白ベースは決まっているが別に黒でなくてもいい
パトロールカーの略称から「パトカー」と呼ばれる警察車両。そのボディカラーは白と黒の2トーンが採用されている。この色としているのには、なんらかの法的規則があるのだろうか? 結論からいえば黒である必要はない。
「パトカーの待ち伏せ時の駐禁は? 速度違反は?」など緊急車両の交通ルールとは
道路運送車両の保安基準ではパトカーや救急車などの緊急自動車に関する項目もあるが、車体の塗色として定められているのは『消防自動車にあっては朱色とし、その他の緊急自動車にあっては白色とする』となっているのだ。
つまり、白と黒の2トーンカラーは厳密にはNGのようにも読める。ただし、ボディカラーの大部分が白であれば緊急自動車の車体塗色として適合するという条件も記されているので、白をベースに黒を加えているという解釈となるのだろう。もちろん、「覆面パトカー」などと呼ばれる警察車両についても「犯罪捜査のために使用する自動車」などは例外とする旨が明記されているので問題ない。
さて、そのパトカーが白と黒の2トーンになった由来は諸説あるが、だいたい1950年代には全国的に広がったと言われている。その目的は一般ユーザーの乗っている自家用車と区別するためだという。面白いのは海外でもパトカーは白をベースとした2トーンカラーが主流で、白と黒もあれば、白と青、白と緑といった組み合わせも見られる。もっとも、イギリスなどシルバーをベース色としている国もあり、世界共通というわけではない。
また、白と黒のカラーリングはパトカー専用というわけではない。AE86レビン/トレノのパンダカラーと呼ばれる白黒2トーンはよく知られていることだろう。なお、日本でパンダブームが起きたのは日中国交正常化を果たした1972年のこと。
ボディカラーが似ていることからパトカーのことをパンダと呼ぶこともあるが、パンダの来日よりもパトカーの白黒2トーン化のほうが20年近く早かったわけで、時系列的にはパンダの色を参考したというわけではない。
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