死角が少なく車幅感覚が掴みやすいにもかかわらず消えていった
1980年代前半まで、国産乗用車のサイドミラーはフェンダーミラーオンリーだった。というのも1983年までは、保安基準でボンネット付きのクルマのミラーは、フェンダーミラーに限ると規定されていたため。
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しかし、すでにドアミラーが普及していた欧米の自動車メーカーからすれば、このルールは輸出拡大のネックになると抗議があり、1983年から国内でもドアミラーが解禁になる。それから36年。タクシーなどを除けば、もうすっかりフェンダーミラーは見かけなくなってしまった。
フェンダーミラーは死角が少なく、視線の移動が少なくて済む、車幅感覚が掴みやすくなるなどの長所もあるのだが、ボディへのデザインの影響が大きく、形状的に歩行者保護にも適さない、コスト的にも高くつくなどの理由であっという間に廃れていった。とはいえ、いきなりフェンダーミラーが消えたわけではなく、わりと最近まではオプションでフェンダーミラーが選べる車種もいくつかあった。
いまのクルマのデザインには合わない!
それでもフェンダーミラーが消えたということは、要するに需要がなかったということ。割高で、しかも選ぶ人がいなければ、メーカーもわざわざ作るわけがない。実際、いまのクルマにフェンダーミラーをつけるとなると、明らかにデザイン的にミスマッチで、それをあえて選ぶ人はよほどフェンダーミラーにこだわりがある人だけ。当然かなりの少数派だろう。
かつては初代のホンダ・シティのように、フェンダーミラーのあのステーの長さが、魅力的なデザイン要素になったクルマもあったが、あれは例外。
オーテック・ザガート・ステルビオのように特殊なフェンダーミラーを持ったクルマもあったが、あそこまで凝ったフェンダーミラーをつけても……。
ではなぜタクシーだけはフェンダーミラーが残っているのか。これも諸説あるが、タクシーの場合、屋根の上にのっている「行灯」(あんどん=社名表示灯)とともに、フェンダーミラーがタクシーのシンボルになっていることが大きいからだ。
余談だが、フェンダーミラーのほうが視認性がいいと言われているが、バブルの頃のタクシーは運転が荒いドライバーが多く、その頃、バイクに乗っていたライダーは、お客を見つけたタクシーに幅寄せされ、ヒヤッとした経験が多い。そうした経験から、フェンダーミラーは視認性がいいと言われても、いまひとつ信用しきれない元ライダーも少なくない……。
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