「成長」した2代目
日産が第2世代となる新型ジュークを発表した。先代はコンパクト・クロスオーバー流行の先駆けとなったモデルだが、新型はパフォーマンスと実用性が向上し、「成長した」と日産では主張している。
欧州5都市のイベントで公開された新型ジュークは、英国でも注文受付が始まっており、価格は1万7395ポンド(約222万円)からとなっている。
初代ジュークは2010年に発売され、以来100万台近い売り上げを記録した。このクルマが実質的にコンパクト・クロスオーバー・クラスを開拓したが、そこに新たなライバルが過剰に参入したため、旧態化したジュークは苦戦を強いられていた。
日産は昨年、欧州で6万7763台のジュークを販売したが、2011年から2013年には年間10万台以上も売れていた。これに対し、例えばルノーのキャプチャーは、2018年に12万1970台が販売されている(数字はジャトー・アナリスティック社の調べによる)。
新しくなったジュークのデザインを確認してみよう。
サイズ 全長4.2mに
第2世代として全面的に刷新されたジュークは、ラインがよりシャープになり、主張の強い新デザインのグリルが採用された。
一方で、大きな丸型ヘッドライトとその上の細いデイタイム・ランニングライトや、クーペ風の「フローティング・ルーフ」と呼ばれるデザインなど、初代の個性的な特徴もいくつか受け継いでいる。アロイホイールは大径化して19インチとなった。
欧州日産の製品企画担当副社長を務めるポンズ・パンディクシラによると、ジュークは「成長」し、向上したパフォーマンスを提供できるように開発されたものの、「運転する楽しさは変わらず、依然として際立ったものになる」という。
新型ジュークは、ルノー・日産・三菱アライアンスの「CMF-B」プラットフォームをベースにしている。これはルノーの新型キャプチャーやクリオにも使われているものだ。新型ジュークは全長4210mm、全幅1800mm、全高1595mmと、初代より75mm長く、15mm幅広く、30mm高くなった。
内装は? 後席/荷室
サイズが大きくなったにもかかわらず、高張力鋼を多用する新プラットフォームによって車両重量は先代より23kg軽くなっているという。
剛性も上がり「安定性、パフォーマンス、コーナリング性能が改善された」と日産では主張している。
日産によれば、後部座席の膝周りは58mm広くなり、荷室は先代の354Lから422Lへと大幅に拡大したという。
インテリアは快適性の向上にも力が注がれ、最新型キャシュカイと同じく「モノフォーム」構造のシートが標準になった。オプションでアルカンターラやレザーの表皮も選択できる。
エンジン 1.0L3気筒ターボ
英国で発売時に用意されるエンジンは1種類のみ。マイクラ(欧州モデルのマーチ)と共通の1.0L直列3気筒ターボで、最高出力117psを発生する。ギアボックスは6速マニュアルと7速オートマティックから選べる。
将来的に他のエンジンを導入する計画について、日産はコメントしていない。だが、同じプラットフォームを使用するルノー・キャプチャーにはプラグインハイブリッドも設定されているので、新型ジュークにも今後、電動化パワートレインが採用される可能性はある。
また新型ジュークには、ステアリングやブレーキの自動制御も含む日産の運転支援システム「プロパイロット」の最新バージョンが初めて搭載される。インフォテインメント・システムの「ニッサンコネクト」は、8.0インチ・タッチスクリーンを使った最新世代のもので、アップル・カープレイやアンドロイド・オートにも対応。
オーディオは、8個のスピーカーを備えるボーズ製サウンド・システムにアップグレードすることも可能だ。
英国納車 11月~
英国で販売される新型ジュークには、5種類のトリムが設定される。エントリー・レベルの「ヴィジア」が1万7395ポンド(約222万円)から、そして最上級の「テクナ+」は2万3895ポンド(約305万円)となっている。テクナ+では、ボディ、ルーフ、インテリアに複数のカラーを組み合わせることもでき、バンパーとサイドシルもカスタマイズできる。
発売当初のラインナップには、限定生産の「プレミア・エディション」も設定される。テクナ+をベースにしたこの特別仕様車は、英国では2万3995ポンド(約306万円)からという価格で、限定140台のみが販売される。
新型ジュークも先代と同様、引き続き英国サンダーランド工場で生産される。最初の納車は11月になる予定だ。
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