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スバル「クロストレック」のエクステリアデザインは?「頼もしさ」と「身軽で躍動的なスタイル」を表現!【プロ徹底解説】

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スバル「クロストレック」のエクステリアデザインは?「頼もしさ」と「身軽で躍動的なスタイル」を表現!【プロ徹底解説】

スバルのエントリー・クラスとなるのがコンパクトなクロスオーバーの「クロストレック」です。最新の現行モデルは、2022年12月に価格が公開されて、導入が始まりました。その最新「クロストレック」のエクステリア・デザインには、どのような狙いがあるのか。そして、どのような特徴があるのかなどを解説します。文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

アクティビティの相棒であり、愉しさ=FUNを提供する

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新型「クロストレック」は、いわばスバルのコンパクト・モデルである「インプレッサ」のクロスオーバー版です。昨年の暮れに登場した最新モデルでは、名称をこれまでの「XV」から「クロストレック」に変更して、世界市場での名称を統一しました。
そんな最新の「クロストレック」の開発に使われたキーワードは、「愉しさ=FUN」であったとスバルは説明します。これまで、スバルの「XV」のユーザーの多くが「車に自転車やスキーなど、様々なアクティビティを本当に楽しんでいた」というのです。そこでスバルは、「新型でも同様に、より多くの人に色々な新しい体験をしてもらい、笑顔にする車にしたい」と考えたというのです。


具体的には、先代モデルと同様に備えている「実用性・安全性の高さ」「特徴的なスタイリング」「本格的なSUV性能」を磨きあげつつ、特に「アクティブ」という個性を強化したというのです。
商品コンセプトは「休日が待ち遠しくなる、アウトドア・アクティビティの“相棒”」というもの。そして「愉しさ=FUN」という価値を提供する。それが新型「クロストレック」であるとスバルは説明します。

見ているだけで“FUN”を期待させるデザイン

エクステリア・デザインの狙いは、「見ているだけでクロストレックと過ごす“FUN”を期待させる」というもの。コンセプトは「頼もしくありながらも、身軽で躍動的なエクステリア」です。
デザインは「ギヤを積み、一人で出かけ、現地で仲間と集合。アクティビティを楽しみながら数日間を過ごすスタイル」をイメージしたとか。「頼もしさ」は、大きなヘキサゴングリルを使った立体的なフロント・フェイスや、4輪が大地に踏ん張るかのようなスタイルで表現されています。また、「身軽で躍動的なスタイリング」は、機敏な走りをイメージさせる前傾した車全体の姿勢、スピードを感じさせる張り出したフェンダーやプロテクターの造形で表現されています。

軽快かつ精悍なイメージを求めたフロントマスク

フロント周りのデザインで印象的なのが、大型のフロントグリルです。太く厚みを持った外枠とクロスプレート(筋交い)のようなメッシュ形状とすることで、SUVらしい力強さが表現されています。グリルを左右に走るバーは、ヘッドランプまで続くことで、突き抜けた一体感と勢いを感じさせます。精悍でシャープな顔つきです。
フロントのフードは高い位置にあり、厚いフロントマスクを実現。エンジンフードの左右の外側を盛り上げた形状とすることで、フェンダーの張り出し感を強調します。筋肉質でたくましいデザインとなっています。

ヘッドライトは、LEDハイ/ロービームを全車で採用。ランプを小さくすることで、モダンで軽快なデザインとしています。上級グレードの「リミテッド」では、スバル車の特徴であるライトのCシェイプを、より際立たせるLEDポジションランプに、さらにLEDコーナーリングランプとステアリング連動機能を追加しています。

グラッディングを拡大して、頼もしさを増したサイドビュー

サイドビューの注目点は、大きくなったグラッディング(フェンダーのホイール周りの保護プレート)です。フロントフェンダーの後ろ側には、ホイールハウス内の空気を抜くエアアウトレットを設置。走行中の空気の流れを整えることで、直進安定性向上に貢献します。
また、グラッディングを横から見たときに、上部の後ろ側に向けて切り上がった前傾形状とすることで、前進感を醸成。プロテクター機能による逞しさと、躍動感を生み出します。

ルーフレールも、下側を大きくした台座とすることで、踏ん張り感を演出。頑丈さと積載性のよさをアピールします。ルーフレールなしのグレードでも、ベースキャリアを取り付けるフィックスポイントが標準装備されています。
ホイールは17インチと18インチの2種。18インチは、リム形状に厚みを持たせることで、強さを表現。切削面は、スパイクピンや歯車をイメージしてデザインされています。17インチは、ホール部分を斜めにデザインすることで、スピード感を演出します。こちらは前面が力強いイメージのダークメタリック塗装となっています。

フェンダーの張り出し感と安定感を表現するリヤビュー

リヤビューの特徴は、その全体の造形にあります。キャビン後部を絞り込み、リヤゲート形状を大きく傾斜させることで、軽快さとスピード感が表現されています。一方で、フェンダーの張り出しを強調することで、4輪が大地に踏ん張るような、安定感のあるシルエットとしています。

LEDリヤコンビネーションランプにも、立体的なCシェイプの意匠を採用。ヘッドランプと同じようなモダンでシャープな印象を生み出します。
リヤバンパーの下部を、ディフューザー形状としているのも特徴です。この存在がスピード感と軽快感を生み出します。また、リヤバンパーの左右に、エアアウトレットを設置。バンパーの中にある空気を排出することで、走行中の車体の揺れやふわつき感を抑制します。

ボディカラーは新色2色を含む合計9色

ボディカラーは9色。そのうち2色が、新型モデルように新たに追加されました。新色は「オフショアブルー・メタリック」と「オアシスブルー」。「オフショアブルー・メタリック」は、深みのあるブルーで、「広がる波間」のような静かで力強さを表現します。控えめなメタリック質感が、アクティブさと上質さも感じさせます。「オアシブルー」がイメージしたのは「砂漠の泉(オアシス)」です。清涼感のあるブルーで、どこまでも走っていきたくなるような新型「クロストレック」の特徴を表現しています。
それ以外の7色は「ピュアレッド」「マグネタイトグレー・メタリック」「クリスタルホワイト・パール」「ホライゾンブルー・メタリック」「アイスシルバー・メタリック」「クリスタルブラック・シリカ」「サファイアブルー・パール」です。ブルー系が多いのが特徴です。

コンパクトなクロスオーバーである「クロストレック」。新型モデルは、よりアクティブさを増したデザインとなっているのが特徴です。スキーなど、アウトドアでのアクティビティを楽しむ人だけでなく、常にアウトドアの雰囲気を味わっていたいという人にもおすすめのデザインでしょう。

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