5月17日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦を前にしたオートポリスで、サーキットの所在地である大分県日田市と、日本レースプロモーション(JRP)との間で、モータースポーツ振興と地域活性化を目的とした『地域連携パートナーシップ』の連携協定書交換式が行われた。
この協定は4月26日に締結が発表されていたもの。JRPは2024年からスーパーフォーミュラを開催する国内5サーキットの周辺⾃治体との連携強化に向け、主旨に賛同する⾃治体と順次『地域連携パートナーシップ』の締結を進めており、開幕戦の行われた三重県鈴⿅市に続き、日田市は2都市目の締結先となる。
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このパートナーシップは「国内におけるモータースポーツ振興と地域活性化を図ること」を目的としており、JRPからは各種メディアやイベントを通じた各⾃治体のPRや、スーパーフォーミュラに関する映像や肖像が無償提供される。また、各⾃治体においては、地元サーキットで⼤会が開催される期間だけでなく、他の地域で⼤会が開催される期間も、年間を通じてサーキットの内外にてスーパーフォーミュラの権利を活⽤したPR活動を⾏うことが可能となるという。
今回の協定書交換式には、椋野美智⼦・日田市長、三好理⽂・オートポリス社長、そしてJRPから近藤真彦会長、上野禎久社長が出席。近藤会長は「サーキットと地域と一緒になってこのレースを認めてもらい、ファンを増やして行こうというテーマがあります。この後はもちろん、(モビリティリゾート)もてぎ、富士スピードウェイ、そして仙台(スポーツランドSUGO)とステップアップをして、ファンを増やして行こうという企画です」と説明、連携協定の拡大に意欲を示した。
また、2023年8月に就任した椋野市長は「本市は福岡県と熊本県に近接した、北部九州のほぼ中央に位置しておりまして、江戸時代には天領として栄えた街であります」と挨拶した。
「そのイメージが強く、またオートポリスが熊本空港から近いということもあり、じつはスーパーフォーミュラが日田市で開催されていることをご存知ない方もたくさんいらっしゃるような状況でございます。ですから、今回このような形で連携協定を結ばせていただくことにより、日田市は歴史文化だけでなく、モータースポーツなどのアウトドアスポーツを含めた多面的な魅力を持っていることを発信する機会をいただけることは、本当にありがたいことだと思っています」
椋野市長はさらに、モータースポーツの魅力について「クルマ、エンジン、タイヤ、ドライバー、チームが合わさり、そこに天候や作戦もあって、いろいろな面から楽しめる。初心者は音とスピードで楽しめると思うのですが、だんだん深く知っていくとどんどん魅力が増すスポーツ」と話し、「どこでもできるわけではないので、この日田にサーキットがあることはありがたいですし、ぜひみなさんに知っていただきたいと思います」と語った。
なお、日田市は2020年より、同市出⾝の漫画家である諫⼭創さん原作による⼤ヒット漫画『進撃の巨⼈』とのコラボレーションを推進、『進撃の巨⼈ in HITA ~進撃の⽇⽥~』プロジェクトを通じて、さまざまな地域振興策を実施しているが、今回のオートポリス戦では、サーキットの随所に『進撃の巨人』と関連したスポットが出現。コース上では第3セクターにかかる『さよりんブリッジ』から顔をのぞかせる“巨人”の姿も印象的だった。
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よう、5年振りだな…