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BMWの2輪版”M”シリーズ第1弾・M1000RR降臨 〈212psハイパフォーマンス仕様〉

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BMWの2輪版”M”シリーズ第1弾・M1000RR降臨 〈212psハイパフォーマンス仕様〉

S1000RRの究極スポーツ版

専用のMパーツ満載! エンジン&電気にも+α

【税込500万円】BMW「M1000RR」の価格と発売時期が決定! 高い? 安い?

BMWの旗艦スーパースポーツ・S1000RRに、究極スポーツ版「M1000RR」が誕生した。従来もMパフォーマンスと呼ばれるオプションパーツや、それらで武装したMパッケージというグレードが存在したが、車名に”M”を冠した今回の仕様はまさに別格だ。

―― 【’21 BMW M1000RR M MOTOSPORT/M COMPETITION PACKAGE】300km/hでダウンフォース値=16.3kgを発生する。 ●国内参考予定価格:500万円 ●発売時期:’21年初夏

――【”M”=BMW伝統の特別仕様】BMWの4輪車において’70年代から続くモータースポーツ向け特別仕様がMモデル。妥協のない造り込みが特徴で、今回初めて2輪に設定された。

そもそもMモデルとは、BMWの4輪車に代々設定されてきたモータースポーツ向け高性能バージョン。本作もエンジン内部と車体を根本から磨き上げてはいるものの、サーキット専用のHP4レースと異なり、公道走行が可能。SBKの公認取得マシンとして投入し、勝利を狙うのが目的だ。

変更点はとにかく膨大! エンジン内部は専用パーツで軒並み変更され、最高出力は5ps増の212psに到達。レブリミットも500rpm上乗せの1万5100rpmに高めた。

―― パワーカーブは6000rpm以降ですべて上回り、ピークでもキッチリ上乗せ。最大トルクは変わらないが、中速域以降で厚みを増している。いずれも実戦向けの特性だ。

車体にはBMW初のウイングレットを投入。カーボン製のダクト形状で、なんと50km/hの低速域からダウンフォースを発生。300km/hでは前後で計16.3kgもの荷重を生み出す。実際、スーパーストック選手権参戦ライダーのテストタイムは、スペックで上回るSBKワークスマシン&ライダーと比べ、わずか2.1秒落ち。いかにウイングが効果絶大かが窺える。

電脳は最新の6軸IMUを採用。走行モードは既存の4種類に加え、レース向けの3パターンを追加。スロットルレスポンスの2段階切り替えや3段階のエンジンブレーキ調整なども可能だ。

さらにカーボンホイールを標準装備し、足まわりや各部の車体ディメンジョンも専用だ。これらの過激な内容ながら、USB電源や追従式クルーズコントロール、グリップヒーターは健在の模様。公道の快適性も損なわないのはさすがBMWだ。

―― [左] ’19 S1000RR Mパッケージ [右] ’21 M1000RR Mコンペティションパッケージ [写真タップで拡大]

――【独特な形状のMウイングレット】BMW初のダクトウイングはカーボン製。独特な”M”字形状が低速から車体安定性に寄与し、最高速も犠牲になっていない。

――【専用トップブリッジにアナログサスペンション】左が「M1000RR」で右が「S1000RR」。上下クランプは専用のアルミ削り出しで20g軽量化され、メーターはメインキーONで”M”のロゴが表示される。フロントフォークは26.5mmオフセットされたマルゾッキ製φ45mm倒立。RRの電子制御サスペンションに対して機械式となり、リヤサスペンションも新設計だ。前後トラベルはフロント=120mm/リヤ=118mm(RR:117mm)。 [写真タップで拡大]

――【内部パーツを軽量化】チタン製の吸排気バルブ&コンロッドのほか、軽量化したロッカーアームを新採用。2本リングのアルミ鍛造ピストンや吸気ポート、可変ファンネルも新作だ。

――【純正風もアクラポビッチ】マフラーは一見して純正風だが、アクラポヴィッチのチタン製。トータルで計7780gと圧倒的に軽い。レース用キットも販売予定だ。

――強化型のMブレーキ】4輪Mシリーズと同様にロゴが入る新設計キャリパー。ニッシンとの共同開発でRRよりも約60g軽量。ピストンには熱に強い亜鉛ニッケルコートを施す。

――【Mパーツは質感も魅力だ】外装パーツは細部に至るまでカーボンを奢り、”M”のロゴ入り。見事な高級感だ。ステップは最新の回転アジャスタブル式となる。

―― 【性能&品質抜群のMパーツでフル武装】エンジンは新設計パーツがテンコ盛り。0.1g単位で軽さを追求し、さらなる高回転化を実現した。軽いMキャリパーやMカーボンホイール(Mコンペティションパッケージ)、3657gの軽量化を達成したマフラーなどにより、全身では5kgマイナス。キャスター角の変更やリヤアームの延長で、軸間距離は17mm増となった。さすがにこの内容だけに、予定価格は500万円にアップしている。

※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

※本記事はニュースメディア配信用に一部抜粋・再編集されたものであり、全文詳細はオリジナルサイトに掲載されています。The post BMWの2輪版"M"シリーズ第1弾・M1000RR降臨 〈212psハイパフォーマンス仕様〉 first appeared on WEBヤングマシン|最新バイク情報.

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みんなのコメント

9件
  • 来年度のWSBKはこの進化したBMWにファンデルマークも乗るしホンダもNewマシン2年目、ヤマハもドカも更に強化したライダー陣で今年以上に毎回レベルUPしたレース展開が見れそう。
  • やっぱり欧米のメーカーはブランディングが上手いなー。

    ブランド力をつけるから高くても買う人がいるし、型遅れでも値崩れしない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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