ディスコの愛称で親しまれるランドローバーの7人乗りSUV「ディスカバリー」が、現行型初のマイナーチェンジを実施。その内容は、フェイスリフトに始まり、パワートレイン、インフォテイメントシステム、先進の運転支援機能など幅広い項目に及ぶ。
ランドローバーが誇る高い走破性とファミリーにも最適な快適性に磨きを掛けた新ディスコの特徴をご紹介しよう。
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文/大音 安弘、写真/ジャガー・ランドローバー・ジャパン
【画像ギャラリー】ディスコが愛称のランドローバー ディスカバリーがMC
■現行型ディスコ初のマイナーチェンジ
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、2021年7月8日、ランドローバーのフルサイズSUV「ディスカバリー」の2022年モデルの発売を発表した。新価格は、780万円~1031万円となる。
ランドローバーは、年次改良を基本とし、これまでも各モデルごとの商品力の向上を図ってきた。それは2017年登場のディスカバリーも同様。
最新型となる2022年モデルは、大幅改良となる初のマイナーチェンジを実施している。フェイスリフトを含むデザインのリフレッシュに加え、パワートレインの刷新や新たな先進装備の搭載、後席の快適性向上など、その内容は多岐にわたる。
ランドローバー・ディスカバリー2022年モデルが登場。現行型初のMCが実施され、大幅な改良を受けている
■力強さを増した外装と機能向上が図られた内装
エクステリアでは、フロントグリル、前後バンパー、LEDヘッドライト、テールランプなどのデザインを一新。従来型では非設定だったスポーティな「Rダイナミック」仕様を設定。もちろん、上品なテイストの標準デザインも継承されている。
ファミリーなどの多人数乗車のニーズに応えるべく、3列目シートを全車に標準化。また複数名での移動が中心となることが多いディスコのキャラクターから2列目後席シートの形状変更に加え、クッションの角度や厚みを見直すなどし、快適性の向上が図られている。
シートレイアウトは3列7人乗りが標準に。後席の快適性の向上も図られた
■先進機能を強化し、さらに何処でも安心に
先進機能の強化もトピックのひとつ。
従来型でも衝突被害軽減ブレーキやアダクティブクルーズコントロール(ACC)、車線内維持支援機能、側後方接近車警報、駐車支援機能などを標準化していたが、2022年モデルでは、3Dサラウンドカメラ、リヤコリジョンモニター、リヤトラフィックモニターなどの運転支援機能を追加。
インフォテイメントシステムも最新型の「Pivi Pro」が全車に標準化される。
先進機能が強化され、カーナビ付のインフォテイメントシステムも全車標準となる
■全車マイルドハイブリッドに
やはり最大の変更点といえるのは、パワートレインだ。2022年モデルは、全車がマイルドハイブリッド仕様となる。
搭載されるエンジンは、ガソリンとディーゼルの3.0Lの直列6気筒ターボ。マイルドハイブリッドは、48Vのシステムでベルト インテグレーテッド スターター ジェネレーター(BiSG)とリチウムイオンバッテリーを組み合わせたものとなる。
それぞれの性能は、ガソリンエンジンが最高出力360ps/5500~6500rpm、最大トルク500Nm/1750~5000rpmを発揮。クリーンディーゼルが最高出力300ps/4000rpm、最大トルク650Nm/1500~2500rpmとなり、いずれも低回転から強大なトルクが得られるSUV向きなエンジンを搭載する。
燃費消費率は、現時点では未発表なので、マイルドハイブリッドによる恩恵は不明だが、重量あるボディで発進と停車、加減速が繰り返される市街地での燃費向上とCO2削減には効果を発揮するだろう。
マイルドハイブリッドの採用で巨大なトルクを生む3.0Lの6気筒が継承されたのは、朗報だ
エンジン変更を受けながらも、パワフルな6気筒エンジンが継続されたのは、ディスコファンにとって朗報だ。ただ現状では、復活を果たし、日本に再上陸した質実剛健なディフェンダーの人気はうなぎ登り。その陰に隠れてしまった状況だ。
ただファミリーカーとしては、日常からオフロードまで活躍できる快適性と上質さに勝るディスカバリーが、よりベストとなる人もいるはずだ。今回の6気筒ガソリンターボの継承は、キャラクターの差別化を明確にし、ランドローバー内の住み分けを図る狙いもあるものと見られる。
多様性という面で強みを持つディスカバリーが、マイルドハイブリッド化で、より活躍することを期待したい。
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みんなのコメント
だが新型ディスカバリーの日本仕様は、分別化したようでランドローバー車が標準仕様のトレーラーヒンジなどは、もう装着されない。
日本のユーザーの殆どが、トレーラーなどを牽く免許を持っていない現実が有っての措置なんだろう?