ロンシャン」「アパッチ2」オヤジ感涙の昭和の人気ホイール7選

機能よりも迫力が重視された「デカっぱね」

 エアロパーツで記憶に強く残っているのは、トランクにベタ付けする『デカっぱね』だ。発祥と思われるメーカー名から『ウェーブっぱね』とも呼ばれ、シルビアなどリヤ駆動のドリフト仕様を中心に爆発的なヒットを放つ。後ろへどれくらい延長するかに加えて跳ね上げの角度、後端の形状などメーカーごとの個性も非常に豊かだった。

 空力でリヤ(駆動輪)にトラクションをかけるという性能より、見た目のインパクトやデザインの好き嫌いで選ぶ人が多かったのも、ドリフトが競技化されていなかった黎明期ならではかもしれない。

正面から見たらハの字な「鬼キャン」

 同じくドリフト仕様で定番とされていたのは、フロントのタイヤに強烈なキャンバー角を付ける、いわゆる『鬼キャン』と称されるスタイルだ。本来はコーナリング時におけるタイヤの接地面積を稼ぐための手段だが、当時は性能より「タイヤが寝ているほどエラい!」と考える人も多かった。キャンバー調整式のピロアッパーマウントをネガティブ方向に全振りするのは当然、ドリフト用の車高調はブラケットに長穴加工を施してキャンバーを付ける製品も。

 ただしタイヤは極端に片減りするし直進安定性もブレーキの利きも悪く、ハブベアリングなど駆動系の負担も大きいとデメリットは少なくないし、極端なキャンバー角は走りにも決してプラスに働くとはいえないのだ。ドリフトの競技化によりスピードを求めるようになったり、タイヤやサスペンションのセッティングが進化したことで、当時のような鬼キャンを見る機会は激減したといっていい。

跳ね上げの見た目もカッコよかった「砲弾マフラー」

 次は円筒状のサイレンサーを備えた通称『砲弾マフラー』だ。以前の社外マフラーといえば楕円形のサイレンサーがお約束だったが、排気効率がよく音量も大きめで見た目もスマートな砲弾型の人気が急上昇。アペックスの『N1マフラー』をはじめとする商品が各メーカーから発売され、カテゴリーを問わずチューニング業界を華やかに彩った。なお砲弾マフラーは単に一過性のブームで終わることなく、現在もマフラーの代表的なデザインのひとつとして続いている。

アクセルオフでのサウンドがカッコいい「ブローオフバルブ」

 最後はターボ車のブローオフバルブ。具体的にはブリッツの大ヒット作『スーパーサウンドブローオフバルブ』で、タービンの保護という本来の目的はモチロン追求しつつ、チューニングカーらしい大気開放の音にもこだわった。アクセルをオフにすると鳴り響くサウンドは注目を浴びること請け合いで、装着すると街なかで意味もなくアクセルをオン/オフしたくなったものだ。

 スーパーサウンドブローオフバルブは数回のモデルチェンジを経て、今も『スーパーサウンドブローオフバルブBR』として販売されている。ひとつの時代を作っては消えたトレンドや、流行り廃りを超えて定着したアイテムたち。数十年後に令和のチューニングやドレスアップを振り返ったとき、未来のクルマ好きはどんな感想を抱くのだろうか?

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「アルピーヌA110RGT」が初のヨーロッパラウンド以外となるラリージャパン2024に参戦!
「アルピーヌA110RGT」が初のヨーロッパラウンド以外となるラリージャパン2024に参戦!
LE VOLANT CARSMEET WEB
バイクニュース今週のダイジェスト(11/18~22)
バイクニュース今週のダイジェスト(11/18~22)
バイクブロス
超クラシック! ホンダが新型「ロードスポーツ」発表で反響多数! ロー&ワイドの「旧車デザイン」に「スタイル最高」の声! 女性にも人気らしい新型「GB350 C」が話題に
超クラシック! ホンダが新型「ロードスポーツ」発表で反響多数! ロー&ワイドの「旧車デザイン」に「スタイル最高」の声! 女性にも人気らしい新型「GB350 C」が話題に
くるまのニュース
タイヤに記された「謎の印」の意味とは? 気になる「赤と黄色マーク」の“重要な役割”ってなに? 気づけば消えるけど問題ないのか?
タイヤに記された「謎の印」の意味とは? 気になる「赤と黄色マーク」の“重要な役割”ってなに? 気づけば消えるけど問題ないのか?
くるまのニュース
上質な乗り心地が最高! 軽二輪クラスのスクーター5選
上質な乗り心地が最高! 軽二輪クラスのスクーター5選
バイクのニュース
メルセデス・ベンツの新世代4名乗りオープンカーのCLEカブリオレに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+カブリオレ」を設定
メルセデス・ベンツの新世代4名乗りオープンカーのCLEカブリオレに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+カブリオレ」を設定
カー・アンド・ドライバー
アキュラIMSA車両ドライブしたフェルスタッペン、デイトナ24時間は出ないの?「出るには十分な準備をしたいけど、今は不可能だ」
アキュラIMSA車両ドライブしたフェルスタッペン、デイトナ24時間は出ないの?「出るには十分な準備をしたいけど、今は不可能だ」
motorsport.com 日本版
約183万円! 三菱「新型“5ドア”軽SUV」発表に反響多数! 「走りがいい」「好き」の声!半丸目もカッコイイ「ミニ」が話題に
約183万円! 三菱「新型“5ドア”軽SUV」発表に反響多数! 「走りがいい」「好き」の声!半丸目もカッコイイ「ミニ」が話題に
くるまのニュース
新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
くるまのニュース
2025年は赤・黄・黒の3色 スズキ「V-STROM 250SX」2025年モデル発売
2025年は赤・黄・黒の3色 スズキ「V-STROM 250SX」2025年モデル発売
バイクのニュース
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
レスポンス
KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
モーサイ
新しい2.2Lディーゼルエンジンと8速ATを搭載したいすゞ「D-MAX」および「MU-X」がタイでデビュー
新しい2.2Lディーゼルエンジンと8速ATを搭載したいすゞ「D-MAX」および「MU-X」がタイでデビュー
カー・アンド・ドライバー
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
AutoBild Japan
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
くるまのニュース
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
レスポンス
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
VAGUE
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
WEB CARTOP

みんなのコメント

41件
  • 湾岸パネとかも流行ったな(笑)
    どれも懐かしいカスタムでした。
  • 未だにシャコタン鬼キャン居る居る。
    そんなクラウンがうちの前に
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2550.02800.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
ターボの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2550.02800.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村